2016年01月29日

「権威と権力」なだいなだ/ボスママ、乱暴なクラスメイト〜スターウォーズ・ダークサイド?

副題〜「いうことをきかせる原理・きく原理」 (岩波新書)  1974/3/28 

子育てをしていると、急に今まで気にも留めていなかったことが気になり始めることがあった。「権威」とか「権力」などもその一つだった。

ママ友を数人作って子育てをしながら遊び回ったのだが、誘ったり誘われたりと和気あいあいと実に楽しく過ごした。かと思えば、絶対にその人よりも前を歩いてはならないような雰囲気を作られてしまったこともあった。幼稚園でも、お稽古事でも、一定の割合でそういう人はいた。

私の目が学生時代の頃にこんなによく見えていたら、同級生たちがこんなふうに仲間を求めて、自分のポジションを求めてうごめいているのを見ることが出来たかもしれない。実際、育児休業明けて職場復帰した際に人間関係が透けて見え、びっくりした。そのことが自分の危機を救ってくれたことも多かった。

見えていなかった頃はどうやって世間を渡っていたのだろうか?そう考えるとひやっとした。

子が成長するにつれて、乱暴なお子さんとのトラブルなども出現する。そして、やがて知ることになるのだ。「ママ・カースト」とか「スクール・カースト」という言葉だ。人がそういうものに従うようになるのは、そもそもは「権威」付けに始まるらしい。

権威に屈することのむなしさを子に解くためにも、系統的にこれらのことを頭に入れておきたいと思い、検索してこの本を見つけた。

子育てを始めるまで、私はどうやら人の権威とか、権力などとは無縁の脳内生活をしていたらしい。知ってみればいたるところにゴロゴロしている。人間の集団のあるところ「権威」か「権力」か、どちらもかが必ず存在するものなのだということを、この歳にしてようやく知った。

けど、やっぱりわからないのだ。「権威」って何だろう?「権力」って?

このたび「スターウォーズ7」を子が見たいと言い始めて、私もようやく「スターウォーズ」の世界を知ることとなったのだが、なんというか、まぁ、仰天した。これこそが、「権威」と「権力」の物語ではないか?

この世にダークサイドがいなければ、調和した世の中だけでもやっていける。が、世の中は学校で説かれているような「性善説」では出来ていないことを早くから知る必要があるようにも思う。もっとはっきり言うと、「性善説」なんてクラス担任がクラスを平和にまとめやすくするための宗教のようなものだと思っておくくらいでちょうどよい。侵略者(例えば、かつての日本を含むアジアに対する欧米など)が現れた時にどうするのかということは、毎日教室で机を並べている同級生から、いきなりわけもなく殴られたらどうするのか、ということと同じだ。

42年前の本だ。小学校高学年で無理としても中学生の頃には出会っておきたかった。そんな良書だと思った。


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権威と権力――いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 C-36)

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関連する興味深いと思ったHP 、ブログ記事(覚書)
「なだいなだ『権威と権力』をめぐって」 → http://ichiboukouya.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-cff1.html
「出世したいなら捨てるべき「4つの美徳」」 → http://toyokeizai.net/articles/-/95623?page=2

  「権威」と「権力」という2つの力学を500年前に明確にしたのが「君主論」であると述べている。「君主論」をアマゾンで検索したら、漫画本がヒットした。この一連のシリーズはとても面白そうだ。子が中学生になるころを目指して、買い集めようか。


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タグ:なだいなだ
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