2019年08月27日

ある晴れた夏の朝(小手鞠るい)2019年第65回青少年読書感想文課題図書2/3/アメリカのティーンの学生生活、文化、ディベートの本当の姿をアメリカ在住の日本人によって描写されているのが興味深い


ある晴れた夏の朝
小手鞠 るい
タムラ フキコ  イラスト
2018/7/13
偕成社

2019年第65回青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書の3冊のうちの2冊目。子も私もこれを伊能忠敬よりも先に読んだ。読み始めると止まらなくなった。題名から察することができるが原爆の話だ。身構えたけれど、深夜に読んで怖くなるほどの描写はなかったのでほっとした。

読み始めたときには訳本かと思い込んでいた。それにしては文章が読みやすいすぎると気がついて作者を見て日本人の文章なのだと気が付いた。そのくらい内容はアメリカ人が書いたのかと思うほどアメリカ的。しかも、主人公の母親を日本人に設定していることと主人公自身が幼少時は日本で(作者の故郷である岡山)にしているので現実感、臨場感にあふれていて地についている。巻末の作者の略歴を読むと作者は1956年生まれで1992年にはニューヨーク州ウッドストック在住。アメリカの教育に詳しいわけで、とても興味深かった。

アメリカのティーンエイジャーたちの忙しさは聞きしに勝るい忙しさらしい。そして、夏休みの過ごし方がそのまま将来の職業に結びついていくのは本当なんだなと。

ディベイトの準備の仕方、グループでのやり方などの裏話も興味深いし、勝つための作戦なども知らなかったことばかりで食い入るように読んでしまった。

以下ネタバレ





最後のどんでん返しはありきたりだった。語りつくされているというのか。でもそれは大人にとってであり、子にとっては結構新鮮な話だったようだ。感動していた。


子はこの本と伊能忠敬の本のどちらで感想文を書こうかと悩んだ。が、小学校の頃に原爆についてはいろいろとレポートを書いたこともあり、そして生来の歴史好きがむくむくと顔を出して伊能忠敬にしたようだ。主人公が女の子だったので感情移入がもう一歩追いつかなかったことも遠因かもしれないね。


この課題図書と言うのを読んだ時、本当に久しぶりによい読書をしたと思った。

課題図書だからと言うのではないのだけれど、こういう本を沢山読むのが良いなぁとしみじみと思った。

20190826_2.jpg

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タグ:課題図書
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