2015年02月10日

「むなしさ」を感じたときに読む本(水島広子)/自分が自分のリーダーであるということ

角川SSC新書236。2014年11月25日の発行。著者の最新作。1度ですーっと頭に入ってくる類の本ではなかった。が、アマゾンのレビューを読むと、とてもわかりやすく、具体的でためになったという意味の書き込みが多い。私のほうがマイナーなようだ。ともかく、メモを取りながら読み進めてみた。巻末の「おわりに」のところにこう書いてあった。「本書を執筆するにあたってブレインストーミングのためのワークショップを開きました。」どうやってこんなにも手広くもれなく、繊細に考察できたのだろうかと思ったのだが、納得した。

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「むなしさ」を感じたときに読む本 (角川SSC新書)

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「むなしい」という感覚って何だろうか。虚無ならばわかる。どうせこの世のすべてのことに意味を付けているのは観察者である人間だ。本来、どんなこともそれほどの意味があるわけではない、、、が、ここで論じているのはそういうことではない。いや、そういうことに近いといえば近かった。「むなしい」とは。自分もブレインストーミングをしながら読む。

「むなしい」と感じるとき、人は自分を粗末にしているようだ。主体性を放棄するから「むなしい」と感じるらしい。責任の放棄である。だから、「生き方を変えるサインである」と著者はいう。

主体性を取り戻すためには、「与えること」だ。誰にだってよい。問題は対象ではなく、与えるという行為をしている自分が主体であることなのだ。だから何を「与え」てもよいといえばよいのだ。が、自分がしてほしいことを人にやってみたら。癒しを、ぬくもりを。たとえば人に与えたつもりでも実は自分で自分に与えているのだ。ここに主体性の回復と、自己肯定感、他者依存ではない癒しが同時に生まれるからくりがある。そして、どんな時も常に「今」に着眼すること。「今」ここにある、ということと「むなしい」という気持ちは同時には存在しえない。真理だ。「今」に向き合えば向き合うほど、「むなしさ」は消えていく(むなしさに限らない。ネガティブな感情のほとんどが消えていくだろう)。

メモを取りながら読み終えた。そうしたら、もうどんなことが起きても自分は大丈夫かもしれない、と錯覚しそうなくらい心の中が安定していた。

「自分がやってほしいことを人にする」のはゴールデンルール(黄金律)だ。が、自分がやってほしいことを人もやってほしいと思っているとは限らない。だから、相手の反応でことを判断をする必要はないのだと著者も言う。ゴールデンルールというものをどのように解釈したらよいのか、未だに迷う。が、主体性と自己肯定感、自家製の癒しの源泉になりうることを考えると、納得のいくことである。

以下、本を読みながら書いたメモ書き。あくまでも個人の自分用。本を写したわけではないので、意味が本の内容とずれている可能性もあります。


むなしさ=虚しさ=空しさ=意味が感じられない=中身がない
=生きていても仕方がない=生きていかなければならない理由がわからない
=このような「慢性的な」気分が続く時
=生き方をチェックするべきとき
=今の生き方では生命力がどんどん落ちてしまう
=生き方を変えたほうがよいというサイン

→生き方を変える
→自分の中から生命力がどんどん湧き出してくる
=「むなしさ」が本来の役割を果たしたといえる。


むなしさ=心がまいっている=癒しが必要
=外部からの癒しは一時的
=自分の中からやってくる癒しが、本当に自分を満たしてくれる癒し。

癒し=むなしさを手放すこと


やってもしかたがない=自分の人生をコントロールできない
期待と現実のずれ
選挙→社会をコントロールできない→ヒトラーが出てくる
自分が持っている「主権」を人権感覚のない危険人物に譲り渡してはならない
 自分の権利は手放さずに持っておく。

結果よりもプロセスを大切にする。(頑張ることそのものを楽しむ)
自分をいたわる。(自分を癒すプロセスを忘れずにする)
与えられるのを待つのではなく、与えてみる。
人に与えると同時に自分も得る。=自己肯定感を高める
「自分はこれでよいのだ」「これが自分の生き方だ」=自分を肯定できる気持ち
=本当の意味で自分を豊かにする「報酬」
むなしさが消え、自分の人生をコントロールしている感覚をつかめるようになる


心にぽっかりと穴があいたような「むなしさ」〜つながりや居場所がないとき〜
←先天的に決まっている性格の要素「報酬依存」とかかわりが深い。
「報酬依存」の高い人は褒めてもらいたい。低い人は一人が好き。
「安全な人」に少しずつ本音を話してみる
「安全でない人」=やたらと余計なアドバイスをする人、すぐに何かを決めつける人
=そんな風にしか人と関われない淋しい人。=よく不適応を起こして心を病む。

見返りを一切期待せずに、自分が欲しいものを人に与えてみる。(小さな贈り物、ボランディア
 人から関心を持ってもらえること → 関心を持ってみる
 必要とされている感覚 → 必要としてみる
 相手にされたい → 相手にしてみる。

むなしさと「今」への集中とは共存できない。
  むなしさを感じたら、「価値観を変えるべき時」である。=むなしさに浸りきるのは無益である
  「今」に集中すること。そうじ、整理整頓、お茶を入れて回る


「同じことの繰り返し」という「むなしさ」
好奇心の強い人、「同じことの繰り返し」=「むなしい」という評価を見直す。
「主体的になること」=「むなしさからの解放」

「同じこと」には価値がある。安定効果がある。新しいことを始める余裕が出来る。
精神修行にも使える。(丁寧な仕事を心がける=「今」)


「人生の意義がわからない」という「むなしさ」=「やりたいことを見つけよう」にまどわされない。
「何のために?」をやめ、「〜べき」にコントロールされない

自分という存在に意義が感じられない「むなしさ」
環境がどうであろうと自分の内心とは関係がない。自分の心の姿勢をコントロールすることは可能。
自分の心のモードを「欲しい」から「何を与えることが出来るか」に変える。

与える姿勢は万能である。
むなしさ=主体性の喪失→与える=主体的
自分にも相手にも与える。
主役を自分にする。
1、誰がどう思おうと自分は自分
2、ひどいことが起きたらまず、自分をいたわる
3、自分が主役であることを取り戻す
4、自分が自分に「尊重」「意義」を与える
5、人に気を使う程度には自分に気を使うこと。

むなしい=自分を粗末にしている。


変化に伴う「むなしい」
 喪失のときの「むなしさ」は感じているうちに薄まってくる。
 「加齢」による「むなしさ」=キーワードは「今」
リラックスできるものを見つける(頭痛、


社会(権力、父親)をかえていくには
 →変化はストレスである。「この人は何を恐れているのだろうか」と考えてみる。
 →そして共感してみる。
 →何かを失うことの「悲しみのプロセス」を支えることが出来るかもしれない。


衝撃によって引き起こされる「むなしさ」
 天災、DV、いじめ、裏切り=自分をいたわる
 自傷行為=それほどの衝撃を受けている=「暖かい放置
   ただ暖かい日常を提供してあげることが、とても大きな回復力を作る。
 厳しいことを言ってくる人たちは「〜べき」で生きているかわいそうな人たち。

重い病気による衝撃
 同じ病気の人たちと交流する

老後や死を意識し始めたことによる「むなしさ」 =「今」を大切にする

「むなしさ」が強すぎるとき=治療を受けることを自分に与える。


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