2020年04月13日

後悔しない子育て(信田さよ子)/毒親を毒親にしない救済本?ウィンウィンの子育てができるかも〜


信田さよ子氏の著書といえば「毒親」「毒母」に関する著書に救われた人は多いだろう。そんな著者の最新作がこの本であるらしい。図書館の電子図書で見つけたので早速読んでみた。文章が簡潔。内容が厚くて深いわりにはボリュームもさほどではない。つまり、読みやすい。子育てで座る暇もない人たちにとって手軽であるということは最高のコスパである。

不調だったのに長年だましだまし使っていたパソコンをとうとう買い換えたせいか(?)この本はパソコンでも大きな文字で表示されてとても読みやすい。パソコンで縦書きは読みにくいと思っていたが、これならば大丈夫。よかった。で、最初に笑ってしまったのは「はじめに」の部分にさっそく「世の中にはじつにさまざまな育児書や子育ての情報があふれていることをご存じでしょうか。〜近年ではそれらが子供ン年齢別に細分化され、男の子、女の子、一人っ子、などによってバージョンが違っているの見ると、ちょっとめまいがしそうな気がします。」とある(笑)。そこにもう一冊世に出すのだから、大笑いした。

また続いて「ここ数年は、元気な中高年の登場によって、じいじ・ばあば、つまり祖父母のための孫育て本まで登場しています。」とあって、最新情報を伝えてくれている。

目次を眺めてもわかるのだが、根底に流れている思想はこの本を読む母親をせっかくなので是非とも「毒親にしない」ことなんだろう。こまごまとしたノウハウではない。子供を脅迫しないこと、適切に導き、タイミングよく適切な命令をすることなどの親としての基本的な心構えが書かれていて、基調講演のような内容である。

後半は母親をめぐる人間関係のパワーゲームが子供に及ぼす影響について切々と述べてある。著者の真骨頂の部分だろう。大人の保身がどれだけ子供を傷つけるか、子供を大人のために利用する大人がどれだけ害になるかについて、具体的に書かれている。要するに毒親になるな、ということなんだろう。

「毒親」と我々が呼ぶ加害者はそのまた親や自分の性格的な自分ではどうにもならない反応の被害者であり加害者にしてはならない救済すべき対象であるという著者の温かい愛情も感じる。

斬新だ。

こういう子育てをしましょう!というような価値観や世界観を示すものはたくさんあるがそんなものは好みで決めればよいものであって、子育ての骨子というか構造を簡潔に示してくれるこのような本こそが子育て本だ!と感動して読み終えてみれば、本の「おわりに」の副題が「〜たぶんこれは「最強」の子育て論だ」と書いてあったのでご自分でおっしゃるんだ!と大笑いした。

私が子育てをしていた10数年前は「叱らない子育て」が横行していた。真の「叱らない子育て」ではなく偽物だ。子供に強い調子で「命令」したり叱ったりしていたら顔をしかめる「優しそうな」お母さんたちが闊歩していたのだ。そういうお母さんのお子さんはもれなく社会性が低くて自分勝手で手に負えなかった。叱られないお子さんたちは「わがまま」なわけではないのが面白いところだ。もれなく「社会性が低くて自分勝手で手に負えない」のだ。つまり、何かが育っていなかった。

叱らない子育ての先に人間としての最大の能力である「創造性」を伸ばすことに焦点が当てられているのは明白だ。わが子の目に棒を突き刺そうとしたり、砂場で頭に砂をかけるお友達がいた。「やめてね」と優しくいってもやめない。すぐに止めないとわが子が失明したりするわけだから棒を手で払いのけたり、砂をかけようとする手を払いのけたりすることになるのだが、そんなことをしたらお母さんがすっ飛んでくる。「なにするの?!うちの子の創造性の芽を摘むつもり?!

「おたくのお子さんの創造性のために、なんでうちの子が失明したり頭に砂をかけられるのを許容しないといけないのか、納得のいく説明をしてもらえるんだよね」と詰め寄ったら、ぷいっとそっぽ向いてしまった。今思えば、もっと詰め寄ればよかった。説明を聞きたかった。どういう理屈で整合性をつけていたんだろうか。いまだに気になる。

が「叱らない子育て」を実践しているお母さんたちは一様に詰め寄られないようにどこまでも強気で、どんなことにでも勝つ気満々な態度を貫いていた。簡単に言えば話し合えるような雰囲気がいっさいなくて付き合いきれなくなって数年で自然消滅したので、聞けないままとなってしまった。知り合いを通じて知るともなく知った近況では、ある時期からまったく手に負えなくなってしまい日常生活が回らなくなったそうだ。で、やっとお母さんが夫に頭を下げたらしい。夫が厳しく仕切り直しをしてどうにか就学したのだと聞いた。お子さんの性格によっては叱らない子育ても大成功を収めて大天才を世に送り出すこともあるだろうから、難しいところかもなぁとしみじみと考えたのをよく覚えている。

そうなのだ。つまりは、子供の性格と親の性格、環境を総合的に見てひとりひとりに合った子育てを模索するしかないのだなぁ。でも、子育ての骨子というものはあるはずだと当時の私も思った。そして見つけた本が

母親を奴隷にする子どもたち―シュララッフェンランド・シンドローム」。

奴隷ってさすがにそれはないんじゃない?と思いながらも手に取ってみた。内容は衝撃的で、納得のいくものだった。外国もののあるあるで長々としている本だがその分説得力半端ない。

そして日本にも同様の内容の本があったんだ!と目からうろこが落ちたのが田中喜美子氏の「ちゃんと「話のきける子」に―「言うことをきく・きかない」は親次第」だった。こちらは外国物とは真逆でコンパクトにまとまっていて読みやすい、とても薄い本だ。添い寝マンセー!のど真ん中で子育てをしていたあのころに「一人寝」の勧めを頂点に据えた構成で、欧米の子供たちが一人で眠っていることを小さいころから知っていた私も「日本で?」と仰天した内容だった。我が家は幸いどこででも眠ってしまう子だったので添い寝をしてもしなくてもあまり関係なく実践する機会を逃してしまったのだが、「添い寝は実は重労働であり、重労働から解放される道は実はある!」という点が目からうろこであり、理屈はしっかりしていて納得のいくものだった。

いずれも子育ての価値観や彩を提案するものではなくて、骨子をかたどる内容だったのが大切なポイントだった。

記録をしてあるものを数えるだけでも100冊を超える子育ての本を読んだのだが、60冊に近づくあたりで「母親を奴隷にする子どもたち」に出会った。それから模索を始め、80冊を数えるあたりで「ちゃんと「話のきける子」に」に出会った。我が家では困っていなかったのだが、枝でわが子の目をつつくようなお友達がいたので「あれはどういうことなんだろう?」と気になっていた。何が問題でそんなことが起きるのかをやっと理解した。

今回読んだ信田さよ子氏のこの本は、切り口は違うもののこれらの本に通じるものがある。

一番大切な、根本原理を丁寧に説いている。とても大切なことを教えてくれている。最近はこういうのが主流になってきているんだろうか?だとしたら、良い時代になったなぁとしみじみと思う。

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2020年03月12日

子育ては、なんとかなる!(momo book)/電子図書はもう予約でいっぱい。そんな中で読んでみた久々の育児書というか日記

スカスカだった電子図書館もコロナ休校要請から数日もすると予約でいっぱいになっていた。そんな中でまだすぐに借りられる面白そうな本を見つけては借りて読んでみているのだが、そんななかで目に留まった1冊。

電子図書の読み心地の話からするのだけれど、今現在の私にとってパソコンで縦書き文字を読むのは疲れる。つぎにこの本はレイアウトが固定していてしっかりしているためなのかパソコンで文字を読むのはきつかった。判別がつきにくくて目に負荷がかかるのだ。ためしにiPhoneのサファリで表示させてみたところ、さくさくとノンストレスで読めた。ページめくりも快適ですばらしかった。

iPhoneを手に抱えるように持って食い入るように読んでいたら子に「そんなにスマホばかり見て!」と叱られた。どんなにiPhoneを使っていても何も言われたことがなかったのでびっくりした。図書館からの本を読んでいるんだよ、と説明したら目を丸くして驚いていた。そうか、本を読んでいるのか!と思ったようだが、その感想のどこに目を丸くする要素があるんだろう?iPhoneではなくて本を読んでいるのだと理解すれば私の食い入るようにiPhone画面を見る様子も納得がいったんだろうか?いずれにしても、何らかの新鮮な?驚きがあったらしいことは確かだった。

一通り読み終えると著者がどんな人なんだろう?と思った。が、情報がない。本の紹介文に「この本は、老舗おもちゃ店「百町森」の会報誌で10年続いた人気の子育て連載を1冊にまとめたものです。」とあるだけ。アマゾンを見ても出版社のHPを見ても何も書いてない。

内容も我が家の子育てとはほぼ何もオーバーラップしない。さらには我が家の子育ては一通り終わっていることもあって読み飛ばしながらの読了だった。がそれでも、共鳴するような共通した認識を著者に感じたのだ。

育児とは180度趣の異なる本だが、以前ちょっと記事にしたことのある「めだか館」という本を思い出した。グッピーの第一人者だった和泉克雄氏の自伝的(日記的?)著作だ。私がこの本に出会ったのは改良園という種苗の通信販売の会員になったときだ。会報誌に連載されていたのだ。以前の著書を著者の校正許可を得て掲載しているというようなことが書かれていた記憶がある。そんな事情もあってか著者の逝去と同時に連載が中断した。

中断したので続きが気になる。時世はちょうど通信販売などが充実してきた頃だった。とても使いやすくなっていた。アマゾンの販売書籍も充実してきていた。「めだか館」もページが登場した。が、5000円する。育児にお金のかかっていたあの頃、本に5000円は高かった。そういえばあのころ、図書館の検索機能なども充実してきた。ネット上でいろんな図書館で検索をかけて調べて取り寄せてもらって借りて読めた。(今見るとアマゾンからも姿を消している。メルカリを検索しても出てこない。5000円で手に入れておけばよかったかもm(__)m。)

「めだか館」はとても力のある本だった。そして「子育ては、なんとかなる!」とはテーマも雰囲気も全く異なるのだけれど、なんだか似たような一本の線を感じたのだった。

連載だったというだけあって、すぐにでも実践できる具体的なやり方や作りもの、遊び方などがイラスト入りでわかりやすく載っている。私が子育て中だったらすぐにでも試してみただろうなぁ。一通り試してみて我が家ではどうだろうと検証して取り入れたり自然消滅したりと楽しめただろうな。

アマゾンで「子育ては」という文字で本の検索をかけたところ、大量の本が出てきた。うちはもう終わったといってもまだたったの10年弱まえのことだ。なのに、こんなにも大量の本が出ているのかと驚いた。あのころも子育て本はたくさんあった。あったけれど、今ほどじゃなかったよ。

ひとついえるのは、「子育て」もノウハウだ。そして「子育て」ほど千差万別なものもはない。一人ひとりオンデマンドだ。母親が違えば違うやり方があり、子が違えば母が同じでも違うやり方がある。

そして、進化する。一律に行う大量生産型も進化しているだろうけれど、個別型の進化も半端ない。

昔の経験は役には立つ。がそれはいろんな意味で「慣れ」という分野でのみであることを、自戒を込めて頭に叩き込んだのであった。


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「めだか館」過去記事 → こちら



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タグ:電子図書
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2018年11月27日

宝くじで1億円当たった人の末路/子の未来を脳内妄想する〜ドラマ化されていたんだ、2018年11月22日マンガ版が発売〜


宝くじで1億円当たった人の末路
鈴木信行
絵(スタンプ) 大嶋奈都子
2017年3月28日 第1版第1刷発行
2017年9月5日 第1版第11刷発行
日経BP社


題名がキャッチーなので子も興味深そうに手に取っていた。将来を決めていくにあたって、この手の本を頭の隅に入れておくのは悪いことではないとしみじみと思った1冊だった。

中受の準備で相当の長文をかなり小さい文字で大量に読む日々を送る子は、この程度の大人用の読み物にまったく抵抗がなくなったようだ。問題があるとすればちょっと小難しい語彙だろう。そういうのを隣に大人がいて、質問されるたびにどんどん解説をすればいくらでも読み進みそうな勢いである。中受をするべきか途中だけれどやめるか、毎日考えない日はないのだけれど(m(__)m、汗、笑)、ことピンポイントで読書に関していえば、良い影響しかないことにいまさらながら気が付く。

さて、『日経ビジネスオンラインのコラム「キーパーソンに聞く」に加筆・修正してまとめたもの』とのこと。

一冊丸ごと宝くじの話ではなかったのでちょっとがっかり。アマゾンのレビューも同じようなことを書いてあるものが多かった。統計やインタビューを丁寧に重ねてあるわけではない。一人の人の体験を軸に展開してあったり、心理的に推測してどうの、という結論が多い。ずっしりとしたルポを期待すると肩透かしを食らう。けれど、いろんな人生を垣間見ることができる。膨大な情報量だ。なんなら目次を眺めるだけでも視野が広がる気がする。

今どきネットで調べればもっと多様な人生を垣間見ることなどお茶の子さいさいではある。が、調べる人間が同じなのだからどんなに奇抜な世界を見ようと思ってもかならず偏る。ということで、意図をもって編集されている本を丸ごと一冊読むという行為の必要性に久々に感じ入った。

宝くじの結論は『「宝くじ」を買う度胸があるなら、「ルンバ」を作れ』。

バックパッカーの末路は、というか結論は「年を取ってから旅に出ろ」。安定も冒険も両方手に入れるのが吉、ということ。

こんな調子でどんどん切り込みます。

〈目次〉
1、やらかした人の末路
   宝くじで1億円当たった人の末路 ルンバ
      瀧俊雄 (マネーの専門家)マネーフォワード取締役
   事故物件借りちゃった人の末路 科学的根拠さがせますから、、
      大島てる 事故物件公示サイト運営管理人
   キラキラネームの人の末路 転じて転じて現在は「より悪性なもの」吉田兼好の徒然草116段
      牧野恭仁雄 (子供の名付けに詳しい)命名研究家

2、孤独な人の末路
   「友達ゼロ」の人の末路  「同調圧力」=現実逃避礼賛、日本人の生きずらさ。世界に勝てない、、、
      諸富祥彦 (人間関係に詳しい)明治大学文学部教授
   子供を作らなかった人の末路 ダイバーシティー
      朝生容子  (女性のキャリアに詳しい)キャリアコンサルタント
   教育費貧乏な家庭の末路  高齢破産
      小屋洋一 (教育投資に詳しい)ファイナンシャルプランナー
   賃貸派の末路  「危険な隣人」の固定化
      石川貴康 (不動産投資に詳しい)コンサルタント

3、逃げた人の末路
   自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路  年を取ってから旅に出ろ
      大塚和彦 (元バックパッカー)ヴィジョナリー・カンパニー社長
   留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路  異国で始まる青春ストーリーほど楽しいものはない
      栄 陽子 (留学カウンセラー)栄陽子留学研究所所長
   「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路 貯金残高の目減りストレス、横溝正史的空気
      八代健正 (千葉県館山市への移住支援を手掛ける)NPO法人おせっ会代表

4、変わった人の末路
   電車で「中ほど」まで進まない人の末路 体育会系の優先採用、パーソナルスペース、入社試験に 
      川西由美子 (人間心理に詳しい)ランスタッドEAP総研所長
   「グロい漫画」が好きな人の末路  清潔すぎる社会
      米倉一哉 (トラウマに詳しい)日本催眠心理研究所所長
   外国人観光客が嫌いな人の末路 慣れないことへの苦手意識は自然なこと
      松田英子 (認知行動療法のスペシャリスト)東洋大学社会学部教授

5、怠惰な人の末路
   癖で首をポキポキ鳴らし続けた人の末路  危ないよ
      丸山太地 (肩凝り治療の専門家) 肩こり研究所所長
   8時間以上寝る人の末路  アインシュタインは10時間以上
      三島和夫 (睡眠に詳しい)国立精神・神経医療研究センター部長
   いつも不機嫌そうな上司の末路  老いないためには嫌なことはしない
      平松由貴 (アンチエイジングに詳しい)美容コンサルタント
   体が硬い人の末路  柔らかくしましょう、4つの動きだけ 残業礼賛の旧体質
      小野将広 (柔軟法に詳しい)真向法協会「健體康心」編集長

6、時代遅れな企業の末路
   禁煙にしない店の末路  分煙は難しい、どちらかに
      竹内幸次 (外食店経営に詳しい)スプラム社長
   日本一顧客思いのクリーニング店の末路  効率の追求だけじゃなくて
      野中光一 (親切なクリーニング店を経営する)キャンディクリーナース代表
   リモコン発見器の末路 日本の大企業がルンバを開発できなかった理由〜過剰なリスク回避
      横井正憲 (商品開発力で定評のある中小企業)旭電機化成開発部長

7、仕事人間の末路
   ワイシャツの下に何を着るか悩む人の末路1 ワイシャツは長袖、袖を出す、暑ければ捲し上げる
      宮崎俊一 (メンズファッションに詳しい)松屋銀座紳士服バイヤー
   ワイシャツの下に何を着るか悩む人の末路2 グンゼのSEEK
      見られていることを意識する〜会社のPC端末操作記録、閲覧URL記録、監視カメラ
   男の末路  AI、IOTロボットの普及、男性が得意な仕事は減っていく、男に喝!を
      山内兄人 (神経生殖内分泌の専門家)早稲田大学名誉教授
   アジアの路上生活障害者の末路 ラフな世界、やがて日本にも影響、すべての仕事には意味がある
      石井光太 (アジアの事情に詳しい)ノンフィクション作家


いつどこで目にして図書館に予約をしたのかすっかりと忘れてしまったのだけれど、順番が来たので借りてきたのだ。

子は小6だ。自分(親)のころの小6といえば井上靖の「あすなろ物語」や、山本有三の「路傍の石」を読んだ時のことを思い出した。小2か3のころに宮沢賢治の「風の又三郎」を読んだ時も同じ感覚だった。そしてこの本、全然ちがう種類の本なのだが、似たような読後感だった。この本は、知らない世界を提示してくれる。ということは、小学生の頃に読んだ「あすなろ物語」や「路傍の石」そして「風の又三郎」も、当時の私に知らない世界を見せてくれたのかもしれない。

どこかの有名私立にうっかりと入ってしまった保護者の方が「知らなくてもいい世界を知ってしまったかも」という感想を述べているのを見聞したことがある。が、全部知っておいたほうが良い。そのほうが自分の立ち位置を正確に把握できる。把握できたら、打つべき手が見えてくる。

子はどんな将来を見るのだろうか。最近そんなことばかり考えているような気がする。


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↑ なんと!マンガ版が出ている!2018/11/22発売だ。ついこの間だ。

「宝くじで1億円当たった人」以外にも、「事故物件を借りちゃった人」や「キラキラネームの人」「『友達ゼロ』の人」といったやらかしてしまった人たちの末路、さらには「電車で『中ほど』まで進まない人」や「外国人観光客が嫌いな人」など、あなたの身近にある気になる末路まで、厳選した10の末路を収録』とのこと。

読みたいなぁ。

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↑ そしてなんと!日テレでドラマ化されていたのですね、まったく知りませんでしたm(__)m。有料だけれど配信もされているみたいだ。時間ができたら見てみようかな。




日経ビジネスON LINE 「マンガ宝くじで1億円当たった人の末路」 → こちら
○○な人の末路」日テレ → こちら


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2017年03月14日

保護者に役立つ保護者とのつきあい方50のコツ!/今更だけれど身につまされる



保護者に役立つ
保護者とのつきあい方
50のコツ
「りんごの木」代表
柴田愛子
学陽書房
2007年4月23日 初版印刷
2007年4月27日 初版発行

突然のクレーム!
困った要望、相談、ケガなど、
いざというときの対応がわかる!!

図書館でこの本が目に入った。発行年月日を見て、あのころか、と思った。図書館の絵本コーナーにばかり出入りしていた頃だ。もう少しだけ足を延ばして奥に進み、こういう本が並んでいる棚に目を向けてみればよかった。あのころ、この手の本は生協のチラシで目に入れば買う、というのを繰り返していた。付箋を貼ったり、何度も読み返す可能性があったからかもしれない。現に図書館で借りても、あまりにもよかったので買い直した本も多かった。

こういう本は時間のやりくりを考えると生む前に読むのが最適なのだが、そうもいかない。当事者になって初めて身に染みるというか、身に着くものだったりもする。何のトラブルもなく平和に過ごすお子さんだっているわけだし。そもそも、子どもの集団生活が、こんなにも問題山積だとはまったく思いもよらない可能性もある。

私はそうだった。

自分が苦労した覚えがないのだ。

おもちゃを盗られたこともなければ、叩かれたこともなかった。とても平和で充実していた。

なので我が子の保護者として、こんなにもいろいろとあるとは思いもよらなかった。

子が生まれた翌年に出た本だけれど十分間に合っていた。本当、事前に読んでおけばよかった、としみじみと思う。そうすれば、ぶっ飛ぶような体験も、もう少し冷静に受け止めることもできただろうなぁ。

この本を読んで思い出すのは、力のある保育士さんはみな、本当に等身大で飾らず、率直だったことだ。できない約束は絶対にせず、期待させるようなこともあいまいなことも、一切言わない。話しかければ必ず正面から向き合って話を受け止めてくれた。それらのもたらす結果の全てが、自分たちがみている子どもたちの上に実を結ぶことを熟知しているような人たちだった。

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2016年12月29日

七人の敵がいる/PTAに関わっていると ただのエンターテインメントだと一蹴しにくい1冊


七人の敵がいる
加納朋子
集英社文庫
2012年3月25日 第1刷

実際のPTA騒動とはかけ離れたお立ち台風のノリで終わる物語だ。ずいぶん前に一気に読んで、そのままにしていた。本の整理整頓をしていてこの本をブログに取り上げるかどうか逡巡。一応取り上げておこうかな、と思ったのは、もちろん、ここのところPTAにまつわる騒動が身近にひしひしと迫ってきているからである。

PTAにはいろんな参加の仕方がある。お友達がいるのならば集まって話をする場として利用する手もある。気の合う人がいればその1年はとても楽しいし、一生の友を得る人もいる。が、運次第なのだ。幸運ばかりではないから問題になる。

出不精の私にとってはPTAは面倒だ。PTAだけでなく子ども会もそうである。そもそもまったく興味がないのだ。なので純粋に、子どもの健全な社会生活のための強固な後ろ盾となるためだけに重い腰を上げて動いている。

だが、いやいやながらも適当に会合に出席していれば、1回目には誰も目も合わせてこなかったのに2回目には会釈されたり、席を確保してもらえていたりする。ウェルカム感が出てくるのだ。3回目以降になると場にも慣れる。「七人の敵がいる」の主人公はもともとまったくしり込みをする人ではないし、バリバリに仕事をこなすキャリアウーマンであるから人と人との間で逡巡したり、もじもじしたり、どうしようなどと困るタイプではない。そしてほぼ誰も口にしないのだが、PTAという場が求めている人材が本当はこういうタイプの人なのだ、ということを理解すれば、どのように身を処したらよいのかおのずとわかる。

PTAの仕事は、複雑ではない。誰がなってもこなせるようにできている。なので当たってしまったら何も考えずにひたすら正確にやり通せばよい。実直に活動している人に噛みついてくるような保護者などいるわけがないのだ。むしろ保護者の皆さんをはじめ、学校の先生方にまで深々と頭を下げられることもあり、いずれにしてもほぼすべての場所でニコニコ顔で受け入れてもらえるのだから、自己肯定感のあまりない人ほど実はやる甲斐がある。好きでやっているわけではないのならば余計に、好きでやっているわけではないのだという気持ちを前面に出して堂々と事務的に活動すればするほど実はスムーズに事も運ぶ。そうやって活動している間に細かった神経も適度に太くなるし、巷で顔が売れるもの確か。顔が売れるとそれなりのメリットがあるのは、以前ブログにも取り上げた「まついなつみき」さんのPTA本にもあるとおりである。

万が一良い方向に回転しないようだったら、邪魔をしている人がいると思ったほうが良い。「いじめ」だ。なのでその場合は早めに線引きして撤退の道を見極めるのが良い。そうしないで律儀に仕事をしていると自分で自分の首を絞めることになる。要注意だ。

「七人の敵がいる」の中で主人公は知らず知らずのうちに中央に位置するようになる。PTAもカリスマを求めているのだ。それは巷の現場をちまちまと出入りしていても感じる。

この本ではPTA会長は、屈強で百戦錬磨の女性である。最終的には主人公はこの人の肝の座りように感心するのだ。なるほどなぁと私も感心した。が、巷のPTA役員表を眺めていてある日気が付いた。どの役員もすべて女の人の名前で、副会長だけ、2,3人、男の人の名前がある。そして、会長が男の人だった。ググってみたら、そういうPTAは多かった。

内政と現場は女性がやって、外回りは男性がやるという役割分担である。

家庭を切り回している女性にとって夜に出歩くのは難しい。なので、とても実際的である。頭ではそのようにわかっていても、なぜか少しすっきりしないものを感じた。なぜだろう?と思ったら、それはこの本に登場した肝っ玉な女性会長の、威風堂々とした様子がそれだけ印象的だったんだろうと思った。

でもなぁ、PTAはそろそろ、シルバー人材の活用を積極的に考えたほうが良いとしみじみと思う。時代の流れはそう言っているような気がする。言い古されているけれど、必要のない活動も多すぎる。新規導入も含めて整理整頓しないとどうにもならないのは明らかだ。あるいは、なくしたら本当に困るんだろうか?しかも誰が?あるいは何らかの力関係が崩れるんだろうか?
この本の後半に入ると、主人公がフルタイムのワーキングマザーであることを忘れてしまう。いったいいつ仕事をしているんだろう?PTAでここまで活躍するためにはフルタイムで働くくらいの時間が必要だと思うのだけれど、、、そのあたりはどうなんだろう?


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PTA会長ってなぜ男性なのでしょうか?特に都会ではない町で  → こちら
PTA会長について 確認したいことがあるのですが。  → こちら
PTA会長に男性が多いわけ  → こちら
発言小町 男性がPTAに参加するさいに気をつけた方がよいこと   → こちら
発言小町 PTA会長はもうこりごり  → こちら
 ↑ 会長さんはめちゃめちゃ大変そうです。ひやあぁ〜



         
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タグ:PTA対策
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2016年09月07日

尾木ママの10代の子をもつ親に伝えたいこと/子が離れていくのを実感するから予習


尾木ママの10代の子をもつ親に伝えたいこと
尾木直樹
PHP文庫
2014年4月21日 第1版第1刷

数ある尾木ママの本の中でどうしてこれを買ったのか、全く覚えていない。本棚に平積みの山積みからずれ落ちてきた。こんな本を持っていたんだ、と気が付いて手に取ったら最後、一気に読んでしまった。

子育てを始めてから、いろんな人のいろんな本を手にしてきたけれど、子を持つ女の人の本はその人がどれだけ子育てにかかわったかによって内容が微妙に異なるし、男の人のそれは社会的にどんな立場から子供たちとかかわってきたかという視点が違っていてみな面白い。

尾木ママは文章がとても上手で、読んでいると心地が良い。力量の高い優秀な先生に一方的にじゃれついて甘えている女学生のような気分になってくる。実際そんな存在の先生だったんじゃないかという気がする。

一般的な日本人と視点の異なる点は、グローバルであるということだ。そして、未来を見据えているという点かもしれない。教育界の最先端だ。

最近は特に、子どもを保護することばかりに長けた小学校や近隣の大人たちにうんざりしていたところだった。口うるさいどうでもよいお小言を頭からシャワーのように浴びせる大人たち。事細かい規則とどうでもよいスローガンを押し付け続けて何かをしているような気分になっている小学校。単純作業に秀でた子供を量産したいのか?と邪推したくなるような単純作業満載の宿題を大量に処理し続けるのを目にする毎日に心底うんざりしていた。

子どもが自らの主体性を発揮できる場所はどこにあるんだろうか。

尾木ママの今回読んだ本は10代の思春期を書いたものなので、小学生は関係がない。が、それでも、尾木ママが小学生の先生をしていたとしたら、主体性について本能的に尊重したことだろうと思われる節をそこかしこに触れることができる。こういう先生に中学、高校時代に触れることのできた生徒たちは幸せだろうなぁ。

さて、内容だが、裏表紙にこうある。
「ケータイ、スマホ、LINEなどの影響で、子どもが多くの情報に触れたり、友達と常につながってしまうことが、10代の子をもつ親の不安をいっそう強くしています。本書は、人気の教育評論家が、〈性の問題〉〈いじめ〉〈親子の適度な距離の取り方〉など、10代特有の問題について、親が今日からできる対策をやさしくアドバイス。思春期の子をもつ親の心のモヤモヤが晴れる一冊です。文庫書き下ろし。」


最先端を行く人たちの、時代の流れを嗅ぎとる能力というのは、すごい。

小学生の我が子に付き合って、同じ本を読み、同じテレビ番組を見ていると、しんどいと思うことが時々ある。楽しいからやっていることなのだ。でも、たまにしんどい。自分の育った時代を置き去りにし、現在の自分の年齢の人たちがどっぷりと浸かっている世界にも背を向ける形になっているから、かもしれない。自分がどこにも属性のない中途半端な存在になりつつあることが自覚されて、その所在感のなさに大げさでなく戦慄することがある。

だが、それでよいのではないか?と、この本を読んで思ったのだ。中途半端な所在のなさは、副産物なのかもしれない。時代の流れが速すぎて、価値観が揺らぎ、経験が役に立たなくなっている今、どうしたもんだかと思っていたのだが、このまま、子どもの触れる世界に触れ続けて、これからの世界をどうやって生き抜いていくかを子と一緒に考えたらよいのだ。自分もそうだが子も年齢が上がるにつれて、ますますしんどいなぁと思うことが増えたのだけれど、それでよいのですよ、と言ってもらえたような幸せな気分になってきた。

「子どもは大人の尊敬すべきパートナーなのです。」(内容文より抜粋)




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尾木ママの 10代の子をもつ親に伝えたいこと (PHP文庫)

Kindle版が600円、文庫が670円。






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2016年09月05日

愛はめんどくさい/まついなつき/これって心理学〜マンガなしの文庫本


愛はめんどくさい
まついなつき
幻冬舎文庫
平成17年2月10日 初版発行

背表紙にあることば〜
「これ、書きあげるのに8年もかかったよ」。女はなぜ結婚をし、子どもを産み。姑とバトルをし、離婚を考えるのか!? 「結婚は親に許可されるものじゃない」「結婚はお互い不足しているところを補い合う実験だ」など、自らの切なる苦しい体験から考え抜いた、姑やその家族、夫との付き合いと子供の事、、、。「女の結婚」という永遠の手間に迫る一冊!!

力作だ。

著者が実体験から分析して得た結果だ。机上の空論とは迫力が違う。ぐんぐんと迫ってくる。一方で、アプローチは違っても真理は一つなのかもしれないと思い至る。心理学の本で似たような結論に至るものが手元にあったはずだと思って、山積みにしたままの我が家の本を眺めまわしてみたのだが、見つからない。「怒り」に関する本だったと思う。相手の、あるいはこちらのテリトリーに踏み込んでいく(くる)から「怒り」の感情が沸き起こるのだ、という話だ。「怒り」までいかなくても不快感やイライラはするというものだ。

逆に言うと、イライラしたり不快感を覚えた場合は、誰かに領域侵犯されているんじゃないか?と点検するとよいし、相手を不快にさせた場合はとりあえず、引くことだという。相手の領域を犯している可能性があるからだ。つまり、目の前の相手が怒っているとき、その人は領域侵犯されて困っているのだ、と解釈するとよいという結論だったような気がする。水島広子氏の本のどれかだったかもしれない。

嫁姑バトルに当てはめると、役割交代がスムーズにいかないことが互いの領域侵犯の原因と思われる。

つまり、

夫をいつまでも息子として扱う姑と、自分の夫である立場から対等に扱おうとする妻とのバトル。

孫を我が子同様に可愛がって、嫁の領域にずかずかと上がり込んでくる姑へのイライラ。

実家だって安心できない。実親が牙をむき出しにしてかかってくることもある。

実親の場合は肉親なのでいったん始まるとすべてが辛らつだ、と著者は述べる。

それら以前にそもそも、男と女が結婚したら「家事」という仕事をめぐって主従関係バトル。

子が生まれたら「育児」という仕事をめぐってのバトル。

1つの領域に大人が2人以上いればバトルは必然なのだということに、気が付く。


そうかぁ、そうだったのかぁ。

それらをどう、かいくぐって、どういう安定性に持ち込むかは当事者たちの様々な事情が関係するのだろう。ただ、結婚したらこういうことがもれなくついてくると思ったほうが良い、というのはあるし、落としどころをつかんでしまえば、最初の頃の混乱はいずこへ?という場合も多い(らしい)。

なるほど、確かにそうかもしれない。


著者は結局は夫と離婚してしまうが、義実家とは仲良くて、行き来しているんだそうで理想的だ。

当事者はとても苦しかったんだろうなぁと読みながら思った。が、絶妙なバランス感覚が透けて見えるのだ。ご実家が自営業だったそうだし、ご本人もフリーランスだから、そのあたりをベースとしたバランス感覚なのかもしれない。それが本当に参考になる。



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2016年09月02日

私だけがタイヘン?〜笑う子育て生活/まついなつき/好感度抜群のエッセー集 


私だけがタイヘン?
笑う子育て生活
まついなつき
平成13年4月14日 第1刷発行
海竜社

著者はいわゆる子育てには振り回されていない。
だから、「私だけがタイヘン?」という題名は反語である。

でも、「タイヘン」の解釈にもよるかもしれない。著者は3人の男児の母親として十分(すぎる)な母性を持っている点が「タイヘン」の理由なのだ。著者を振り回しているのは、身の内からあふれ出てやまない母性である。

せっかく機会を得て趣味に没頭できるはずが、子どものことが気になってしまって、途中でやめて帰ってきてしまうとか。興味のないはずの乗り物やウルトラマン、恐竜などに付き合っているうちに、本来の自分の趣味同様に細やかにこだわって没頭している自分に気が付くとか。はてはそんな自分を十分に客観的にとらえていて、子どもにしがみつかないで済む将来の自分の将来を見据えるとか。

血のつながった異性である息子たちのそれぞれの個性を楽しみながら、自分との共通する趣味でつながる楽しみなどを享受する様子を淡々と描いている。それらが甘美であればあるほど、子離れがテーマになってくる、という意味のことが書かれている。

要するに、子離れ問題。子の読む本の大半を追いかけるように読んでいるような母親である私にとっては、どしんっっとのしかかってくるほどの重圧を覚えるテーマであるm(__)m。

マガジンハウスの「クロワッサン」や婦人生活社の「セサミ」に掲載されたものを1冊にまとめたもののようだ。随筆的に落ち着いた雰囲気で書かれていて、楽しく読めた。重いテーマへつながる日々をたんたんと描いている。もちろん、ウィットに富んでいて笑いありだが、好感度抜群の1冊だった。


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私だけがタイヘン?―笑う子育て生活

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2016年09月01日

ねじまき小学生/まついなつき 小学生の育児はそれまでとは違ってくることなどとともに、、


うちの子どもが小学生になっちゃった!!
ねじまき小学生
まついなつき
2003年3月6日 初版
KANZEN


子育て(男児)との距離感や、生き様というと大げさなのだがそのようなものの空気感などに共鳴して図書館にある本は借りて読み、ない本は注文して買って読んでみている。

さて、プロローグの言葉にはのけぞるとともに、思わず深くうなづいた。

保護者とは、マネージャーの別名である!!」

中身も面白い。家庭科の指導要領への考察や、ゆとり以後のまき直し、算数や国語などについても触れていて興味深い。圧巻なのが後半の仕事と金、愛と性教育に関する考察である。

しごとなどは、たとえば絵を描いて生計を立てたいと思ったとする。すると、1日で描いたものがたとえば1万円で売れなければ生活ができないのだ、というような単純な現実を話題にしていたのだ。
厚生労働省の「平成27年度地域別最低賃金改定状況」を参考にしてみようかな。

地域によってバイト料にはばらつきがあるのだなぁ。著者は東京なので、東京を参考にしてみる。1時間907円でひたすら毎日絵を描く生活をするという設定で は、1日8時間描き続けた絵が7256円、、、なるほどなぁ。その金額で売れれば生活ができるかもしれない、という理屈だ。

バイトであれば店頭に1日中立っていて来客が1日たった1人だったとしても、働いた分をきっちりともらうことができる。が、自営(フリーランス)で絵を描いている場合はそんな保証がまったくない。

当たり前のことなんだけど。

当たり前すぎて、目から鱗状態というか。そういうことを子に話しておく、という考えすら自分の頭の中に存在していなかったことに気が付いた。うかつである。

さて、著者はご実家が自営業なんだそうだ。なので、金銭感覚がサラリーマンと違う。その違いを的確に表現してある。

世間という場所はいわゆる『金まみれ』の場所だ。その中を泳いでいこうとすれば、生きる道具として、お金を使いこなしていくというのは絶対に必要な技術だと思う。商売というのは、お金に仕えるということではなく、人(お客さん)に仕えるということだ。人(お客さん)に仕えていけば、お金はちゃんとまわってくる。〜中略〜稼いだ金を『どこで』「どのくらい』『どのように』使えば、いちばんうまく金がまわるのか、それを考えるというのが、商売ってやつだ。

なぜこのような話題が?と思ったら、ご自分のお子さんたちにお金のことを伝授する際に逡巡していた様子が描かれていた。

子も小4。お金の話を少しずつしているところだ。お金は獲物だ。お金はエネルギーだ。が、それだけでは説明として不足していると思っていたところだったのだ。


2つ目の性教育。これを学校に任せるのはきついだろう、というのが著者の結論だ。では家庭でどのように教えるのか。性の大前提である「」について、、、

わたしが教えてほしいことを、子どもにどうやって教えるというの?

ほんとうに。

男の子を見ていると、非生産的パワーに圧倒されるという。いわゆる暴力一歩手前である。お子さんによっては単刀直入に「暴力」に走るお子さんもけっこういる。迷惑だ。けど、いるのだ。

「つまり、性と暴力、これは人間だったら、誰でも興味があって抱えているものなのだから、ないものにしないで『垂れ流すと恥ずかしもの』というカテゴリーに入れてしまえばいいんじゃないの?ということに気づく。〜中略〜それがそこにあることは認めつつも、垂れ流しは許さない。具体的にいうと『科学と学習』大作戦。これがいけるのでは?と思ったのだ。

科学と学習」というのはこんな感じのことだ。質問されたことにはつまらないくらいに淡々と答える。そして、「男と女、できることは全然違うから、尊敬しあえ!というプロモーションだ。

ほんとうに。



こんな感じの厚くて読み応えのある1冊だった。

あまりに充実していて面白かったので、いままではもう過ぎたことだしと敬遠していた著者の大ヒット作「笑う出産」を読んでみよう、と思った。


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2016年08月12日

アトピー息子/自分の病気を知りたい!と言われて、、、


笑う出産スペシャル
アトピー息子
まついなつき
情報センター出版局

(帯より)
あやしい民間療法、青魚問題、いろんな治療方針、
近代医学の総本山「国立小児科病院」、、、2年間の七転八倒・全記録!
ベストセラー「笑う出産」「笑う出産2」につづ
三男の育児はお悩み満載だった

三男はアトピーだった!!
さあ、どうする!?

まつい家の治療方針(生後5か月辞典)7カ条
1 お風呂は木酢液
2 週1回の整体
3 ステロイドは指示にしたがって塗る
4 調理油はオリーブオイルとごま油
5 基本帝に食材の制限はしない
6 少しずつ食べられるものは増やす
7 アレルゲンの血液検査を受ける


「まついなつき」氏のPTA本と波長があったのか、数冊図書館でも予約し、図書館にないものはアマゾンで買ってみた。その中の1冊。アマゾンを見ていたときに子がパソコンの画面をのぞき込んで言ったのだ。「この本、買って読んでみて。

いろんな人が子は「アトピーだ」と教えてくださるのだが、病院でそう言われたことがないのだ。これが子の悩みであるらしい。自分はいったい何を相手に毎日格闘しているのか「知りたい」というわけである。
病院では何と言われているのかというと「慢性湿疹」である。こんな漠然とした(?)言葉は皮膚の状態を表したにすぎず「病名ではない」と子は言いたいらしいのだ。

なるほど、と思った。

で、読んでみた。

読み終えたので、隣でゴロゴロしながら本を読んでいた子に宣言した。

「アトピーではなさそうだよ。やっぱり『慢性湿疹』で正しいんじゃない?」


周囲にはアトピーのお子さんは多い。けれどみなさん本当に肌がきれいだ。誰一人として、我が子のような手足をひっかき傷で硬くしたような皮膚をしておられない。なので知らなかった。この本を読むまで、アトピーのお子さんの症状のすさまじさを知らなかったのだ。ごめんなさい。しかも、これで軽症だという。二度仰天した。

「慢性湿疹だ」と宣言して以後、かゆみが軽くなったようなのだ。というか、引掻いているのをほとんど見なくなった

「慢性湿疹」宣言をされたとき、子はあっけにとられて、しばらくぽかんとしていた。そして、「えええ〜〜〜っっっ!!!」と叫んで、畳の上をゴロゴロと転がり始めた。子からの説明はなかったが、体をかゆがる根拠というのか、体をひっかく根拠を失ったらしい。

よかったじゃん。

これからは多少のかゆみは我慢して、氷で冷やしてやり過ごそう。、せっかくのお肌だ。大切に扱ってね。


子には言わなかったが、軽度中の軽度のアトピーかもしれない。

それでも、引掻く根拠を失ってしまえば、我慢もしやすくなるだろう。


本の内容に戻るけれど、民間療法と病院の治療方針とを上手にブレンドして我が子特別仕様のケアを考えるのが一番良いらしい、というメッセージが伝わってきた。ということは、「これ、効いたよ」という体験談をたくさん聞くのがよいのかもしれない。片っ端から試してみて効果を見て、生活面と経済的に見合えば続ける。
子の場合は海水浴のできる海辺に引っ越せば一発で治るのだろう。海に行くと1日で治るのだから転地療養、効果抜群である。将来、筆耕す機会が訪れたら、ぜひとも海辺を考えよう。

風光明媚な海辺に転地療養。

すばらしい(白昼夢)。



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2016年08月04日

まついさんちの子どもめし 断食ダイエット入門/まついなつき/男の子3人用の食事(汗)!


まついさんちの子どもめし
まついなつき
NATSUKI MATSUI
株式会社カンゼン
2006年10月13日 初版

子育て&食べさせ日記
365日 子供のお皿になに盛るの!?
台所は戦場だ!パワフルごはんづくりエッセイ


断食ダイエット入門
WELCOME TO THE FASTING WORLD
まついなつき/文・まんが
ファスティング研究会/編
アミューズブックス
2003年1月15日 初版第一刷発行



PTAの本が心地よかったので同じ作者の本を何冊か予約して借りた。子が絵柄を見て言った。「PTAの本の人でしょう?ハマった?」(笑)(笑)(笑)。

たまたま手にした1冊の本と、波長が合うのかなんだかわからないけれど、その作者を追いかけることがある。3人の男の子だけの母親。娘無し。それだけでも大いに共感するのだけれど。

全くの私見だが、第一子が男の子か女の子かで母親の雰囲気が変わるような気もする。うちは男の子だ。最初は戸惑った。自分とは全く違う成長曲線を描くのだから先を読むのが難しい。「普通なら」3歳くらいから折り紙にはまるはず。なのに5歳ごろになってようやく折り紙を認識した。不器用に生まれてしまったので自分では作れない。母親に作って、作ってとせがみまくっていた時期が長く続いた。あれから更に5年経って小4の夏。ようやく自分でも折るようになった。というかものすごい熱中ぶりだ。暇を見つけては折り紙の束と本を抱え込んでテレビを見ながらでも、折るようになった。少しずつ上手になってきた。

でもね、小4だよ?女の私はとっくに折り紙は卒業していたよ。ケント紙のような丈夫な紙を手に入れて物差しとカッターで切って細かい立体作品を作っていたよ?なんてことを言うと、顔をしかめて反論してくる。「いいの!男の子と女の子は成長の仕方が違うって、いつも言っているの誰?」 すみません(笑)(笑)(笑)。

で、この本だ。男の子が3人も家にいたら、そりゃぁ母親も細かいことを気にしなくなるだろうな。私自身、女特融の(?)細やかな神経なんてとっくの昔にどこかに置き去りだ。自分の弁当さえも男の子仕様になってきた。弁当箱の半分に白いご飯、もう半分に適当に切っただけの野菜を敷き詰めて上に焼いた鮭でも乗っけたら上等。それ以上に飾ろうなどとは一切思わなくなった。

「まついなつき」さんは料理が上手なようだ。勘を持っているとか、食べ物のポイントがわかっている、というほうが正しいかもしれない。食べ物の食べる場所、食べるシチュエーション、食べる順番、取り合わせなどなど。そんなものへの造詣がとても深いのだと思う。料理に対して使われている日本語も実に美しい。

1つ1つの料理の仕方が書かれているわけではないのだ。なので、何度も通読して全体的に頭に叩き込むのが良いと思った。そのうえで自分ちの台所での応用を考える、というのが道筋のような気がする。写真も本当に素敵で、何度見返しても飽きない。良書だ。

なんのことはない。何度も読み返したくなったのでアマゾンで本を頼んでしまった。届いたらもう一度、読んでみよう。楽しみだ。

゚゚`*:.。o○☆*゚゚`

ということで作者は食が好き。でもって、座り仕事。当然体重が増える。そして、「断食ダイエット」だ(笑)。子がこの本を見て喜んだ。「ダイエットするの?しようね?!しないと、おなかの周りの脂肪、増えるばかりだよね?ね?」

私の友人にも定期的に食を抜いてプチ・ファスティングをする人がいる。システマティックにやっているので感心していた。が、この本を読んで気が付いたのだが簡単なものならば私も昔から無意識にやっていた。休みの日などにだらだらするのに便乗するのだ。もともとお菓子など出来合いのものを家に置かない。そのうえで、疲れているのだから料理するのをやめる。コーヒーを飲みながらだらだら過ごす。おさまりがつかなくなって台所をウロウロするようになった時点で、大量の水にちょろっと米を入れて火にかける。水だらけのおかゆを何の味付けもせずに、ゴクゴクと飲むようにいただいておなかを満たして、就寝だ。次の日は、ぐーたらした前日のことなどすっかりと忘れていて普通の生活をしていた。

どうやら、それでもよいらしい。

最近は酵素ジュースなどが流行っている。友人に感化されて私も数点作っている。2〜30倍に薄めた酵素ジュースを飲みながらファスティングするのもよいらしいと本に書いてあったのでやってみた。が、あくまでも私の場合だが、カロリーのあるものを口にすると、その日はもう普通に食べたくなることに気が付いた。ファスティングするなら、朝の最初からブラックコーヒーのみで我慢できるところまで我慢するのが、個人的には良いようだ。自分に合った方法が一番だ。

体験的にはこういうプチ・ファスティングが体重キープに一番ラクだ。次はそのヴァリエーションで、「朝抜き、昼、好きなだけ食べる、夜は軽く」あるいは、「朝昼抜き、夜好きなだけ」という芸能人の人もやっているという話を時々見かける方法。

一番体重が減らないのは、時間が来たから食べるという三食きっちりの食べ方。どんなに1食の量を減らそうと努力しても、体重は増えていく一方だ。あくまでも私の場合だが。子はきっちりと食べるし、美味しかったおやつは味見をさせてくれる。なので、子が家にいると増える一方である。

「まついなつき」さんが3か月の間に4回(4日)ファスティングして体重を6キロ落とした体験記が前半の半分強。後半はファスティング研究会からのしっかりとした情報提供が占めている。なので「まついなつき」さん色はあまりない。が、仰々しく「断食」だの「ファスティング」だのとネーミングされているから「おお!なにそれ?!」と思うのだが、本のどこかにも書かれていたけれど、昔々大昔は、食べたくても食べられない時期というのはあった、強制的断食はあった。定期的に断食するように、人間の体は出来ているのかもしれない?


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2016年07月21日

まさかわたしがPTA!?(まついなつき)/読んでよかったと初めて思ったPTA本


まさかわたしがPTA!?
まついなつき
メディアファクトリー

(帯などより)
「そろそろ、、、」なお母さんも「もうコリゴリ!」なお母さんも必読!
PTAはそんな(めんどくさい?)不安を(怖い?)解消します!
「笑う出産」のまついなつきが描くおもしろPTAコミック+エッセイ

Why do I need to work for the PTA!?
委員と役員の違いって?
どうやったら逃げられる?
父親も参加しているの?
運動会とかイベントの時何やるの?
PTA会長さんって何やってるの?

数冊、読んだだけのPTA本がある。気になりながらも記事にせずじまい。それらはまぁ、私にとってはそれだけの本だったんだろう。で、今回のこれ。よかった。

わかりやすい漫画でとても読みやすいし、短くてすぐに読めてしまうのだ。隙間時間にちゃっちゃと終わる。が、読み終わってから内容がどれだけ深かったかに気が付いた。

まずは、実体験にも沿う内容だった。混沌とした世界を混沌と描きながらも著者の目は実にプラクティカルだ。読みおえて手の中に残る感想もシンプルだが、的を得ていてとても深い。たとえば、、、

学校に公然と出入りできる場としてのPTAという認識の構築(ないしは意識転換)。
あくまでもボランティア。当然だが、できないことに手を出さない。
だからボランティア。よこやりを気にしないこと。よこやりはPTA内で共有しておくこと。
つまりはボランティア。無理ならさっさと引っ込むこと。

ああそれにしても、と思い出す。地域ママ友集団でも、幼稚園でもキンダーガーテンでも、保護者間トラブルはすさまじかった。あんな大騒ぎをかいくぐって小学校に上がると、PTAもそんなものだろう、と当然思う。全国津々浦々、メンバーほぼ全員そのまま持ち上がりなのだから。

だから、ついつい身構えるのだ。かかわらずに済むものならば、と。

ということで、この本のようにうまくいくとは限らない。

学校という場には本当にいろんな人がいる。

昔の小さな保護者の集まりの中での権力闘争を引きずったままの残念なPTAに当たってしまった場合のことも想定しておくほうがよい。そもそもPTAじゃなくったって世の中いろいろ、こんなもの。この本にだって、すさまじいことをする人の例がちゃんと載っている。けれど、考えないといけないのは、この本のようにかならずしもPTA内部に救いがあるとは限らないということだ。

そんな残念極まりない劣悪PTAに当たってしまった時こそ、我が家でおいしいコーヒーでも入れてゆったりとくつろいで、この本のような良書をかみしめるように読むとよい気がする。自分が取るべき態度を自然と示してくれて、きっとこれからの道を照らしてくれる。

本当に、良い本だった。



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まさかわたしがPTA!?

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まついなつきWikipedia → こちら
まついなつき2ch → こちら

↑ 今は、占い師として占い館を経営、、、占いには宗教以上に興味がないのだが、占いなどを生業にしたり、芸術的活動をしている人たちの中に勘の鋭い人たちがいるのは実体験である。能力はそれぞれなのだが、凡人の見えないものがすーっと見えているらしい。それをお金にしている人と、別分野で活躍しながらその活動に有効利用している人がいる。有効利用といっても本人が意識できていなかったら、普通の人が目で物をみたり、耳で聞いたりしているのと同じレベルなのだから利用とはいいにくい。その場合は有効利用しているのはその人の能力に気が付いている周囲の人たちだ。ともかく、凡人よりは何かが(占いの世界では霊感というのだろうか)突出しているには違いない。そんな人がPTAに突入した時、凡人と同じ道をたどるだろうか?とふと思った。、、、まあ、いいか。


         
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2015年12月28日

男の子は10歳になったら育て方を変えなさい/工夫のしようがあるのであれば

松永暢史 著 大和書房 副題「反抗期をうまく乗り切る母のコツ」

帯にこんなことが書かれている。

「こんなはずじゃ、、、と嘆く前に、いまお母さんに出来ること。なぜ子どもは口をきかなくなるのか?それは、母親が口うるさいから。」 

裏「今、あなたの目に映っているのは、幼い頃と変わらない愛くるしいわが子でしょう。しかし、現実は決して昔のままではありません。まずはそれに気づくこと。そして、現実の息子を直視し、今の息子にふさわしい新しい習慣をつくりましょう。このシフトチェンジはもちろん反抗期になってからでも遅くはありませんが、もっと早めに、10歳、つまり小学校4、5年生ごろになったら、今までの育て方を意識して変えてみると、反抗期をずっと楽に乗り切ることができるでしょう。(本文より)」

ブックオフに本を売りに行って、、、思わず買ってきた。子はいま小3、9歳だ。1年後には10歳。2年後には小5。目に入れてもいたくないほどかわいいわが子が、いなくなるのかなぁ、、、、思春期という言葉が頭をかすめるたびに淋しくなる母であるm(__)m。

さて、反抗期がどのように経過するのかは、子ども本人の資質によるところが大きいのではないかと思っていたのだが、そういうものでもないらしい。子どもの資質×母親の性格×父親を含めて家庭環境もろもろや、それらと母親との関係性から生じる要因等々=(???)という具合に、かかわる要因が複数にわたりすぎていて研究のしようもないんだろうけれど、親の努力で少しでもよい方向に持って行けるのであれば、努力してみる甲斐もあるというものである。


(独断と偏見による個人的な)読書メモ
方法
子どもが自分のことを自分で選択できるようにする。

目的
子供が幸せな人生を送れること(未来幸福)。

目標
未来の親を育てる。
 モテる男になる。(やりたいことがやれている、会話能力が高い)
 捨てられない男になる。(家事ができて自立している)
 4人以上の子どもを持てる男になる。(捨てられていない、収入が十分にある)

そう、目から鱗だったのは、世代交代が出来ていることは人生における幸せである、という作者の視点であった。

長期的な高次元な幸福感とは、「自分のやりたいことがやれていること」「パートナーを得て世代交代できている」「人のために役に立つことができている」。

そして、「人がこの世のためにする最も善いことは、世代交代すること」なんだそうだ。「子どもを育てるとは社会のためになることがその本当の目的なのです。」とある。

なぜこれが目から鱗だったのかというと、子育てをしていると社会に迷惑ばかりかけているような気がしていたからである。この思い込みが何処から来たものなのか、子育てを究極の幸せだと感じている自分が自ら考えたことではないのだろうとは思うが、まずはこの自分の意識を変えることが第一歩なのかもしれないと思った。

それはともかくとして子育ての最難関と目される思春期、我が家はどのような経過をたどっていくんだろう。

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2015年04月14日

愛情の次にたいせつな子育てのルール/母の本棚から出して読んでいたよ

副題に「ドイツ流・子どもの心がわかる本」とある。アネッテ・カスト・ツァーン(Annette Kast‐Zahn)作、 古川 まり訳 。作者の、一瞬日本人かしら、と思うような柔和な顔写真が印象的だ。心理学士。「実生活でも3人の子を持つ母親。問題行動をとる子どもたちの施設や児童心理学の現場で働く」と書いてある。「3冊出版され、ドイツでベストセラーになっている」らしい。日本では平成13年(2001年)の発行だ。

育児休業中に読んだ本の中の1冊である。図書館で借りた本の中でも興味深かったものは改めて買っている。図書館で借りてから買ったのか、何らかのレビューを読んで買ったのか記憶にない。その頃に買った本の半分以上は処分してしまった。そんな中で手元に残った本である。子ども可愛さに目がくらんでいた頃に読んだこの本の示してくれた区別は印象的だった。

親がどんな心持で子どもと接しているとしても、子どもの方は一貫して「親の関心」「親の愛情」を少しでも得るために日々戦っているらしい。また、親から主導権を取って自分の好きなように親を振り回すことに最大の関心事があるらしい。

そんなこと、この本を読むまで知らなかった。

そういう子どもの行動とは、どんなものなのか?まずは、それを知らなければならない。そして、見分けがつくようになったら、次は対策である。

子どもに理解してほしいことは結構単純であることがわかる。まずは「親には育児以外にも用事がある」(本文のまま)ということである。考えてみれば当然なのだ。が、目に入れても痛くないほどかわいいわが子を前にすると頭からぶっ飛んでしまうことも多い。そういう親を街中で見かけることも多い。私もそんな親の一人であった。親が育児以外の用事をこなすためには、子どもに一定のルールを守ってもらう必要がある。暗黙の察しなど赤ちゃんに出来るわけもない。箇条書きに出来るくらいにクリアにしなければ、赤ちゃんや子どもに守ってもらうことは出来ない。また、ルールを明確化して徹底するためにはテクニックが必要である。言われてみればその通りである。なぜそのことに自分が気が付かなかったのか、不思議になるくらい当たり前のことが書かれている。

およそルールというものが苦手な私には苦痛を伴う側面もあったが、知らないままでいたら、今頃どんなことになっていたか。想像するだけでもゾッとする。

そんな内容の本なのだが、

沢山の事例と平易な文章で、とてもわかりやすく読み易い。表紙もとても好感の持てる装丁である。

ということで、

子が母の本棚から出して読んでいた。お風呂に入るように促しても動かない。「面白いんだよ!」と言う。どんなところが面白かったのかと問うてみた。すると楽しそうに言う。「2歳か3歳の子がね、お友達をぶっ叩くの。かみつくの。お友達のおもちゃを壊しちゃうの。」

ふーん。で、それの何がそんなに面白かったの?と重ねて問うた。すると、にーっと笑ってこう言った。「自分はあんなにひどくなかったなぁ〜って。」

母は吹き出した。なるほどなぁ。確かにそうだ。

お友達を叩くことも、かみつくことも、お友達のおもちゃを取ることさえも子はしたことがない。もともとそういうことを全くしないお子さんも多い。子ももともとしない子だったかもしれない。が、いずれにしろ全ては最初が肝心なのだ。初めてそういうことを「しそうになった」ときからNOを徹底するのである。「そういうことをしても何も良いことは起きない」ことを知り尽くしてもらうのだ。そのためにも、1度でも親が妥協しないことである。

0歳児や1歳児に何がわかるのだろうか?と思うだろうか?

そうなのだ。「赤ちゃんだから」「子供だから」ではなく「あなたはルールを守れる素晴らしい人間なのだ」というところから接することがこの本の最大のポイントであるようだ。

子もこの春、とうとう小学校3年生になった。子への意識を改める必要を感じる場面も増えてきた。育児のステージが変化したのかもしれない。

この本を私も再読しよう。子への接し方を改めて点検して、子は「素晴らしい(オーセンティックな)人間なのだ」という意識を自分の中に再構築しよう。そう思った。

愛情の次にたいせつな子育てのルール―ドイツ流・子どもの心がわかる本

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2015年03月02日

叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本(奥田健次)/人間の行動の源泉は、、、

最近どこかでこんな言葉を目にした。人の行動を突き詰めると、欲しいものがあるか、回避したいかの2つの行動しかない、と。欲しいものを(+)、回避したいものを(−)で表して、比較したい2つの事柄を天秤の両端にする。それぞれのプラスマイナスの要素をそれぞれの天秤に乗せる。すると、どちらかに傾く。これが考え方のイメージのようだ。

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叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本

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やるべきことをやらずに、ぐずぐずしているばあい。大抵は怒ったって効きはしない。叱られたってやらないほうを選んでいるのだ。なので、いつもは与えられている特権をはく奪することを宣言する(デザートのプリンとか)。もっとシビアなところでは、例えば登校拒否。天秤の片方が登校すること。もう片方が家で過ごすことである。家でゲームがしたい、ぐずぐずすることで構ってもらいたい、学校で嫌なことがあった、の3つが考えられる。

そもそも登校拒否は第一日目に対処すべきだと著者は強調している。そこからして今までの定説と違う。そして、学校を休む場合は、家でも学校と同じように過ごすように言う。「自室で昼3時まで自主学習をすること」と言われてホッとしたように素直に従う場合は深刻である。その日の放課後には子供さんと一緒に学校に行くべきだと断言しているのが衝撃的だった。「そんなことをしたら、いじめがもっとひどくなる」と抵抗するほどのいじめであれば、それこそ本腰を入れて根絶する必要がある、と述べている。

今までの対処法は何かが違うと思っていたのだ。小学生のやることとはいえ、犯罪は犯罪である。学校内だからといって特殊なはずがないと思っていた。この本を読んでホッとした。

日常のじつにさまざまな子供の困った行動への対処がいろいろと書いてある。褒めるタイミングにもコツがあるようだ。どれも、しみじみと深い部分から納得できる。一読すると、今までとは一味違う子育てが実践できそうな気がしてくる。一朝一夕で実践するのはもちろん無理なのだが、ほとほと困った時にはこの本の理論を思い出してみるとよい、としみじみと思った。


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タグ:育児書
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2015年01月30日

怒らない子育て(水島広子)/結果の欲しい人!必読

「お母さんの心がラクになる!怒らない子育て」という題名の本だ。2012/8/2出版。以前読んだ新書の「親子不全〈キレない〉子どもの育て方(2000/5)」を更に進化させたようなわかりやすい内容だ。子が乳児だったころ、目につく育児書を片っ端から読んだ。書かれていることすべてを丸飲み出来るような本は見当たらなかった。この本はすごい。

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お母さんの心がラクになる!怒らない子育て

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我慢を奨励していない。何らかの形を教える内容でもない。
以下は、私の個人的な覚書です。本に使われている言葉を使っているとは限りません。

「感情」は「感覚」のひとつである。
ネガティブな「感情」=衝撃への反応
   例) 痛い=危ない
   例) 不安=安全が確保されていない
怒り=困っている
困る=期待と違う
期待=定位置
∴(ゆえに)  怒り=定位置に困っている

怒ってしまうとき=現実に合った「期待」を知る機会
  =子供とコミュニケーションする機会

「コミュニケーション」とくれば、「対人関係療法」の専門家である著者の独壇場である。それも、方法論ではないところからのアプローチである。

人間というものについて話をしている。新書の「親子不全〈キレない〉子どもの育て方(2000/5)」にはもっと詳しく説明してあったが、人には生まれながらに持っている変わりにくい気質というものがある。「好奇心が強いか」「心配性かどうか」「情が濃いかどうか」「粘り強いかどうか」」の4つだ。これらをコントロールしていく術を身につけるサポートをするのが子を無条件に愛し、全面的に信頼し、いつどんな時も子の味方であることなのかもしれない。という意味のことがわかりやすく書かれている。

もっと大きく言えば、子どもは「育つもの」である、ということだ。「子供が育つのを邪魔さえしなければ、子どもはちゃんと育つのです。」「「子どものそだちに合わせて後方支援する、というのが『邪魔しない』イメージです。」とのことである。「 ひとりっ子の育て方」などの著者、諸富祥彦(明治大学文学部教授、心理学者)もくりかえし同じことを言っている。

作者の言う「子育ては『自分が愛される』体験」であるというのは、まさに全くその通りだ。これが楽しいのだ。とんでもなく楽しい。こんなに楽しいことが世の中にあったのか、とびっくりするほど楽しいのである。「子どもはどんな親のことも無条件に愛する」のだ。そんな子の愛情と信頼を裏切らない親でいたいと切に願う。


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2014年12月20日

10代の子をもつ親が知っておきたいこと/水島広子

先日、これの元本だという「親子不全=「キレない」子どもの育て方 (講談社現代新書)」を読んだ。感動した。借りたものなので返した。そして買おうと思った。が、新品がない。古本にした。新品とさほど変わらないほどきれいな古本が手元に届く。感動を再び。そうしているうちに、これの内容を世襲しているという、これ「10代の子をもつ親が知っておきたいこと」が図書館に届いているという。いそいそと借りに行って一気に読んだ。


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10代の子をもつ親が知っておきたいこと

新品価格 ¥1,404から (2014/12/20 10:52時点)

結論から言うと初期の作品である新書を踏まえてはいるものの、全く新しい視点からの本だった。何よりもターゲットがはっきりしていて読みやすい。著者も著作の中で言っているけれど、こういうことをティーンエイジャーの間に知っておくことが人生をよりよく生きる最善の方法だ。

何らかの「事故」に出遭うと人は必ず反応する。体も衝撃を受けるが、心も衝撃を受ける。体の衝撃は、例えば傷を負ったのだとしたら何も考えずにその手当を真剣にするはずだ。なのに、心の衝撃のほうは、「自分が悪かったのではないか」とか「自分が弱いからだ」とか、何かと意味づけをしてしまう。自分で勝手に作り上げた意味づけに、自らががんじがらめになる。そうして、自分で自分を傷つける悪循環が始まると収拾がつかなくなる。そうなる前に、もとはといえば「事故」に遭った。ショックを受けただけのことなのだ、ということをしっかりと認識する必要があるのだ。

他人のことも同様。他人がどう思うかなどということは基本的には、他人が自分で責任を負うべき問題であることを知っておくことだ。他人がどんなに詭弁を弄して人のせいにしようとしても、こちらは基本的になんら罪悪感を植えつけられる必然はないのだ。

他人からの悪口もシカトやハブリも同様。

そして、子を持つ親ならば誰でも心配するSNSとLINE。

人間は視覚から入るショックに弱いことを知っておくことだ、とのことだ。

特に、予期しないショックには極めて弱い。そのことを、常に認識しておくべきだ。

自分が殊更にショックに弱いことを認識したたならば、天然を理由にして抜けることだ。あるいは、RESをしない。

自分を守ってよいのです。


というような内容だった。本を書き写したのではなく、読み終えて頭に残ったものを自分の言葉で書いております。本物の内容と異なるニュアンスが含まれているであろうことをお断り申し上げます。

内容を見ながら書くと、
「はじめに」のところに、「この本では、10代に体験する「イヤな気持ち」の扱い方を学ぶことによって、失敗や試練に出会っても「折れない心」を育てていただき、みなさんの10代が今よりもすてきなものになるように、そして、大人になってからも自分らしく気持ちよく生きていけるようになることを目指していきます。」とある。

流行りのPTSD「脆弱因子」も、それとは真逆の自己回復力「レジリエンス」もなんのその。そもそも、何も起きてませんよ、と教えてくれている。この知識が「レジリエンス因子」の一つだと言われれば、そうとも言える。

そして、
誰もがそうであるように、まわりの大人たちの影響を受けながら大人になっていきます。でも、10代は、「自分」というものを作る時期。周囲の大人から与えられた考え方や価値観をリセットして、自分らしい考え方や価値観を作っていうチャンスがあるのです。生きづらさをかかえた大人に育てられたからといって、自分も生きづらい人生を送る必要はありません。まわりの大人たちに合った考え方でも、自分には合っていないかもしれません」とある。自他の区別を明確にせよ、ということだ。

心には原則があるという。「嫌な感情には役割がある、怒っている人は「困っている人」、人にはそれぞれの事情がある、自信をなくしたときは「衝撃」をさがそう、決めつけられても決めつけない、「自分」を主語にして話す」。

さらに、
自分についてのモヤモヤ、友だち関係のモヤモヤ、社会(主に親)とのモヤモヤなどに焦点を当てている。

最後に、心の病気、いじめ、親が心の問題を抱えている、虐待、不登校、リスカ、空気が読めない、などの皆さんへの言葉が続く。



子は今小2。これ、買っておこう。そっと本棚の目立つところに置いておこう。


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2014年12月05日

親子不全〈キレない〉子どもの育て方/水島広子

ここ数年、新作を、出るたびに借りて読んでいた。生協のちらしで見るたびに予約するが、人気がある。で、最近たまたまこれを一緒に予約した。コミュニケーションの取り方ノウハウ本かも、と気軽な気分で読み流していたのだが、後半から様子が一変した。慌てて最初から読み直した。

講談社現代新書。2000年5月20日発行。衆議院議員の直前。これ以前にも翻訳、共著などはあるけれど、初の単独著書?ぎゅーっと凝縮された筋道の通った1冊だった。育児書なのは確かだが、生き方の書だ。絶版。手元に置いておきたくなって、古本で購入。折に触れて読み返して、頭の中をチューニングし続けよう。


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親子不全=「キレない」子どもの育て方 (講談社現代新書)


↑ この本は、10代の子どものためとは限らないと思った。乳幼児から適応できる。が、この夏に発売になった ↓ 「10代の子をもつ親が知っておきたいこと」に内容は世襲されていると、HPにありました。


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10代の子をもつ親が知っておきたいこと


「水島広子のホームページ」の「著書」 こちら → http://www.hirokom.org/ 


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2014年11月21日

幼稚園・保育園 親が知らない 本当のところ/津久井幹久

帯に書いてある宣伝が面白い。「現役&元先生たちが大胆暴露!!子どもたちを安心して園に通わせるために、知っておきたい気になる裏側!!」津久井幹久著、あかぎりゅう画、菊池企画編、祥伝社、定価1400円+税。イラストの4コマ漫画がとても可愛い。悪気のない落ちが笑えるし、秀逸だ。生協のちらしで見た。図書館で検索して予約した。乳児持ちだったら、ためらうことなく購入していた。あの頃、読みたかった。そんなノウハウものというか、情報もの。


幼稚園・保育園 親が知らない本当のところ

幼稚園・保育園とあるけれど、取材の主な対象は幼稚園かもしれない。

書いてあることは、「先生たちは、仕事で先生をやっている先生のプロである」ということである。取るのに適正と手間のかかる国家資格の保有者であるということだ。当たり前のことだ。が、保護者になると途端に、頭から吹っ飛ぶのが現状なのだ。だからしつこいほど書いてある。先生たちはプロなのです、と。

それから、園の選び方のチェックポイントの章が面白かった。

先生同士の仲の良しあし、職員の入れ替え頻度、上司と部下の意見の一致度、子供を叱ってその場をしのぐか、職員室に子供の出入りはあるか、園児の大人への接し方、、、。園長の好き嫌い、家族経営、業者べったり、「私は見ていませんでした」「だいじょうぶです」、高飛車一筋、部屋の整理整頓、音楽が鳴った瞬間、、、などなど。本当にそう。1つでもひっかかるところがあったらその勘を大切にしたほうがよい。

本には書いてないけれど、親になると途端に頭から消える常識的なことがもう一つある。保育園も幼稚園も義務ではない。どこに行く?以前に、行く行かないから決めるのだ。そして、親の思うように選んだらよいのだ。親が働いているとか働いていないとかの家庭環境を含めて、親子のニーズを満たしてくれる施設が家の近くに見つかるとラッキー。そういう話である。そこに、個々の経済状態、競争、福祉的な要素や補助金を含む国家レベルでの経済状況、そして女性を労働力として期待するようになった社会的なニーズその他もろもろが加わってドロドロとしてくるのだ。

保護者対応も含めて、そんないろんな複雑なものが絡む幼児産業の世界に身を置いて時流に乗って活躍する保育や幼稚園の先生方は世渡りのプロだ。何年間もお世話になって、毎日のように顔を合わせ続けて、心底そう思う。



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タグ:幼稚園
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2014年10月23日

ひとりっ子の育て方/諸富祥彦 

本日読了。講演会に参加する機会があり、それで知った1冊。
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ひとりっ子の育て方~「友だちづくり力」「自分づくり力」「立ち直り力」。0~15歳児の親が最低限しておくべきこと。~


先に買った「男の子の育て方」がとてもよかったので、こちらは図書館で借りた。予約が多かった。1年ほど待っただろうか。

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男の子の育て方~「結婚力」「学力」「仕事力」。0~12歳児の親が最低限しておくべきこと。~


「男の子の育て方」は子が小学生に上がった年の秋(1年の2学期、ちょうど1年前)に読んだ。小学生になり、子一人で外を歩き回ることが増え、日々行動範囲が広くなっていったあの頃。女親の私には怖くなるくらい日々活発になっていく。走るのも自転車も早くなり、もはや追いつくことさえできなくなっていた。なすすべもなく、ただただ呆然と成り行きを眺めていた頃だった。テンポのよい語り口で語られるとても具体的な示唆。臨場感にあふれていて、即実践につながる内容だった。子育てのゴールとは何ぞや?などという考えたこともなかった疑問と、それへの明確な回答。新鮮だった。

著者が一貫して主張していること。

ラブラブ期 0歳から6歳くらい(乳幼児期)誕生〜幼稚園、保育園まで
しつけ期  6歳から12歳くらい(児童期)小学生時代
見守り期  10歳〜12歳、18歳くらいまで(思春期)小学校高学年〜大学生

個人的には乳幼児期にしつけるべきをしつけるのがよいのではないかと思う。小学生になったら大人の目を離れての単独行動が増える。そのときまでに、自分の力で考えて判断したことがあまり間違っていないようにしておくのが自信(自己イメージの向上、自己肯定感)につながるのではないか。

だが、著者のこのステージ分類は、クリアカットですばらしい。優先順位が一目瞭然。特にびっくりしたのが思春期の対応。母親は見守り期(中でも小学校高学年から中学生の間)にこそ、しっかりと家にいて、思春期の不安定な心を支えましょう、とのことだ。

個人的にはこの部分にもやや別の意見がある。そこまでべったりと家にいないほうがよいような気がする。家にいても良いが、自分の世界を持ったほうがよい。絶対よい。

さて本題。この本は「ひとりっ子」に特徴的な事柄を的確に話題にして対応策を教えている。保育園にはいつごろ入れたらよいか、小学校選びはどうするか、中学は?高校は?親の結婚観に至るまで。

本書と講演会の内容、そして別の著書「男の子育て方」をひっくるめてわかってくるのは、男の子と女の子とでは育て方が明らかに異なること。どこがどう違うのか、それを知っているのと知らないのとでは、育児人生が全く違ってくる。

また、この先生の著書の共通項に、子供にイライラした時の対応、というのがある。乳幼児期における対応、小学生時代、ピークが思春期の反抗期。まだあまりイライラしたことがないので、まだまだ他人事だ。最後まで大丈夫な自分でありたい、と切に思いながら、読了した。


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女の子の育て方〜「愛され力」 「自立力」=「幸福力」。0〜15歳児の親が必ずしておくべきこと。〜


女の子がいたら、こちらも合わせて読んでいたと思う。女の子はどちらかというと我儘目に育てが方がよいのではないか?と想像する。上手な我儘を育むというか。この本にはどんなことが書いてあるのだろうか。そして、実際の実感はどうなのだろうか。育ててみたかった。そんな叶わなかった夢を込めて、ご紹介。

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タグ:諸富祥彦
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