2017年02月20日

古墳時代のサバイバル/古い時代の空気感が伝わってくるような素晴らしい1冊


日本史BOOK歴史漫画サバイバルシリーズ2
古墳時代のサバイバル
ストーリー チーム・ガリレオ
監修 河合 敦
マンガ 工藤ケン
日本朝日出版
2017年2月28日 第1刷発行


(裏表紙より)
歴史好きの女子小学生コンビと宇宙人の3兄弟が、古墳時代の日本で大冒険!
地球の小学生レオナとキサキは、遠い星からやってきた宇宙人のホセと出会って古墳時代にタイムトラベルする。古墳時代の役人に、ホセが持つ時空移動できる乗り物を狙われるなどの騒動に巻き込まれながら、大和朝廷について学んだり、古墳の構造や作り方を見学したり、古墳時代の人々の暮らしを体験したりする。


可愛い歴女2人組が、3人の宇宙からやってきた男の子兄弟と一緒に、古墳時代へと旅行に。歴女たちは自分たちの住む街にある大きな古墳に遊びに行っていて、宇宙人兄弟たちはお父さんから、若いころに時空旅行で古墳を見に行った冒険話を聞いて。

あの時代の人たちがどんなものを見聞きして、どのようにとらえてどのように考えるのか、時代の空気感、思想、宗教観がとてもよく伝わってくる。絵はいつもに増してマンガチックなのに、砂煙の香りさえしてきそうなほどの、リアル感だ。

到着と同時に、オオサザキ王を殺そうとしているという容疑を掛けられて暗殺されそうになっているハヤブサワケ夫婦(オオサザキ王の弟夫婦)と遭遇する。兄は悪くない、自分のような身分の者が生きていると、豪族たちによる争いの元になるのだと、達観しているハヤブサワケ夫婦が、哀れというか、あの時代の血生ぐささというか。戦国時代も同様だったようだなぁ、と。


弥生時代、コメ作りと共に各地に王(豪族)などの権力者が現れる。

200年代後半には連合政権が出来る。それに伴って前方後円墳が作られるようになる。
(313年 オオサザキの大王(おおきみ)即位 ← この時代へタイムトラベル
↑オオサザキ王のひいおじいさんが、ヤマトタケル(12代王の子)だと、コラムに書いてあった。
400年代半ばに大仙陵古墳ができる。

500年代になると、力を持った有力農民たちによる小さな古墳が増え、横穴式や円墳粉飾古墳などが現れる。
538年か552年に仏教が伝来する。
587年、蘇我馬子物部守屋と一族を滅ぼす。
500年代末、前方後円墳は作られなくなる。
593年、推古天皇聖徳太子を摂政にする。

600年代半ばからは八角墳となる。
600年後半からは古墳は作られなくなる。

仏教の普及とともに死者を弔う方法や考え方が変化したためと思われる、とのこと。
前後して、仏教文化の栄える飛鳥時代を迎える、、、


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古墳時代のサバイバル (歴史漫画サバイバルシリーズ2)

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大阪府立近つ飛鳥博物館「古墳時代っていつ?」 → こちら
 ↑ 聖徳太子もまだ、古墳に葬られたとのこと。

日本史年表  → こちら
 ↑天皇の即位が書き込まれていてわかりやすい。天皇の名前や事象がWikipediaにリンクされていてとてもよい。近つ飛鳥博物館の記事によると、飛鳥時代の最後のほうまでは「王」で、飛鳥時代末から「天皇」のようだが。権威づけか、こういうことをうやむやにするからわかりにくくなる。

上古天皇の在位年と西暦対照表の一覧 Wikipedia  → こちら

ヤマトタケル Wikipedeia  → こちら
 ↑ ここに載っている系譜を見ると、オオサザキ王の兄弟の4代あとが継体天皇(→→→今上天皇)だ。

道草その9 記紀に見る古代の皇位争奪  → こちら
↑ オオサザキ王が奥さんにしようとした女性(これまた異母姉妹)が弟のハヤブサワケを選んだために、殺した、と書かれている。



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