2018年03月27日

ファオランの冒険2運命の「聖ウルフ」選抜競技会/意地悪なヒープ、意地悪たけなわ〜(汗)


ファオランの冒険2
運命の「聖ウルフ」選抜競技会
キャスリン・ラスキー
中村佐千江 訳
Richard Cowdrey 絵
2013年1月18日 初版第1刷 発行
メディアファクトリー

THE WOLVES OF THE BEYOND #2 SHADOW WOLF
2010 by Kathryn Lasky


失敗をしながらも群れの掟に馴染んでいくファオラン。そんなファオランに嫌がらせを続けるヒープ。奥歯の立てる音がファオランの神経を逆なですることを知り、タイミングよく近寄っていっては音を立てる。ファオランはそのたびに調子を崩してしまうのだ。マクヒース一家の骨ウルフ、エドメがフォローにはいったことで、一緒に聖ウルフに選ばれるという幸運にも恵まれる。

ヒープは面白くない。ファオランを子殺しの犯人に仕立て上げる。が、奥歯の形が災いして真相がバレて群れから逃げ出す。

けれど、諦めていない。ファオランが大切にしているサンダーハートの骨を狙いに戻ってくる。グウィネスが気づいてファオランとともに戦う。

相手の嫌がることを見つけては執拗に攻撃を続けるのって、すごい神経だ。けれど、確かに、身近にそういう人はいる。どこに言っても常に一定の割合で、存在している。そんな、接したくもないような性質のものを、丁寧に描く作者のすばらしさが際立つ。聖なるものを描きたかったら、そうでないものを克明に描くと好いのだなぁ。コントラストだ。

物語も、実際の出来事と伝説と、スピリチュアルなものが混在して進んでいく。これもまた、現実主義ごりごりの魔女サークの存在で、よけいに精神的なものが際立つのだなぁ。実際の物語も、嫌がらせの結果がよいものをもたらしたりと、いろんなものが「風が吹けば桶屋が儲かる」式に連鎖していく。複雑な物語になっている。「ガフールの勇者たち」を読んでいるときに子が言ったのだけれど、本当、どういう頭をしていたらこんな複雑な物語を紡ぐことができるのだろ。


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posted by kaho at 02:00 | Comment(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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