2026年01月11日

雪煙チェイス(2026冬季前後編)/次第に怖さが身に染みてくるけれど、めちゃ楽しい2時間!スキーに行きたくなる

さすが東野圭吾氏。面白かった。この作品は(一応)ミステリーです。ねたばれします。全部で2時間半程度の短いドラマです。未視聴の方は引き返されること推奨です。


冤罪を成立させるために警察内の権力闘争による捜査のゆがみををこれでもかとデフォルメしている。そのため、突っ込みどころは万歳。警察側の主人公はムロツヨシ氏のため、とぼけ加減が秀逸。刑事コロンボのような雰囲気があって、最後に良いことをしても優等生っぽさや善意臭さがなくてとてもいい。

主人公にイライラする。のだけれど、見終わってから気が付いたんだけど、あのイライラさせる演技、すごい。善意の塊どころか善意しか見当たらないような主人公。その親友が冷静沈着で社会に精通してる。のだけれど、主人公に泣きつかれてあっさりと共犯になる危険を冒して協力する。

主人公が経済学部で、親友が法学部なのが面白い。法学部の人間は実際にああいう感じだよね、が丸出し。法律を頭に入れながら法の抜け穴ばかり探しているんじゃないかという一団がいる。法律を盾に襲い掛かってくるようにマウントとってくる人たちもいるけれど、親友氏も、法律の知識フル回転。そして、唯一の親友を守ろうとする。

のだけれど、主人公はどこまでも自分のことは後回し。ひたすらマイペースに善意をまき散らす。あほかと思うほどバイト先のわんこに情をかけ、意味不明の行動をして嫌疑掛けられているのに、冤罪の危険性に全然ぴんと来てなくて、ひたすらバイト先のおじさんに情をかけ悲しむありさま。法学部の親友が飽きれまくるのだけれどそれでも親友を見捨てない。

主人公と親友が学生のためもあってか、スキー場関係者が少しずつ主人公の善意の塊と親友の熱い友情にほだされていくのが面白い。最終的に未亡人の女将の言葉に目が覚めたムロツヨシ氏が主人公に「(いざとなったらひたすら)逃げろ」と言いおいて真犯人謙虚に踵を返す。

まあそのあとはお決まりのどんでん返しでああなってこうなって。主人公たちのあれこれで大騒ぎしたこともあってスキー場あげての一大イベントに異変をきたして、そのおかげ(?)で思わぬカップル誕生。のうえ、ラスト、サークル全員で女将のところにお世話になってめでたし。

とまぁ、めちゃ面白い2時間だった。ロケ地は野沢温泉スキー場とのこと。もう10年近くスキー行ってない。カメラワークがいかにもスキーやスノボ好きな人の目線なので、景色だけでもワクワクする。しかも!いいなぁ、仲間みんなと列作って滑走するの。あれほど楽しい一瞬もないよ。

最後また警察の話に戻るけれど、決して警察側のあら捜しをしてはならない。とはいえ、疑われて大変な思いをさせられたのに謝罪の一つもないの、モヤモヤする。保障はとても安いらしい。弁護士立てて訴えるのが吉とのこと → こちら



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↑ドラマでそんな調子の内容なので、文章にするよりも映像のほうが楽しいと思ったのだけれど、レビューにもそのように書いている方散見。ドラマの評価はFilmarks3.4でレビューも安定して「楽しかった」とのこと。配信はまだされていないっぽい。


ラベル:雪煙チェイス
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posted by kaho at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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