2019年02月25日

その2だ、人生がときめく片づけの魔法2/こんまりさん各論・実践編〜子に伝えたい精神論満載


人生がときめく片づけの魔法2
近藤麻理恵
2012年10月1日 初版印刷
2012年10月10日 初版発行
サンマーク出版

子のことを産まれて以来延々と見続けていて思うのだが、人とモノとの関係というのは生まれながらの気質に近いものを感じてきた。環境次第で変化する因子(ファクター)ではなく、最初から決まっているのだ。まさかと思うけれど、これってY遺伝子に乗っかっているのかしら?と思うほど男の子の場合、丁寧な一家は丁寧だし、おおざっぱな一家はおおざっぱな気がする。今のところ例外を見ていないのだけれど例外はもちろんあるだろうし科学的な根拠を見つけたことはないのでただの個人的な推論なんだけれど。

こんまりさんは、人とモノの関係を儀式や作法にのっとって取り仕切る方法を開発したんだなぁとこの本を読んで思った。基調講演ないしは総論、あるいは精神論の前作「人生がときめく片づけの方法」と違ってこの本は各論ないしは技術論なのだが、各論の1つ1つを読み砕くにつれて儀式や作法の向こうにある気持ちの持ち方が伝わってくる。ここさえ外さなければ各論に関しては個々のやり方に少しずつシフトしていっても良いのかもしれない。こんまりさんも時々クライアント宅での出来事でご自分のやり方を変化させていることからも、具体的なやり方そのものに偏重した(こだわりの)価値観は見当たらない。

新しいことがらとしては、同居している家族へのモノへのありよう。人の「ときめき」を許容しようという話。お互いに区切って不干渉が一番というようなことが書かれていた。それから、「片づけたくない人に片づけを押し付けてはいけない」ということも。「自分とは違う価値観の人も、そのまま受け入れられるようになって初めて片づけの官僚といえるのかもしれません。」とのこと。深い言葉だ。

「家族のモノが気になったときは、とにかく自分の片づけに集中すること。」←これも名言。

これは片づけに限らない。人に腹が立ったり何かが気になったときにいつも思うのだが同じ経験をしてもなにも思わない人もいるのだということに思いを広げないといけない。気になっているのは自分なのだ。私の場合は「自分が(気になっている)相手のやっていること(気になっていることと同じこと)をやってみたらどうだろうか」とか「同じことがもう一度起きたら自分はどう反応を返せばすっきりするのか」を考えると気持ちがとても落ち着くのだ。

「子どもには『服のたたみかた』を教えるとうまくいく」というのも納得。

先日、急に大きくなった子を見て急いで子を子の部屋に連れていった。そして嫌がる子をなだめながらもクローゼットから服を全部出させて1着ずつ試着。すると半分以上サイズアウトしていたのだ。その量の多さを見てさすがに子も駄々っ子を引っ込め、積極的に次々と試着を始めた。が、問題はここからだった。大丈夫なものを片づけるときの子の手元の心もとないこと。びっくりした。衣類を床に思いっきり広げるところから始めて畳みかたを伝授したところ、子の目が輝いたのだ。それからあとは言わずもがな。子は一人で全部さっさと片づけてしまった。その満足そうな表情をみるとこちらまで幸せな気分になった。勢いに乗って処分モノの分類(捨てるか掃除に使うかリサイクルショップに売りに行くか)まで一緒にやってくれたのだから親としてはこれほど幸せな時間もなかった。

そして最後、「思い出のモノがときめくモノであればあるほど、モノは思い出を吸ってくれる」「モノは自分の分身です。「でも、モノがなくなっても、思い出や記憶は永遠に残る」

「これから過ごす一日でも多くの日が、大切なモノを大切な人たちに囲まれた、ときめく一日になりますように。」

あとがきの
「片づけとは、結局、自分を見ることです。だから、つらい瞬間もあります。今までため込んできた分だけ、物理的に時間もかかるし、体力も使います。」


「おうちにあるモノは、一つ残らず、持ち主であるあなたを幸せにしたいと思っています。いつも守られているんだなあとか、このままでも満たされているんだなあとか、そのことがまた思い出せたら片づけを再開してください。片づけは、過去の自分を否定することではなく、今の自分を認めてあげるためのこそ、するべきなのだと思います。片づけの魔法で、あなたの毎日がときめくお手伝いが少しでもできたのなら、これ以上の幸せはありません。」

とことん何かを探求して答えを見出した人の後光の射すような言葉だ。


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↑借りたのは改訂版ではないけれど。改訂版はKindle版があるのでリンクしておいた。



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