2020年01月30日

マイク: MIKEを子も読了!/ちょっと出来過ぎだね、とは言っていたが、本当に自分の欲しいものを言語化する助けになったらしい


子も、やっぱりそう思うよね?という感想だった。そう、出来過ぎた。昼メロを美しく飾りたいためだとしか思えないような豪華な設定がどうしても鼻に付く。とてもよいお話なのにね。

これを読んで子が将来の方向転換を考えるかと思ったら、全然そんなことはなかった。そのかわり子は自分が何を欲しているのかを明確に言語化することができたようだ。抽象的すぎてフワフワとしていた目標を言葉に置き替えることができた。つまりどんなに抽象的なものであっても言葉に置き換えることができたならば実現可能な具体的なものになるのだなぁ。

将来の夢そのものを欲しているとどうしても思えなかったので、折に触れては質問してゆさぶりをかけていたのだが揺らがなかった。それがなぜなのかがはっきりした。そしてそれならば、と親としても応援する気になった。それほどまでに明確な理由だった。

そしてそれはきっと、その将来を目指せば手に入る。ちょっと(かなり、かも)茨の道だけれどねぇ。

マイク: MIKE
アンドリュー ノリス(Andrew Norriss) /作
最所 篤子/訳
2019/10/3
小学館
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マイク: MIKE (児童単行本)

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2020年01月14日

マイク(MIKE)/母が図書館で見つけて読了、子に勧めてみた/前半だけなら純文の感動だった。後半は不要だったなぁ。

図書館の新入荷の棚にあったので借りてみた。小説らしくない装丁も目を引いた。子に勧めたら内容を聞かれたのだけれど、この本は何も知らずに読むほうが良いような気がしたのでそのように伝えた。面白いことは確かだし、前半だけならば中学生が読めば人生の布石というか灯台になるような気がする。

ということで、内容に触れます(いわゆるネタバレ)。





心理学で言う「投影」を扱っている。多重人格の一歩手前という解釈でも良いのかもしれない。主人公のミドルネームであるマイクと名乗る人物が登場して、主人公に本当の本音を気がつかせる。主人公の本当の本音に気がついている人(のちの妻)には主人公同様にマイクが見える。この設定で前半だけで本が終わっていれば、すばらしい純文学になったんじゃないかな、と思った。私は素人なので本当にそうなのかどうかは断言はできないのだけれど。

ここで終わったほうが良いのではないかと思えた場面はいくつかある。主人公が最後の試合と決めて参加した試合の始まった瞬間とか、ふらりと入ったウォーターワールドで魚の知識を買われてスカウトされる場面で終わるとか。

前半だって豪華なテニス漬けの生活、週に3回も受けられるプライベートな心理面接。精神科医を旅行先から呼び戻す贅沢など、それでなくても一部の天才的な才能あふれる裕福層の話だ。

それでもマイク(投影)が効果的に表れて、意味深いお話が進んでいる。

が、後半からはマイクはもう「投影」ではない。

裕福層の世界が炸裂する。勉強をしっかりしていないのに縁故(推薦?)で大学が決まるとか、海底で沈んだ宝物を見つけてしまうとか。主人公の血統の良さ、血統が引き寄せる幸運、そしてご都合主義でマイクが登場して主人公を大金持ちにしてしまうフィッシュ・ストーリーというかトール・テール。もはや昼メロだ。テレビドラマとか映画化などになった場合に見栄えのよい設定を選んだと思えるような、少々よこしまな発想が透けて見えたのは私だけかな。

マイクの正体が大成功をおさめた主人公(未来の主人公)だという謎解きはたしかに無難な落としどころにも思える。が、そこで終わってしまうとそれこそただのマンガチックなミラクルになる。

好意的に解釈して、将来こうなりたいという自分を明確にして(マイクを自分で創造する)目標に定めるとそうなれるよ、という暗示なのかとも思う。けれど、そうだとしたらマイクが「投影」の結果現れたのだという大前提が崩れる。

面白いかどうかといえば面白かったし、自分の将来を考えるきっかけとしても悪くはないと思ったので、子に訊かれたときには軽く勧めた。けれど、子が自分とのギャップで主人公を突き放してしまい白けてしまうというリスクはあるのだと、後になって気がついた。あとがきに作者、解説に「おおたとしまさ」氏の言葉があり、その点を補強しているようには思う。作者も気にしているし、気になっているのは私だけではなかったんだろうな。

今どきの世の中は、このようなキラキラとした物語しか受けないのかな。もしかしたらそれだから作者も後半を付け加えたのかな?あるいは映像(映画とか)になった場合に絵になるからと考えたのかな?とも思ったり。子がまだ小学生で世の中のことがまだよくわかっていなければ、楽しく読めるんだろうに、と思ったり。


マイク: MIKE
アンドリュー ノリス(Andrew Norriss) /作
最所 篤子/訳
2019/10/3
小学館
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2020年01月10日

スベらない同盟(にかいどう青)母も読了!/読んでよかった!いじめの現実、切ないお話だと思ったら、実は?!(ネタバレします!)

母(私)も読んだ。ものすごく深く考えさせられる本当にすてきな良書だった。

以下、ネタバレします。






前記事書くためにあらすじを読んでいたので、前半のとても穏やかでいかにも青春らしい輝く日々の描写を素直に楽しめず、平和であればあるほど体に力が入ってしまった(笑)。それはそれで本当に肝の冷える目の離せない読書だったのだけれど名作アニメの「君の名は。」同様、あらすじを知らずに読むほうがより衝撃が強いだろうなぁ。

このような展開の中を主人公はどう立ちふるまって打開するんだろうかと、本当に冷や冷やした。少し前に青春学園モノのテレビドラマで「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」というのをやっていた。描写がちょっと刺激が強すぎて子は1話で早々にリタイアしてしまったのだが、このドラマの主人公がとった手段に似ている。自分で悩むのは止めてすべてを公に晒し、判断を公側にゆだねてしまうのが一番良いのかなと気がついた。いじめというのはいじめられた被害者が悩むから解決しないのかもしれない。公に晒す勇気を持つだけで解決するものだということだ。なるほどなぁ。

それにしても「嫉妬」によるいじめはこのような構造なんだなと、とてもわかりやすく描いてある。いじめる側の正当性は揺らぎないらしい。なにをどうしたらそのようなメカニズムが正当化されるのか私には永遠に理解できそうにないのだが、自分に理解できなくても現実にはそこら中にうごめいているのだろうし、それが成立して集団によるいじめに発展するということは大多数の人間の中に当然に存在するメカニズムなんだろうということを素直に認める必要があるのだなぁ。

、、、と感動しながら本を閉じてから気がついた。後半に判明するのだけれど主人公は女の子だ。男の子だと思い込んで読んでいたから上記のようにしみじみと感動した。が、主人公を最初から女の子だという設定で頭の中で読み直す(構成しなおす)してみて気がついた。これ、ただのモテモテ女の子のお話じゃん?これがミステリーであれば後出しで思いっきり卑怯だ!と叫びそうになるけれど、乱暴な男子には告られたのを断っているわけだし、毎日仲良くつるんでいるのも男子(ジュン)。もしも乱暴男子もジュンもイケメンで、転校生のケイがださださでいけてないのに実はイケメンだとしたら?そして主人公の周りには全然仲のよさそうな女子の気配がないわけだ。

元気の良さだけで(天然、女子っぽいじめっぽさがないので勘違いしそうだけれど見ようによってはかなりのわがまま、本物のわがままではないけれど自然と押しが強いのでそのように思えてしまう)カースト上位にいて自分の意見がまかり通るのが普通だと思っている。主人公のいるクラスには主人公と転校生のケイしか存在していないかのような雰囲気がまかり通っているのかもしれない。主人公の陰で何かと我慢しているクラスメートがどれだけいることかと。本当は我慢する必要はないのだけれど主人公の元気の良さに押し切られる静かなタイプは結構多いのではないかな?嫉妬とかそういうレベルではなくて、そのような力の偏在に反発を覚える人がいてもおかしくない。

けど、世の中はもてる人はもてる。そうでない人はそうではない。世の中がどれだけ不公平に出来ているかということをこれでもかと見せつけられたような気もしてきたら、最初に読んだ時に感じた深遠な感動はあっさりとどこかに消えてしまった(笑)(笑)(笑)。

主人公の性別をこんな風にトリッキーに扱う必要があったのかな?男の子同士の友情物語ではいけなかったんだろうか?



スベらない同盟
にかいどう 青
2019/9/12
講談社

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スベらない同盟

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過去記事「スベらない同盟(にかいどう青)/日曜日の朝、起きぬけに読み始めてあっという間に読了、青春ものかな?」 → こちら



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2019年12月06日

スベらない同盟(にかいどう青)/日曜日の朝、起きぬけに読み始めてあっという間に読了、青春ものかな?

感想を聞いていないのだけれど、読了スピードから推測するに面白かったらしい。出たばかりの本なので情報が少ないのだけれど青春ものでスリリングでちょっとミステリー入り?みたいな感じみたいだ。軽く読もうと思うには活字量が多いのだけれどこれ1冊で完了なのだし、時間を作って読んでみようと思った。

公式HPより「内容紹介」コピペです。
レオは、自他ともに認めるイケてる中学2年生。軽音部ではメインボーカルだし、運動だってできる。トークスキルもばつぐんだし、みんなが自分を頼ってくるのも当然だ。 学校でひとりになることほど、こわいものはない。だから、一人でいることを気にしていない風の藍上が気になる。クラスのやつにこれ以上いじめられないように、藍上を軽音部に誘うが……。 ちょっとしたことから、クラスの最下層に転落したレオ。自分といることで、人気者にしてやろうと、無意識に見下していた藍上にも去られてしまう。 どうする、レオ! 最後まで一瞬も目が離せない、ちょっぴり切なく、さわやかな読後感のYA小説!  この本は、読み終わったら、必ず、読み返したくなる!


スベらない同盟
にかいどう 青
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2019年10月17日

初恋ロスタイム(原作のほう、角川つばさ文庫)/映画とちょっと違うようだ(?)、すばらしい小説だった、SFミステリーだねぇ〜びっくりした〜そして感動した!


角川つばさ文庫
初恋ロスタイム
著 仁科 裕貴
イラスト シソ
イラスト、デザイン ぜろきち
2019/8/9
KADOKAWA

メディアワークス文庫版は2016/1/23発売

これ、めちゃめちゃ感動した。

なによりもSFの設定が絶妙。高校生の生々しくも初々しいさまや家族模様、お受験から中受を経る人たちの閉塞感やいろいろをSFの絶妙さが風穴を開けるみたいなところがすばらしい。

あとで知ったんですが映画化されていたんですね。映画を見ていないので何も言えないですが、でももしかしたら原作とは微妙に別物かもしれない、と公式HPや見た人のレビューを見て回って思った。

映画化にあたって主人公の周辺はかなりの改変があって設定がずいぶんと違う。映画を見た人のレビューなどを見ると、内容もかなり違う様子。主人公がもう少し大人の設定でメロドラマチック(私見失礼m(__)mになっている。

原作のほうを先に読んでしまったもので、原作での設定のほうが好きだなぁと思ってしまった。原作のままの設定でアニメ化もすればいいのにって思った。時間との関係でのいろいろのほうにフォーカスして大きな話の中での家族いろいの壮大な物語の文脈の中で話が進むほうが興味深い。最後のどんでん返しまで光り輝く美しい映像で繰り広げてくれたら、余韻もたっぷりできれいだろうなぁ。

角川つばさ文庫は漢字すべてルビが振ってある。小学校高学年から、ということなので仕方がないのだが、わずらわしい。メディアワークス文庫の「初恋ロスタイム -First Time- 」は映画かを受けて大幅加筆修正がしてあるとのことなので、読んでみたい気がした。さらには、「初恋ロスタイム -Advanced Time- 」というのも出ているようなので、読んでみたい。

本自体は小学校高学年からということだけれど、子は中1だけれどこの本、面白かったけれど微妙な部分もあったようだ。時間に関する考察が難しかったのかもしれないと推測する。

時間が止まるSFといえば、自分たち以外は止まってしまうという設定は北村薫氏の「ターン」を思い出すけれど違うよね。岡田淳氏の「ようこそ、おまけの時間に 」はどうだったかな。

以下、微妙にネタバレになりますm(__)m。




この本、最後まで一気に読んだらすぐに最初に引き返して読み直してしまった。SFの部分がミステリー仕立てになっているのを知らずによんでいたからだ。時間に関することがらの布石というかヒントが最初の最初に淡々とつづられているのだ。やられたー!(笑)(嬉)と思う。これがなんとも痛快ですばらしい。いやぁ、本当に楽しかった!



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初恋ロスタイム (角川つばさ文庫)

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初恋ロスタイム -Advanced Time- (メディアワークス文庫)

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タグ:仁科 裕貴 SF
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2019年08月28日

サイド・トラック―走るのニガテなぼくのランニング日記(Diana Harmon Asher )2019年第65回青少年読書感想文課題図書3/3/日本の教育現場もこんなふうだったらよいのになぁ


サイド・トラック―走るのニガテなぼくのランニング日記
ダイアナ・ハーモン・アシャー(Diana Harmon Asher )
武富 博子 訳
2018/10/10
評論社


最初は敬遠した。翻訳本を読むのはこの年齢になるともうかったるい。現に、課題図書の先に読んだ2冊よりもはるかに文字数が多いし、たくさんの文字数を読んだ割には情報量が少ない。翻訳本の特徴そのものの冗長さだ。しかも、注意欠落障害の主人公の目を通してみる日常風景はほんとうにとっちらかっていて、読んでいてめまいがしそうなのだ。

主人公にとっての日常はこんなふうなのだなぁ、早くなにか始まらないかなと思っていたらじき始まった。けどそれも、主人公の目を通してのそれは情報がとっちらかっていて、主人公は何をすることになったのかなかなか把握しきれない。

けど、こんな状態で良く生活ができているなぁと感心していたら主人公も同じことを思っていたりして、少しずつ共感が沸いてくる。


先に読んだ「ある晴れた夏の朝」はアメリカ在住ではあるけれど日本育ちの人が書いたものなのでアメリカの学校生活についてわかりやすいけれど、生々しさは少し足りない。が、この小説はもろにアメリカ人が書いている。学校生活におけるカーストの生々しさ半端ない。暴力も日常のサバイバルであることがとてもよくわかる。これは、主人公が注意欠落障害で通級だからではない、という点が生々しいのだ。白人という人種は本当に攻撃的な人種なんだなぁと子供たちの世界を見ているととてもよくわかる。そのことが真正面から描かれている。

さらには、アメリカという国が男女ペアを基本にしている様子も真正面から描かれる。

日本でも爆発的に流行している「グレッグの日記」が本場アメリカでも小説に話題にされるほどのものであることや、ネットやSNSとの関係などもさりげなく当たり前のように日常に描かれていて興味深い。

そして何よりも、アメリカという国が定住を前提としていないということが、浮き上がって見えてくるように描かれていて、素晴らしい物語だと思った。

面白かった。

正直に「最初は面倒だと思ったけれど、ものすごく面白かったよ!」と子に伝えたところ、子も一晩で読んでしまった。

すばらしい本だった。

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サイド・トラック: 走るのニガテなぼくのランニング日記

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ところで、作者についてググっていたら、作者ではなくて「読書感想文の書き方」というHPが見つかった。そういえば、学校からのプリントに「コピペ禁止」が書かれていた。本当にこういうHPがあるんですね。子が自由にネットを使うことができなくて、よかったかもと思った。読書感想文は夏休みの宿題の中では重くてじゃまっけなのだけれど、文章を自力で書くことは年に1度くらいは取り組んでほしいと思う。逃げ道があらかじめあるとわかっていたら、真剣度がちょっと違うかもしれないからと思ったことだった。



【星の旅人/あらすじ・ネタバレ】読書感想文の例文と書き方のコツ・ポイント → こちら
【ある晴れた夏の朝/あらすじ・ネタバレ】読書感想文の書き方のコツ・ポイント → こちら


↑ このサイトでは、読みやすさや読書感想文の書きやすさを評価してある。
それによると、「サイドトラック」は 読みやすさ 4/5 書きやすさ 3/5 で、ダントツトップ。
「ある晴れた夏の朝」が 読みやすさ 3/5 書きやすさ 2/5 で、そこそこ。
子が感想文に選んだ「伊能忠敬」はなんと、 読みやすさ 2/5 書きやすさ 2/5 で最低だった。

「伊能忠敬」が一番読みやすかったけどなぁ。本当に読書というのは主観的な行為だ。人それぞれなんだなぁ。

【読書感想文2019】中学生の課題図書あらすじ・簡単おすすめ本の選び方 → こちら
↑ とても参考になる。夏休みに入る前に読んでおくべきだったm(__)m



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2019年08月27日

ある晴れた夏の朝(小手鞠るい)2019年第65回青少年読書感想文課題図書2/3/アメリカのティーンの学生生活、文化、ディベートの本当の姿をアメリカ在住の日本人によって描写されているのが興味深い


ある晴れた夏の朝
小手鞠 るい
タムラ フキコ  イラスト
2018/7/13
偕成社

2019年第65回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書の3冊のうちの2冊目。子も私もこれを伊能忠敬よりも先に読んだ。読み始めると止まらなくなった。題名から察することができるが原爆の話だ。身構えたけれど、深夜に読んで怖くなるほどの描写はなかったのでほっとした。

読み始めたときには訳本かと思い込んでいた。それにしては文章が読みやすいすぎると気がついて作者を見て日本人の文章なのだと気が付いた。そのくらい内容はアメリカ人が書いたのかと思うほどアメリカ的。しかも、主人公の母親を日本人に設定していることと主人公自身が幼少時は日本で(作者の故郷である岡山)にしているので現実感、臨場感にあふれていて地についている。巻末の作者の略歴を読むと作者は1956年生まれで1992年にはニューヨーク州ウッドストック在住。アメリカの教育に詳しいわけで、とても興味深かった。

アメリカのティーンエイジャーたちの忙しさは聞きしに勝るい忙しさらしい。そして、夏休みの過ごし方がそのまま将来の職業に結びついていくのは本当なんだなと。

ディベイトの準備の仕方、グループでのやり方などの裏話も興味深いし、勝つための作戦なども知らなかったことばかりで食い入るように読んでしまった。

以下ネタバレ





最後のどんでん返しはありきたりだった。語りつくされているというのか。でもそれは大人にとってであり、子にとっては結構新鮮な話だったようだ。感動していた。


子はこの本と伊能忠敬の本のどちらで感想文を書こうかと悩んだ。が、小学校の頃に原爆についてはいろいろとレポートを書いたこともあり、そして生来の歴史好きがむくむくと顔を出して伊能忠敬にしたようだ。主人公が女の子だったので感情移入がもう一歩追いつかなかったことも遠因かもしれないね。


この課題図書と言うのを読んだ時、本当に久しぶりによい読書をしたと思った。

課題図書だからと言うのではないのだけれど、こういう本を沢山読むのが良いなぁとしみじみと思った。

20190826_2.jpg

ある晴れた夏の朝

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タグ:課題図書
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2019年08月06日

小説 秒速5センチメートル/文庫もコミック版も買った親に続いて子まで借りてきた!そしてコミック版を読み始めた


新海誠ライブラリー
小説 秒速5センチメートル
新海誠
2018/12/22(角川文庫からは2016/2/25)
汐文社

これのアニメを3年くらい前に見たのを子は覚えているそうだ。夜に大雪の中、男の子が一人で、夕方には着いて2時間ほど会えて帰ってこれるはずの予定が大幅に狂って、遅延する電車で4時間以上乗り継いで深夜に目的地にたどり着く、という設定が身につまされたらしい。

私にとっても衝撃的なアニメ作品だった。豪徳寺から乗って新宿で乗換え、大宮で乗換え、そして人のいない方向へと深夜に雪の中を13歳の男の子が一人でなんて。なんというシチュエーションだろうか。

現実的というか物理的に考えると深夜になるとしても、中1も終わりかけの男の子なのでそこまで危険なこともないだろうし、どんなに込み入った駅での乗換えでも、中学生に乗換えを訊ねられて丁寧に教えない駅員はいない。明るい性格であれば、雪の中に閉じ込められたら真っ先に運転席に向かっていくだろう。そして運転席のすぐ後ろを陣取ってたまに運転手さんに話しかければ淋しくない。こういうことをしない性格の主人公だから、辛いのだ。

子が借りてきたのはハードカバーで、うちにあるのは小さな文庫本だ。ついでにコミック版も買ってあってしかも、中古本として売りに出す用の段ボール箱に入れてあった。子のために取り出しながら読み直して、改めて良い物語だと思った。

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小説 秒速5センチメートル (新海誠ライブラリー)

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小説 秒速5センチメートル (角川文庫)

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過去記事「アニメ映画「秒速5センチメートル」/こんな抒情的な物語を食い入るように見た子」 → こちら





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タグ:新海誠
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2019年08月05日

小説 ほしのこえ(新海誠)/衝撃的だった、大好きだ、小説版を読んでホッとした〜アニメ映画のラストは怖かったから、追記・再度借りてきた


新海誠ライブラリー
小説 ほしのこえ
大場 惑
新海誠 原作
2018/12/22(角川文庫からは2016/11/17)
汐文社

ねたばれします。

これは原作のアニメを2年くらい前に子と一緒にテレビの録画を見た。別作品である「秒速5センチメートル」で13歳の少年が延々と雪の関東平野を北上する場面も怖かったけれど、あの比ではない怖さがあった。15歳になるかならないかの女の子が両親からも友達からも引き離されて宇宙に連れていかれ、どんどんどんどん地球から離れていく。しかも、聞かされていなかった戦闘にうやむやなまま巻き込まれていく。最後は母艦を守る最上級の働きを単独で成し遂げるんだけれど、そのためにすべての動力源を使い切って自力では母艦に戻れなくなるところでアニメは終わっていた。真っ暗な宇宙に放り出されたままぷかぷかと遊泳して、そのあとは?と思ったら鳥肌が立ってしまった。

けれど、小説では母艦に親友がいて、彼女のSOSをしっかりとキャッチして回収してくれていた。多大な功績により主人公の女の子は自由を手に入れて、失った時間を順を追って取り戻しながら楽しそうに生き始めるところで終わる。

ところで、アニメと小説ではラストの切る場所が違うので、ずいぶんと印象が違うねと子に話しかけたところ「そう?」ですって。子はアニメを見た段階で主人公の女の子がちゃんと回収されることを知っていたのかな?ヒントか何かあったのかしら?もう一度、アニメを見てみることにしよう。

ただし、子はアニメを見たことは覚えているのだけれど内容は覚えていないんですって。ということは、ラストがあまりにも怖すぎて、思考停止を起こしてしまっていただけだという可能性もあるなぁ。いずれにしろ、もう一度一緒に見てみることにしよう。


長い旅を終えて再会した二人の年齢差は5歳(19歳と24歳)になっている。ワープした分を高速で戻ってくるから。そしてこの年齢差設定がいろんな意味であまりにも絶妙で、唸ってしまった。

それから、主人公の女の子が敵(?)と戦った場所がアガルタという惑星。戦いを「アガルタ会戦」と呼んでいた。「アガルタ」という言葉をどこかで聞いたような気がすると思ったら先に読んだ「星を追う子ども」で主人公たちが旅をした「地下世界」が「アガルタ」であることを思い出した。

「アガルタ」を調べてみたら、あった。Wikipedia → こちら 。アジアのどこか、または地球(世界)の中心にある高度な文明を持つ理想世界(都市)とのこと。地球空洞説を支持する世界観のようである。ファンタジーの世界ではおなじみの言葉(固有名詞?)なのかな。


子が、今読んでいるところである。もしも感想を口にするようなことがあったら、追記します。

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小説 ほしのこえ (新海誠ライブラリー)

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小説 ほしのこえ (角川文庫)

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2019年12月4日、追記
再び借りてきた。読んだの忘れて借りたのか、もう一度読もうと思ったのか、不明。どっちだろうね。どちらにしろ、中1のはじめと終わりは同じ人間とは思えないほど成長しているので、同じものを読んでも受け取り方が違ってくるかもしれないね。





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タグ:新海誠
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2019年08月02日

リスト★小説 星を追う子ども(新海誠、あきさかあさひ)/面白い世界観!文章は読みにくかったけれど面白かった。


新海誠ライブラリー
小説 星を追う子ども
あきさかあさひ
新海誠 原作
2018/12/22(角川文庫からは2017/6/17)
汐文社


夏休みに入って子がニコニコしながら借りてきた新海誠の本3冊のうちの1つ。本棚にあったものを全部借りてきたんだろうな。

「地下世界アガルタ」の着想と地上の我々の世界との関係性が面白い。せっかくここまで構想しているのだから、もっともっと厳密に詳細を詰めて巨大な世界観を構築すればものすごく面白いのに。そして「妖怪ウォッチ」や「スターウォーズ」のように過去の出来事をフォーカスしてみたり、世界観そのままに未来の世界を描いてみたりすると良いのに。そのくらい素敵だと思った。

アニメではどんな映像なんだろうかと気になって検索して予告編などを見てみた。映画の名作「スタンド・バイ・ミー」とアニメの名作「ラピュタ」か「ナウシカ」「トトロ」「ゲド戦記」を合わせたようなレトロな雰囲気。

最新作「天気の子」以外の劇場アニメ6本中、見ていないのはなぜか、これのみ。見てみたいなぁ。

ちなみに、この本、文章が読みにくかった。新海誠氏ご本人の文章を読みたいと切に思った。そう思いながら読んだのだけれど、そう思うのは私だけではなかったみたいだ。  → こちら「『星を追う子ども』読書メーター、感想レビュー」

さらにちなみに、同じリーズの「ほしのこえ」も新海誠氏ではなく大場惑氏によるノベライズだけれど、「ほしのこえ」は読みやすかった。というか、なにも引っかかるものはなかった。「『ほしのこえ』読書メーター、感想、レビュー」にも文章への違和感に関する記載は一切見当たらなかった。

KADOKAWA系列汐文社の「新海誠ライブラリー」ハードカバーの5刊セット(2019年4月)を図書館が仕入れたのかもしれない。子の借りてきた本はほぼまだ読まれていないようで、とてもきれいだ。装丁は単行本なので読みやすい。ターゲットもなるほど、小学校高学年から高校生となっている。

新海誠、長編短編アニメ
  彼女と彼女の猫(2000)
1、ほしのこえ(2002)★大場惑★佐原 ミズ
2、雲のむこう、約束の場所(2004)★加納 新太
3、秒速5センチメートル(2007)★新海誠★清家 雪子 
  猫の集会(2007)
4、星を追う子ども(2011)あきさかあさひ★三谷知子
5、言の葉の庭(2013)★新海誠★本橋 翠
  だれかのまなざし(2013)
  クロスロード(2014)
6、君の名は。(2016)★新海誠★琴音 らんまる 
7、天気の子(2019)新海誠

(番号を振っているのは中長編アニメ、太字は汐文社新海誠ライブラリーに入っている5冊。小説在り、★コミック版あり。橙文字は今回子が借りてきた3冊。)


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2019年07月22日

ねらわれた学園(眉村卓)/一人で初めて地域の図書館に行って借りてきた!


講談社青い鳥文庫
ねらわれた学園(新装版)
眉村卓
絵:れい亜
1973年 刊
1976年 角川文庫 
2003年7月15日 第1刷発行
2012年9月25日 第9刷発行
2019年2月15日 新装版発行
講談社


学校帰りに地域の図書館に立ち寄って子が一人で借りてきた(記念すべき?)初めての本3冊のうちの1冊。

「はやく読まないと明日、返しちゃうよ」と嬉しそうに言うので、急いで読んだ。面白かった。

子は「面白いと言えば面白いんだけれど、最後がちょっと広げすぎ。大げさすぎてちょっとね。」とのこと。

私も大昔、学生時代に眉村卓を読んだ時に子と同じような感想を持った。大ファンが友達にいてどんどん貸してくれるのだ。なんせ多作な作家なので膨大な量だった。その中にこれがあったかどうかは覚えていないのだが、とにかく文章が読みやすくてつるつると読めたことだけが印象に残っている。

映画やテレビドラマ、アニメにもなっているんですってね。大人になって読んでみると、とても深いテーマが隠されているのがよくわかって心底ぎょぎょっとした。ナチスドイツや共産圏の粛清、白人によるジェノサイドなどが身近に起きたとき、自分はどうやって自分の自由を守ればよいのだろうかと、私はなぜか小さいころから考えていた。

こういうことがどういう構造で起きるのか、どうやったらかろうじて抵抗できるのかのヒントが満載なのだ。

「理不尽な力で、一見理屈に合っているようなことを押し付けてくる〜いつの時代、どんな場合に出も、長い準備期間をかけてひそかに用意され、一挙に表れて、われわれを制圧する。それが組織化されているものであるがゆえに、あと、長く、猛威をふるうのだ。」
「このあいだまでと同じような、あるいは似たことが、これからもまたあるんじゃないだろうかって気がするのよ。そう思うと、これからの、死ぬまでの一生が、変に長いような感じがする。」


これらのセリフを読んでいると「ぼくらの(七日間戦争)シリーズ」に似た学生運動の埃っぽい空気がまといついてくるのだけれど、心理であることは確かな気がする。

今年に入ってからの出来事なのだが、大昔からの友人が唐突に勧誘をしてきた。それも、私の中に誰かに対する妬み嫉みなどの暗い感情はないのかと探るところから話が始まった。もしもそういう話題が机上に上れば「そうよねぇ、いやよねぇ、そんなのは粛清しなきゃ!団結しましょう!あの組織を乗っ取るのよ!」と話が展開したのだろうと、後になって気が付いた。

問題はそのあとだ。勧誘を断った私に対して報復を始めたのである。と同時に本格的に人心掌握に乗り出した様子である。その精力的な様子は私から見てもとても楽しそうでどんどん人が吸い寄せられていっている。

もっと記憶を遡ると、子の幼少時にもこのような出来事はそこかしこで起きていた。ボス候補はかならず一本釣りから始めるのだ。こちらに弱点はないかとさぐるところから始まるのである。弱点を見つけたら「そうよね、大変よね、心細いわよね、大丈夫よ、私が守ってあげる。私が悪者になればいいだけなのよ。安心してついてらっしゃい」という言葉が続くであろうことが予想された。弱点が見つからなければトラブルを起こして窮地に陥れようとする。そして助けてあげて恩を売る。こういうボスの出現のためにクラスでもお稽古事でも緊張の走る時を過ごした。これがいわゆる勢力拡大をもくろむボスママ集団の弊害なのかも。

もしもこれが学生時代で、自分の教室で起きたことだったら?と考えたら今のようにただ見ていれば?という選択肢は危険だということがよくわかる。

まさに、作者のおっしゃっているとおり、永遠のテーマなんだなぁ。だからこそ、延々とリメイクされているんだね。


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ねらわれた学園 Wikipedia → こちら












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2019年07月09日

少年たちは花火を横から見たかった/原作。映画と同じで「何が言いたいのかわからなかった」とのこと。実際には原作は面白いかも?


少年たちは花火を横から見たかった
岩井 俊二 著
永地 イラスト
2017/8/15
角川つばさ文庫

映画の原作だ。ノベライズ本のほうがアマゾンではレビューが多い(原作にはレビューが付いていない)。図書館で見つけたので子がすかさず借りてすかさず読んだ。が、無言のまま読了の山へ。どうだった?と聞いてみたら「うーん」。突っ込んで聞いてようやく「映画と同じだった」と。

子がそういうからそうなのかもと一瞬思ったのだけれど、鵜呑みにするのはどうかなと気が付いて、冒頭だけでもと読んでみた。

面白い。

今回は期限が迫っているので返すけれど、予約してまた借りてみよう。




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少年たちは花火を横から見たかった (角川つばさ文庫)

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2019年07月05日

ぼくらの七日間戦争(ぼくらシリーズ)/子はハマらなかった、あまりにも有名なシリーズだけに親子で気にしたまま小学校は終わった


「ぼくら」シリーズ
ぼくらの七日間戦争
宗田 理
2007/1/1(1985年 初出)
ポプラ社

未読である。が、このあまりにも有名なシリーズとの接点はあったという思い出(備忘録)として、やっぱり記事にしておこうと思った。読了本よりも未読のほうが気になることもある。有名であればあるほど、なぜハマれなかったのか、なぜ面白いと思えなかったのか。考えるところは多い。

2017年(小5)の5月に借りてきた時に書いた下書きから

**************************

子が「ぼくらの七日間戦争」を借りてきたとき、「解放区とかバリケードとか、本当にあったの?」と訊いてきた。全共闘、団塊、学生運動、などの言葉が浮かぶ。戦後ベビーブーム、安保闘争、赤門、安田講堂、東大精神科、火炎瓶。果ては赤軍、浅間山荘、リンチ、成田闘争、左翼、、、ニコニコ動画の流れるコメントのように言葉だけが頭の中に現れては消えていく。

作者は、戦前戦中戦後を生き抜き、(たぶん)後に渦中になった大学にもいて、こういう時代をリアルタイムで人生の一番充実した時代を駆け抜けるように過ごしている(はず?)。理解がとても深いのだろう。

大昔、友達から「二十歳の原点」を読んでほしいと渡されたことがあった。友達があまりにも嬉しそうなので急いで読んだ。が、ぴんと来なかった。「死ぬ気があるならもっと出来ることがあったんじゃないかな。この人の親、とても良い人たちっぽい。死ぬ理由なんてどこにもないよ」と言いながら翌日返したら、「つまらない人だ、口きく価値もない」と絶交されてしまった。

共感してくれるかもしれないという雰囲気を当時の私は持っていたのかもしれない。思い出すたびに友達には悪いことをしたと思う。友達は友達で気にしていたんだろう。卒業直前になって「あの時はひどいことを言った。ただの価値観の相違なのに。ごめんなさい」と、わざわざ言いに来た。私の配慮が足りなかったほうが罪深いと返したら、はっとしたような表情を浮かべてこう言った。「そういえば1晩で読んできてくれたんだよね」。よく覚えているものだ。お互いに無言で笑みを交わして卒業したのだった。

ということで「二十歳の原点」はまったく共感しなかったし興味もないので内容もよく覚えていないのだ。が、そんな思い出があるものだから、どんな本よりも印象深い一冊になってしまった。


子はどうだろう。

**************************
ここからが、加筆

一番仲の良い友達が、寝食忘れてのめり込んだらしい。なので気にしていたんだろう。同じシリーズのファンタジー要素の強いシリーズを借りてきた。横浜開港篇だ。熱中して読んでもう一度本篇に戻ろうとした様子があるけれど、やっぱり興味がもてなかったらしい。

代わりのように、別の友達に薦められたファンタジーにのめり込んでいった。「ガフールの勇者たち」「ファオランの冒険」だ。のちに子が自分で選んだ「獣の奏者」もファンタジーといっても、ダーク・ファンタジーだけれど。

予定調和的なファンタジーでは物足りない年齢になったんだろうな。そのあとは星新一の短編集なのだから。


ということで、件名の「ぼくらの七日間戦争」は読んでいない。

子も私も1/4くらいのところで挫折した。

これもあまりにも有名な話だけれど映画化されているそうなので、見る機会があったら是非とも見てみたいと思う。


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ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)

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2019年04月03日

ペンギン・ハイウェイ/漢字フルルビだけれど文字が小さくてびっしり、分厚い本を一気に読む、小6終わりの春


ペンギン・ハイウェイ
森見 登美彦 (著)
ぶーた (イラスト)
角川つばさ文庫
2018/6/15

子供向けの新書とはいえ、ものすごく厚くて文字が小さくてびっしりだ。ほぼすべての漢字にルビが振ってある。大人には逆に読みにくいけれど、子供にとってはありがたい配慮だ。面白かったらしくて、ゲラゲラ笑いながら読んだ。面白い箇所は長々と音読してくれる。学校にまでもっていき、2,3日で読んでしまった。

そんなに面白いなら私もと思ったのだが、大人はこの時期忙しい。年度末と学校末(?)が重なって変化半端ない。やることなすことすべていちいち調べて1つ1つこなしているうちに、あっという間に時間は過ぎていくのだ。一緒に同じ本を読んでは語り合えていた本の1年前が懐かしくて仕方がなくなってきた。

さて、角川つばさ文庫のこの本の活字状況だが、

IMG_4340.JPG

↑こんな感じ。クリックすると多分もう少し大きな画像を見ることができます。


20190329_5.jpg

ペンギン・ハイウェイ (角川つばさ文庫)

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↑この美しい映像を是非見てみたい。




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2017年09月28日

「ぼくら」シリーズ2ぼくらの天使ゲーム/「ぼくらの七日間戦争」をすっ飛ばして2巻目から


「ぼくら」シリーズ2
ぼくらの天使ゲーム
宗田 理
2007年1月 第1刷
ポプラ社

友達数人がこのシリーズにハマっているらしい。子は「現実的な」本は好きではない、という。社会派ではないのだろうな。横浜編の3冊は、親子揃って結構楽しくさっさと読了。その後、一向に借りてこないので、このシリーズのことはもう諦めたのかと思っていた。が、2巻目を借りてきた。

1巻目の「ぼくらの七日間戦争」を読んでいない。数ページ読んで「どうしようかなぁ」と考えていたら、子がさっさと読み終えて返してしまった。そのときに書いた感想をこのブログの下書きに保存していて、読了した暁には記事に載せようと思っているのだが、なかなか重い腰が上がらない。

で、この2巻目だが、面白かった。

大人に反発して、大人をからかって何が楽しいのか、そこだけはどうしてもよくわからないのだけれど、そのことそのものが事件の背景の一部になっていて、解決に向かう道筋にもなっているのが周到で面白い。マスコミとの付き合い方とか距離感とかは、ませ過ぎだとは思うけれど。

小5に、レイプだの妊娠だの、ってちょっとすごい世界だとは思ったけれど。けどこうやって少しずつ大人の世界を垣間見ていくんだなぁ、ソフトランディングで良いのではないかとも思った。このシリーズのファンである子の友たちもみな、読んでいるのだし。なによりも、この本は学校の図書館から借りてきたわけだ。案ずるまでもないことだった(笑)(笑)(笑)。

すらすらと読めてしまった理由は明快だ。ミステリー仕立てだったからだ。もちろん、登場人物の心理描写や仲間たちとの連携、時代背景も書き込んであるのだが、事件そのものは結構パズル的。風が吹けば桶屋が儲かる式に玉突き状態で解決していく軽快さも、痛快だ。

ちょっとした個人的なノスタルジーも悪くなかった。あのあたりはこんな頃からこんな雰囲気だったんだなぁとか。そういえば地上げ屋とか、すごかったらしいなぁとか。こんな風にしてあのあたりの街並みは再編されていったんだなぁとか。

とにかく女子の生きづらい時代だったことに間違いなくて、その息遣いがリアルに感じられて息苦しいほどだ。

幼稚園が老人施設と合体していることは流石にないけれど、保育園や学童が敬老館などと同じ建物に集約されているところは散見される。幼稚園は教育機関だから、などと説明を始めるとくどくなる。が、発想は斬新で素晴らしい。あの頃からすでにこの発想があったんだなぁとか、高度成長期の内情を垣間見ることができて楽しいのだ。

子は自分が借りてきた本を、親が熱中して読んでいると、嬉しいらしい。そりゃぁそうだろうな。

この本くらいになると、漢字も大人レベルだ。逆に子には大丈夫なのかと思ってしまうほど、ふりがなもない。

大人にもとても読みやすいのだ。

ただし、時間はかかる。

子が借りる本を読み続けられるのは、いつまで頃だろうな。ずっとそのようにしたいと思ったら、親も別途に借りてきて、別々に読まないと、物理的に無理になるだろうな。テレビ番組や映画もそうだけれど、可能な限り同じものを見るようにしたほうが日常の会話も弾みやすい。心の距離も図りやすい。

いずれ彼女でもできたら、読んでいる本の題名すら教えてくれなくなるかもしれない。それまでは、可能な限り同じものを読めるといいなぁ、と改めて思った。


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ぼくらの天使ゲーム (「ぼくら」シリーズ)

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2017年06月29日

ぼくらの最後の聖戦(「ぼくら」シリーズ 横浜開港篇3)/借りてきたよリベンジだ!


「ぼくら」シリーズ 横浜開港篇3
ぼくらの最後の聖戦
宗田 理
2009年4月20日 第1刷
2009年6月5日 第2刷
ポプラ社

子が学校から借りてきてあっさりと読んでしまってさっさと返してしまった1冊。地域の図書館で予約して借りてきた。

既読のの横浜開港篇3冊の中では一番腑に落ちるというか、なるほど面白いと思った。もちろん完結編であることも関係はしているのだけれど、設定にあまり無理がないというのか。なるほど、ありうるというか、現代的というか。

やっぱり謎は謎のままなのだけれど。けどまぁ、最後の6行は蛇足だったかも。映像化する際には効果的な場面になったかもしれないけれど。

「突っ込みどころは満載だけれど、子どもたちだけで街を占拠とか、してみたいよね。面白そうだなぁ」と子がうっとりとした表情で言う。なるほど、子のポイントはそこなんだな。

確かに本当は、子どもたちの力だけでいろんなことをやってみたいよね。

ふと「恐るべき子供たち」を思い出した。ジャン・コクトーだ。冷静に考えるとあの主人公たちは途中からはもはや子どもたちではなくりっぱな大人だったはず。なのになぜあんなにブレーキが利かなかったんだろう。子どもたちだけで欲望のままに暮らした小説として子に紹介し、その悲惨な結末を話した。そしたら子が惹き込まれてしまい、学校に行くのを忘れそうになっていた。


この本もいつも使っている図書館で見当たることなど一切ない人気本で、よその図書館からの移送である。先記事の「僕らの奇跡の七日間」以上に本が綺麗で戸惑った。本をきれいに読む人たちばかりが読んだのだろうけれど、それにしても綺麗。子が学校から借りてきた手に取るのも一瞬ためらうほどのボロボロのとは雲泥の差だった。


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ぼくらの最後の聖戦

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2017年06月28日

ぼくらの奇跡の七日間(「ぼくら」シリーズ 横浜開港篇1)/ものすごい設定に惹き込まれる


「ぼくら」シリーズ 横浜開港篇1
ぼくらの奇跡の七日間
宗田 理
2008年7月15日 第1刷
2010年6月8日 第12刷
ポプラ社

「最後の聖戦」を最初に読み、次に「モンスターハント」を借りてきた子。しきりと話しかけてくる。「『奇跡の七日間』に摩耶は出てくるの?モンスター辞典は?ねぇ、教えてくれてもいいでしょう?!」

やっぱりその2つが一番気になるよね。でも、聞くくらいなら自分で読めば?

公立図書館で予約を入れて借りてきた。いつも使っている図書館に常設しているこのシリーズは、いつも借りられていて見ることがない。なので、別の図書館からの搬送である。すると、妙に綺麗だ。ほとんど読まれたことがないのではないか。

こんな人気シリーズを、ほぼ新本状態で読めるとは。幸せだと思う一方で、なんだかな、とも思わなくもないけれど仕方がないのだろうなぁ。

担任の、生徒たちをアジテートする場面はなんとも臭い。たとえ悪いことをしている人を対象にするのであってもゲームよろしく人狩りなどしてよいわけがないし、リンチは犯罪である。君たちは選ばれた、と言わんばかりの選民思想も危険だ。思春期特有の万能感をくすぐって暴走させて、小説のようにうまく収束するわけが、ない(ように思う)。

我が意を得たり、とシリーズにのめり込むか、んなあほな、と脇に避けるか。

これだからあの世代(どの)は疎まれるのだけど。作者はあの世代ではないのだけれど、こんなにもよく理解して共感しているんだろうか。今の若い人たちの中にも同じような考えの人はいるのだから、どんな世代にもいてもおかしくはないのだけれど。ということは、あの世代だけの特有の性質だと断言してはいけないのかもしれない。

抵抗のための抵抗。エネルギー消費のための仮想敵。そういえば、ママ友たちの間でも、学生の間でも、仲間意識を強固にするためにわざと敵を想定する、という技はある。順番に外しを行うのも同じことだ。このシリーズにそんな陰湿さがないのは、敵が徹底的に公然と「悪」であるからなので、そういう意味では健全だ。

敵対する側を結束させないために情報戦でかく乱して互いに反目させ合うということを実際にやっている保護者たちが実際にいる。それはそれは陰湿だ。が、戦国の時代の忍者たちの諜報活動はまさにそれだし、ひっかかって本来なら仲良くするべき相手に食って掛かって本当に内部から崩壊してくのだから、効果はあるのだ。だからこそ(?)時代を越えて洗練されて、脈々と生き残っている思想なのかもしれない。

『ぼくら』シリーズはそういうものだよ。その覚悟で読まなきゃ。それを楽しむの。」と子に言われた(笑)。なるほど。

とにかく、設定が面白い。よく考え付くなぁと感心する。謎が謎のままなのでちょっとすっきりするには物足りないのだけれど、子どもたちだけで楽しそうな様子は十分に伝わってくる。そして、子どもたちだけでやりくりしている間に、「ルール」は必要なんだということに誰かが気が付くあたりがとてもリアルだ。そして、これ以上長引くと自分たちの手に負えないトラブルが多発するであろうことを予測するあたりも、ぞくっとするくらいリアルだ。

舞台が私立の学校なのだから、転校生ではなく「転入生」だろうし、中途採用であれ新しい先生は転任ではなくて「採用」なんだと思うけど、気のせいかな。


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ぼくらの奇跡の七日間

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2017年06月26日

ぼくらのモンスターハント/「ぼくら」シリーズ横浜開港篇2 初めて読んだよ、お〜面白かった


「ぼくら」シリーズ 横浜開港篇2
ぼくらのモンスターハント
宗田 理
2009年4月20日 第1刷
2009年6月5日 第2刷
ポプラ社

子が借りてきた3冊目の「ぼくら」シリーズ。子よりも先に読んでしまった。わたしとしては初めて通読、読了した「ぼくら」シリーズとなる。

横浜開港篇の2巻目。3巻目にしてシリーズ最後の巻が、このあいだ子が借りてきた「最後の聖戦」となる。想像するに、横浜開港篇の1巻目が「あの」事件の詳細なんじゃないかと。

さて、面白くてのめり込んで読んでいたのだが、ふと、ページが吹っ飛んでいるんじゃないかという感覚に襲われて綴じ代を確認したり、飛ばしてしまったのかと戻ってみたりしてしまった。2巻目の主人公(だと思いながら読んでいた)を押しのけて、(おそらくは)1巻目の主人公たちがなんの前触れもなく前面にいきなり現れてきたような気がする。しかも、摩耶と彩子はいつ友達になったの?とか。彩子がなぜ読めるの?いつルールが変更になったの?とか。まさかと思うけど、読者を置き去りにした?

テレビ連続アニメを数話抜かしてしまったような気分。まぁ、前後から推測すればすぐについていけるので良いのだけれど。あるいは1巻目から順に読んでいれば、大丈夫だったのかな?とか思いながら。

大人と子どもをあざとく分けてしまおうとしている感がある。この「感」が、このシリーズの通奏低音なんだろうか。

社会の枠にはまり切れなかったりはじき出された大人たちの力を借りながらも、子どもたちが既存の社会に影響を及ぼしていくのは確かに痛快なんだけれど。やりすぎると、自分たちが大人になった時に所属する場所がなくなるよ。自分で自分の未来を破壊してどうするのってハラハラするのは、そういうことをしてきた人たちのいつまでも続く適応の悪さや苦悩を見てきた大人だからか。

子の場合、「やりすぎだよね」とか「やばいよ」と考えながら読むようだ。

反抗期というのは、さなぎの中にいるようなものだねぇ、外からは固いカラに包まれていて、触ると一触即発みたいな危険物に見えるけど、中はドロドロ。すべてが解けていて形になっていない。下手な扱いをすると、変態しそこねる。本物の危険物だ。

生物ってすごいね。そうやっていろんな危険を潜り抜けて無事に大人になるんだね。生まれてくる前から危険だらけであることを、塾で教わってきた子が、ものすごい発見をしたように目を輝かせて、教えてくれた。

今ここにいることがどれだけの奇跡なのか。子が塾に行った一番の成果は、そのことを教わったことだったなぁとしみじみと思い出した。


そのことに正面衝突しなかったところにこの本の違和感があるのかな。前半を前半のまま突き進んでいたら、えぐい世界が広がったのではないだろうか、と。「獲物」という表現に主人公の性格を見誤っていたんだろうかと、自分に違和感を覚えたあたりから、置いてけぼりにされた感があるというか。

その考え方は危険だよと、折り目正しく諭すことのできる大人がどうしても登場しないというか。

危険をはらんだままなのに、なんとなく平和に大人になっていくのであろう未来が見えてよけいにハラハラするというか。

魔法のせいにして健全に終わったから文句を言う筋合いもないのだけれど。

なにに反発して何をしようとしているのか、ただのゲームなのか。それにしてはえぐいというか。いや、ゲームだからえぐいのか。面白くて一気に読んでしまったのだけれど、何を読んだのか残るものが少なくて、えぐい気分だけが残って、放り出された感半端なくて、不思議な気分。みんなで何かやって達成して、そりゃ楽しいだろうけれど、やっていることそのものも悪くはないけれどその意識で大丈夫なのかしら、みたいな。

すれすれの。

子はどんな感想を持つのかな。


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ぼくらのモンスターハント

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2017年06月02日

リスト★ポプラ社の「ぼくら」シリーズ/ものすごく有名なシリーズなんだね


このシリーズ、Wikipediaなどを見ると、膨大な題名の羅列にひたすら圧倒されるだけである。関連する映画やゲームなどを合わせると、もうついていけない。少なくとも中学生篇くらい全11冊は読まないと概要をつかめないのかもしれない、と思い始めた。

そこに、先日借りてきた「ぼくらの最後の聖戦」の表紙の裏に「出ている本が書いてあるよ!」と子が教えてくれた。それをもとにポプラ社のHPを見ると、このシリーズ、ポプラ社では中学生篇11冊に高校生篇から3冊、のちにもう3冊加えて全部で6冊、そして、書おろしの横浜開港篇の3冊を合わせて全20冊が「既刊20冊」として2012年3月に発売されていた。今年に入って(2017年4月)さらに6冊追加され、全26冊が発売されているようだ。

表はポプラ社のとWikipediaを参考に編集してみたもの。下のアマゾンへのリンクは23巻のもの。


「ぼくら」シリーズ
宗田 理(そうだ おさむ)
ポプラ社


「ぼくら」シリーズ  (中学生篇)
(1)ぼくらの七日間戦争 2007年01月 (1985/04)
(2)ぼくらの天使ゲーム 2007年01月 (1987/04)
(3)ぼくらの大冒険 2007年01月 (1985/04)
(4)ぼくらと七人の盗賊たち 2007年03月 (1985/04)
(5)ぼくらのデスマッチ 2007年03月 (1985/04)
(6)ぼくらの秘島探険隊 2007年03月 (1991/05)
(7)ぼくらの(危)バイト作戦 2007年03月 (1985/04)
(8)ぼくらのC計画 2007年03月 (1985/04)
(9)ぼくらの修学旅行 2007年03月 (1985/04)
(10)ぼくらの(秘)学園祭 2007年03月 (1990/11)
(11)ぼくらの最終戦争 2007年03月 (1991/12)

「ぼくら」シリーズ  (高校生篇)
(12)ぼくらのミステリー列車 2010年07月 (1993/06 ) 
(13)ぼくらの『第九』殺人事件 2010年07月 (1993/12)
(14)ぼくらの『最強』イレブン 2010年07月 (1994/12 )

ポプラ文庫ピュアフル  (横浜開港篇、書き下し)
 ★ ぼくらの奇跡の七日間 2011年10月 (2008/07)
 ★ ぼくらのモンスターハント 2012年05月 (2009/04)
 ★ ぼくらの最後の聖戦 2013年12月 (2010/12)

「ぼくら」シリーズ  (高校生篇)
(15)ぼくらの大脱走 2011年07月 (1992/05)
(16)ぼくらの恐怖ゾーン 2011年07月 (1992/08)
(17)ぼくらのメリークリスマス 2011年11月 (1992/12)

(18)ぼくらの秘密結社 2012年07月 (1994/05)
(19)ぼくらの(悪)校長退治 2013年07月 (1995/06)
(20)ぼくらのコブラ記念日 2014年07月 (1996/01 )
(21)ぼくらの魔女戦記I 黒ミサ城へ 2015年07月 (1996/07)
(22)ぼくらの魔女戦記II 黒衣の女王 2016年01月 (1996/09)
(23)ぼくらの魔女戦記III 黒ミサ城脱出 2016年07月 (1996/11)


このシリーズの面白さを教えてくれた友達は社会派なのだろうか、「実際に起きたような話が好きらしいよ」と子が言う。時事問題とかそういうのを絡めた松本清張風なのかな。子は少しファンタスティックな要素の入ったものが好きなんだって。だから、前記事にした「僕らの最後の聖戦」は面白かったんだそうだ。マジックとか魔法とかが出てくるんだそうだ。(私は未読。なので無責任に書いていますm(__)m)

歴史人物にあれほど執着する子なのに、現代社会に関してはクールなんだなぁ。

あれ?と初めて気が付いた。子はもしかして団塊の孫世代というのか、団塊ジュニアの子どもたちと共に学校生活を送っているのかもしれない。なるほど第三次ベビーブームの小さな波の後半に位置しているようだ。少子化のことしか頭になくて、今までまったく気が付かなかった。


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ポプラ社「『ぼくら』シリーズ」 → こちら
ぼくらの七日間戦争 Wikipedia → こちら
宗田理公式HP「ボクラ・コム」.、  → こちら

団塊ジュニア Wikipedia  → こちら
宗田理 Wikipedia → こちら



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2017年06月01日

ぼくらの最後の聖戦/「中学以上」の本を食らいつくように読む小5。面白いらしい


「ぼくら」シリーズ
ぼくらの最後の聖戦
宗田 理(そうだ おさむ)
ポプラ社
2010年12月20日 第1刷


友達に「おもしろいぞ」と言われたらしい。最初に「ぼくらの七日間戦争」を借りてきた。が、忙しくなった。半分ほど読んだところで返さなくてはならなくなった。予約が入っていたとかで借りなおすことが叶わず、これを借りてきたのだ。

あまりではないか?第1作目から読める!と思っていたのに次に借りてきたのが実に第43作(?!)。しかも、ポプラ社のHPを見たらこんなことが書いてあるではありませんか。「赤い靴の少女が次々に失踪!? 犯人は誰だ?「ぼくら」が起ち上がり、シリーズ最大の敵に立ち向かう。世界の危機に「ぼくら」が大暴れ! シリーズ感動の完結!」

シリーズの完結編だったわけ?!

でも、子はあっさりとこういった。「よくわからないけど、系統があるようなんだよね。自分はこちらの方が好きみたい。次はモンハンを借りるつもり。」

このシリーズのことをまったく知らない私はよくわからないままに、なるほど、とつぶやきながら、本を手に取ってみた。

最初の1,2ページを読んだだけで「面白い」と思った。が、漢字だらけだ。フリガナもろくにない。そういえばポプラ社のHPには「中学以上」と書いてあった。小学校の図書館にずらーっとあって、しかも結構人気のありそうなボロボロさかげんではある。が、大人の読む本に毛の生えた程度というわけだ。大人の本と同じ感覚で考えるほうが身のためだと気が付いた。

このシリーズを子と同じペースで読むのは無理かもしれない。

案の定、子はさっさと読み終えた。

あぁあ、時間が欲しいなぁ(悩)。



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