2017年01月07日

マドレーヌといたずらっこ/音読にどうだろう?英語版との読み比べ〜絵も全然違う!


マドレーヌといたずらっこ
ルドウィッヒ・ベーメルマンス 作・画
瀬田貞二 訳
福音館書店
1973年5月10日 発行
2009年5月25日 第12刷

PICTURE PUFFINS
Madeline and the Bad Hat
 Ludwig Bemelmans
Puffin Books
Penguin Young Readers
2000/5/1
Ages 3-7
U.S.A. $7.99
CAN. $11.99

このシリーズの日本語版では、うちには「マドレーヌと犬」がある。シリーズ2作目で、コールデコット賞を受賞したとあるが、本当に面白い。女の子たちに音読する機会があったときに選んで持って行った。拾ってきた恩ある犬の危機に立ち向かうマドレーヌに、女の子たちが一斉に固唾を飲んで成り行きを見守っていた。男の子である子もこの本は楽しんだが、ここまでは食らいつかなかったなぁ。男女の違いに、びっくりした。

作者は、長らく画家になりたかった、寮生活の長いとんでもなくやんちゃな男の人だ。作者と言えば、公式ホームページでは3作目のこれ「マドレーヌといたずらっこ」は作者が孫の「ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ」になっているのだが、なんでだろう?

で、件名の「マドレーヌといたずらっこ」だが、女の子たちへの音読に、このシリーズを再び取り上げてみようと思って、図書館にあったものを借りてきたのだ。が、日本語が案外と難しくて、音読しにくかった。家にソフトカバーだが、英語版があったので読んでみた。なんと、韻を踏んでいて読みやすかった。アマゾンのレビューを読んでみたら、同様のことが書かれていた。なるほど、韻を踏めばテンポよく、男の子のいたずらっぷりも際立つというものだ。原作同様の雰囲気を出したくて、訳者も日本語を選んだはずだ。練習して、うまく読むことが出来れば、大いに盛り上がるかもしれない1冊だと思った。

男の子にとっては、女の子たちの反応に耳が痛い、と言ったところかな、どうかな(笑)。

それから、男の子が木工細工で小型のギロチンを作り、鶏たちを脅かすシーンがある。アメリカなどでは子供たちがハングマンの絵を描いて数を数えたり(日本で「正」の字を書いて5までを数えるようなもの)、ギロチンなども楽しく作って遊ぶものなのだ。が、日本で同じノリをした人が、物議をかもしたことがあるような記憶がある。文化の違いを肌で感じるとてもよい機会だと思うのだが、どのように受け入れられるものなのか、未知数である。

それから、よくある話だが、英語版の絵は、訳本の絵と全然違うもののように見える。並べると余計に一目瞭然なのだが、英語版のほうが全体的に線がくっきりとしている。色も、英語版ではこの絵の特徴的な濃い青緑が美しい。日本語版のほうはセピア色が勝っているように見える。私には、英語版の絵のほうが深みを感じられて好きなのだが、セピア色っぽいのが日本人には好まれるのだろうか。


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マドレーヌ Wikipedia → こちら
ルドウィッヒ・ベーメルマンス Wikipedia → こちら
ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ  → こちら
マドレーヌ、公式HP  → こちら

繰り返し読みたい本を探す旅。「ベーメルマンス マドレーヌの作者の絵と生涯  ジョン・ベーメルマンスマルシアーノ 福本友美子訳   BL出版」 → こちら
↑作者と、作品がどのようにして生まれたかの詳細が生き生きと紹介されている。必見!


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タグ:マドレーヌ
posted by kaho at 01:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 英語の本(読書) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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