2019年10月21日

地球史を読み解く/丸山茂徳教授のビッグバンからロボットによる人工生命体による地球脱出、ドラえもんの次は銀河鉄道999か、地球の消滅までの壮大なオデッセイ


放送大学大学院教材
放送大学大学院文化科学研究科
地球史を読み解く
丸山茂徳
2016年3月20日 第1刷
2018年1月20日 第3刷
一般財団法人 放送大学教育振興会

いまでこそAIもロボットも人間を凌駕するのにもう猶予はないことは常識(?)になっているが、この本を手にしたころ(まだほんのちょっと前のことなのに)はまだそんなに常識的なことではなかったように記憶している。なので、仰天した。この本(というか放送大学の講義)で開眼(?)したのちからテレビでもネットでもAIやロボットに関する一般的な記事が目に付くようになったような気もする。とにかく素晴らしい1冊だ。

子が小6の時(1年前)、この本を読むのは難しかった。が、放送大学の講義を片耳で聴きながら中受の作業をしていたわけで、結構内容を理解していた。ということで、これを土台にして夏休みの自由研究を作り上げた。

これは地学の本だ。が、これを土台にして作り上げた自由研究は生物の分類だ。煩雑な分類を項目別に分類してもなぜか子の頭にはひとかけらも残らなかった。ならば、時間軸に沿って分類していけばよいのではないか?と思いついたのだった。つまり、発生系統図だ。

で、そこまでやるのならばこの世の始まりから終わりまでをやればいいんじゃない?ということで、宇宙のはじまりから終わりまでを大きく扱ってみたのだ。

以下は、昨年の夏に書いておいて下書きに入れたままになっていた文章だ。長ったらしいのだけれどどうやっても短くできない。これを書いた当時ものど元過ぎればもっと客観的に短くできるかもと思って塩漬けにしたのかもしれない。が、1年以上たった今でも無理そうなのでこのままアップすることにした。

****************過去の文章ここから*****************
丸山茂徳教授による放送大学の番組15回にこの春、接触した。おおいに驚いた。東工大特命教授、放送大学客員教授。様々な賞、紫綬褒章まで受賞、受章しているものすごい人だ。

過去を科学的に解明できるようになると未来を予測できるようになる。IT革命とロボットの台頭で生命は滅びる。ロボットが人工生命体を自ら作り、地球を出ていく。このような意味(私個人の意訳)の内容を断言する姿はかっこいい。

著書の中では「人類の未来」を述べている。2050年までに爆発する人口増加のための食糧確保のためのシステムづくりが課題だと。そして、その後は、国家の形態が変化しなければ危ないと述べている。「全世界が一つにゆるく連合して貧富の差をなくす相互扶助の世界をつくること」によって戦争を回避する必要があると述べている。最後に、「最終的にはロボット自身が自己複製可能な人工生命体をつくる時代がきます。人工生命体が生まれると、生命の歴史ににおける人類の役割が終わって、人工生命体は宇宙に進出し銀河を旅する新たな時代が始まるでしょう。」と。

ドラえもんの世界の次は、銀河鉄道999の世界が始まるのだなぁ。

子にこの番組を紹介し、買ってしまった教科書から抜粋して紹介したところ、まあ感動はしてくれた。遠い未来はそうなるんだねぇ、としみじみと言っていた。

が、当然だが、このことをここまで断言することのすごさ、すごみについては何も伝わらなかった。そしてそれが当然なのだと気が付いた。子の世代はもう、このことを当然の帰結として目の前に置いたうえで生きていかないといけないのだ。

戦後というよりも戦時中から始まっていた世界のどこかでローカルに存在していたネットの世界がいよいよパーソナルコンピューターの登場によって身近になったとき、私も驚かなかった。自分が出したメールがなんとアメリカを回って世界一周して戻ってきたんだ、すごいでしょうと説明されても「ふーん」と思っただけだった。そのことに感動している人の感動に感動したのは確かだけれど、内容のすごさを把握していなかった。というよりも、年上のその人よりも若かった私にとっては、それはもう当然のことだったのだ。

パソコン通信で友達と交流しコミュニティに参加して当然のように楽しんでいたのだから当然だ。やがてテキストだけでなく写真やはては動画をたやすく扱うことができるようになり、スマホが普及してからは本当にすごいことになった。子の世代はその申し子である。

子は生物が苦手だ。興味がないのだ。逆に歴史が好きだ。歴史というよりも戦争に興味があるのだが。なので一見難しそうに思える現代史の呑み込みはとても速い。ついでのように公民の分野も頭に入れれ行く。なのに、生物はからっきしダメなのだ。

その解消をこの本に求めた。天体と生物を時間軸の上にのせればどうだろうか。生存競争をテーマに俯瞰してみたらどうだろうか。少しは興味を持つのではないだろうか。

この着想は2年くらい前から持っていた。DNA解析が可能になって以後の生物の分類の世界は一変している。ネットで検索をしてその内容を紐解いてみた。一見複雑な植物の世界を我ながら上手に分類しなおしたと思う。その成果を子が小4のころにはもうトイレの壁に貼っておいた。が、子は見ない。一向に興味を示さない。

が、そこに動物と人間の進化を入れて、丸山教授の地球史に乗せたところ、ヒットしたのだ。

この教材は大学院レベルだ。小学生の子に理解できるわけはない。が、これだけの根拠をもとにエッセンスを伝えるのだというスタンスで話をしたところ、やっと伝わった。

子たちが過ごすはずの未来の雰囲気が、少しだけ感じられたような体験だった。

子が小さいころから楽しんできた幼児番組などにも、ものすごいスピードで時代の最先端の研究結果が反映されている。そのことをいくら言葉を重ねて説明してもどこ吹く風だった子が、初めて納得したのだった。
*******************過去の文章ここまで**********************

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posted by kaho at 01:00 | Comment(0) | Z会、小6(2018-19終了) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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