2017年09月21日

スパイ学/情報びっしりの大型絵本〜大人向けかな、でも子にも世界観が伝わったらしい


lonely planet kids
国際スパイになるために
スパイ学
著/アンディ・ブリッグス
訳・編集/こどもくらぶ(河原 昭)
2016年9月15日  第1刷 発行
今人舎

子がこんな本を図書館で見つけて借りてきた。ランランと目を輝かせながら熱心に目を通したのちに、子がおごそかに言ったものだ。「自分はスパイにだけはならない」。なるほど、それだけシビアにハードにしっかりと現実を描いている本だ。

内容は充実していてとても素晴らしい。情報もお値段以上だとびっくりした。が、この本の位置づけがどうにもわかりにくい。出版社の「今人舎」と「こどもくらぶ」との関係も、「lonely planet kids」との関係も。そして、ソデに書かれた「オロジーズ・シリーズ」というのも。

そこには、

1、ドラゴン学
2、エジプト学
3、魔術学
4、海賊学
5、神話学
6、奇術学
7、恐竜学
8、海学

の8冊が表紙の写真付きで紹介されている。ネットで見てまわるが、絵本NAVIには「今人舎オロジーズ・なんでも学」という項目がある。が「スパイ学」に限らず、本のソデにあったこれらの本の半分くらいしか載っていない。「今人舎」の公式HPでも同様である。アマゾンで検索するとさすがにいろいろと出てくる。が、それでも「奇術学」というのはどこにも見当たらなかった

レビューを見ると、このシリーズの「神話学」あたりまでは仕掛け絵本の体をなしていたようだ。おまけがついていたり、ドラゴン学などは組み立て型のモビールが本の大半を占めているようだ。一時、本屋の店頭をにぎわせた流行りのあの手の本なのかもしれない。となると、読者はほぼ大人である。案の定、アマゾンのレビューの大半もそのような内容である。

どこにも見当たらない「奇術学」はもしかして人気ありすぎて、さっさと売れ切ってしまったんだろうか?(ありうる)。おまけや仕掛けの多い本のような気がするので、簡単に増刷できそうな気がしないので、在庫がなくなったら終わりなのかもしれない。

公式HPによると、今人舎は、「児童書・絵本・教育書を中心とする 出版社」なのだそうだ。そして「こどもくらぶ」はその中の企画部門の1つが作るものに使われている名称だそうだ。が、どうにも違和感がある。大人が童心に返って読む本なんではないか?

アマゾンで検索して「〜学」と題名のついている本をピックアップしてみたが、少しずつ本の大きさも違っていて、シリーズの体はあまりなしていないような気がする。レビューにも、本が大きすぎて保管に困るというようなニュアンスのことが目に付く。


アマゾンの検索より抜粋

30.8 x 26.2

エジプト学 オシリス神の墓を求めて2005/12/9 ドゥガルド・A・スティール、 吉村 作治(仕掛け絵本)
魔術学―魔術師マーリンの秘密2006/9/1 こどもくらぶ、 ドゥガルド・A. スティール(仕掛け絵本)
ドラゴン学ノート―ドラゴンの追跡と調教2007/2 スティール,ドゥガルド・A.、 こどもくらぶ(モビール付き絵本)
海賊学 ウィリアム・ラバー船長の航海日誌2007/6/27 ドゥガルド・A・スティール、 こどもくらぶ(仕掛け絵本)
神話学―ゼウスからの警告2008/10/1 ドゥガルド・A. スティール、 こどもくらぶ(仕掛け絵本)

奇術学―奇術・マジック・手品の科学2012/7/1 茂勝, 稲葉、 テンプラー社

海学―海洋・深海2014/8/1 テンプラー社、 こどもくらぶ


26 x 18.8

じゃんけん学―起源から勝ち方・世界のじゃんけんまで2015/5/1 稲葉 茂勝、 こどもくらぶ
けん玉学―起源から技の種類・世界のけん玉まで2015/7/10 窪田 保、 こどもくらぶ
なぞなぞ学―起源から世界のなぞなぞ・なぞかけのつくり方まで2016/3/1 稲葉 茂勝、 こどもくらぶ
あやとり学―起源から世界のあやとり・とり方まで2016/4/1 こどもくらぶ ,  野口 廣



29.4 x 21.8

スパイ学 (lonely planet kids)2016/9/12 アンディ・ブリッグス、 こどもくらぶ


26 x 18.8

なわとび学2016/10/5 こどもくらぶ、 稲葉 茂勝

31 x 21.7

折り紙学 起源から現代アートまで2017/5/19 西川 誠司、 こどもくらぶ 

26 x 18.8

月学2017/8/1 稲葉 茂勝、 縣 秀彦


こうやって並べてみるとなるほど、ものごとにはアプローチの仕方というのがあるのだなぁと気がついた。英算国理社のような縦割りの知識ではなく、歴史的に、科学的にそして文学的にと多角的に1つのことを見ていく、ということを日ごろからやるのが面白いのかもしれない。しかもグローバルからローカルへ。その逆も。いろんなことがどんどん面白くなるのかもしれない。



20170918_1.jpg

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今人舎、こどもくらぶ 公式HP  → こちら
絵本NAVI  → こちら
アマゾン検索「今人舎、こどもくらぶ」 → こちら






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