2014年11月03日

頼藤和寛の人生応援団〜最後のあいさつ/頼藤和寛

またしても、平成13年に癌で逝去された神戸女学院大学人間科学部元教授の著作。「わたし、ガンです〜ある精神科医の耐病記」という本が目当てだったはずなのに、またもや別の本を読了。遺作。平成15年出版。産経新聞の人生相談の平成9年から最後までのと、単行本未収録分をまとめたもの。

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頼藤和寛の人生応援団―最後のあいさつ

この本を買ったのが今年2014年の7月23日。すぐに読み始めた。手に取ったことのある方にはわかると思うのですが、この本、見かけ以上に分厚い。いや、見た目ではなくて内容が、というべきか。見開き2ページに1記事なのです。2ページに相談者の人生がおもいっきりつまっている。ページをめくるたびに新しい事柄が始まる。

ということで、1記事終わるたびに本を伏せて感慨にふけることとなる。内容が濃いのでそのたびに1冊くらい読み終えたような気分になる。そんな調子なので、本にカバーを付けてバッグに3か月ほど、入れっぱなしだった。途中で、別の本を読んだりもしていたので読み終えるのが遅くなったのだが、この本とのお別れが淋しいからゆっくりと読んだという側面も無きにしも非ず。

人々が事象に与える解釈やストーリーはさまざまである。が、事象は事象である。さらには、事象さえ事象に過ぎない。さまざまな解釈や想い、ストーリーを取っ払ってようやく見えてくる事象に対して、さて、これからどうしますか。ビーイング( being )という究極のものを容赦なく突きつけてくる。その上で、『それに対してどう振る舞おうが、自由なのですよ』、と。ただし、自分が進みたいと思っている方向がどちらを向いているのか、冷静に判断しましょうね、、、、って言われているような気がしてくる。が、ことはそんなに単純ではない。

そうはいっても世間一般に従う方が良い結果となりそうなことに関しては、そのように示唆している。他人から見たらどうでもよいと思えることもそのように返している。感情が許すのであれば計算づくがよい、と思われることに関しても率直にそのように述べてある。


今日は、四谷大塚の全国統一小学生テストなるものがあった。今日1日で10万人ほどの小学生が貴重な祝日を使って受けていることになる。多いのか何なのかわからない数字だけれど。3連休どこにも行かないので3日目ともなるとダレる。何か小さな行事があったほうがよいのだけれどと思っていたのだ。しかも、無料だ。無料で素の状態での立ち位置がわかるなら、と思って申し込んでみた。塾に関してはまだ何も考えていない。だから会場に着いて初めて、子を競争社会の最先端に送り込むのだという実感がじわじわと湧いてきてゾワッとした。が、子が試験を受けている1時間半弱の間にこの本を読み終えたところ、そんなことはすっかりさっぱりと頭から抜け落ちてしまっていた。

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