2018年11月27日

宝くじで1億円当たった人の末路/子の未来を脳内妄想する〜ドラマ化されていたんだ、2018年11月22日マンガ版が発売〜


宝くじで1億円当たった人の末路
鈴木信行
絵(スタンプ) 大嶋奈都子
2017年3月28日 第1版第1刷発行
2017年9月5日 第1版第11刷発行
日経BP社


題名がキャッチーなので子も興味深そうに手に取っていた。将来を決めていくにあたって、この手の本を頭の隅に入れておくのは悪いことではないとしみじみと思った1冊だった。

中受の準備で相当の長文をかなり小さい文字で大量に読む日々を送る子は、この程度の大人用の読み物にまったく抵抗がなくなったようだ。問題があるとすればちょっと小難しい語彙だろう。そういうのを隣に大人がいて、質問されるたびにどんどん解説をすればいくらでも読み進みそうな勢いである。中受をするべきか途中だけれどやめるか、毎日考えない日はないのだけれど(m(__)m、汗、笑)、ことピンポイントで読書に関していえば、良い影響しかないことにいまさらながら気が付く。

さて、『日経ビジネスオンラインのコラム「キーパーソンに聞く」に加筆・修正してまとめたもの』とのこと。

一冊丸ごと宝くじの話ではなかったのでちょっとがっかり。アマゾンのレビューも同じようなことを書いてあるものが多かった。統計やインタビューを丁寧に重ねてあるわけではない。一人の人の体験を軸に展開してあったり、心理的に推測してどうの、という結論が多い。ずっしりとしたルポを期待すると肩透かしを食らう。けれど、いろんな人生を垣間見ることができる。膨大な情報量だ。なんなら目次を眺めるだけでも視野が広がる気がする。

今どきネットで調べればもっと多様な人生を垣間見ることなどお茶の子さいさいではある。が、調べる人間が同じなのだからどんなに奇抜な世界を見ようと思ってもかならず偏る。ということで、意図をもって編集されている本を丸ごと一冊読むという行為の必要性に久々に感じ入った。

宝くじの結論は『「宝くじ」を買う度胸があるなら、「ルンバ」を作れ』。

バックパッカーの末路は、というか結論は「年を取ってから旅に出ろ」。安定も冒険も両方手に入れるのが吉、ということ。

こんな調子でどんどん切り込みます。

〈目次〉
1、やらかした人の末路
   宝くじで1億円当たった人の末路 ルンバ
      瀧俊雄 (マネーの専門家)マネーフォワード取締役
   事故物件借りちゃった人の末路 科学的根拠さがせますから、、
      大島てる 事故物件公示サイト運営管理人
   キラキラネームの人の末路 転じて転じて現在は「より悪性なもの」吉田兼好の徒然草116段
      牧野恭仁雄 (子供の名付けに詳しい)命名研究家

2、孤独な人の末路
   「友達ゼロ」の人の末路  「同調圧力」=現実逃避礼賛、日本人の生きずらさ。世界に勝てない、、、
      諸富祥彦 (人間関係に詳しい)明治大学文学部教授
   子供を作らなかった人の末路 ダイバーシティー
      朝生容子  (女性のキャリアに詳しい)キャリアコンサルタント
   教育費貧乏な家庭の末路  高齢破産
      小屋洋一 (教育投資に詳しい)ファイナンシャルプランナー
   賃貸派の末路  「危険な隣人」の固定化
      石川貴康 (不動産投資に詳しい)コンサルタント

3、逃げた人の末路
   自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路  年を取ってから旅に出ろ
      大塚和彦 (元バックパッカー)ヴィジョナリー・カンパニー社長
   留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路  異国で始まる青春ストーリーほど楽しいものはない
      栄 陽子 (留学カウンセラー)栄陽子留学研究所所長
   「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路 貯金残高の目減りストレス、横溝正史的空気
      八代健正 (千葉県館山市への移住支援を手掛ける)NPO法人おせっ会代表

4、変わった人の末路
   電車で「中ほど」まで進まない人の末路 体育会系の優先採用、パーソナルスペース、入社試験に 
      川西由美子 (人間心理に詳しい)ランスタッドEAP総研所長
   「グロい漫画」が好きな人の末路  清潔すぎる社会
      米倉一哉 (トラウマに詳しい)日本催眠心理研究所所長
   外国人観光客が嫌いな人の末路 慣れないことへの苦手意識は自然なこと
      松田英子 (認知行動療法のスペシャリスト)東洋大学社会学部教授

5、怠惰な人の末路
   癖で首をポキポキ鳴らし続けた人の末路  危ないよ
      丸山太地 (肩凝り治療の専門家) 肩こり研究所所長
   8時間以上寝る人の末路  アインシュタインは10時間以上
      三島和夫 (睡眠に詳しい)国立精神・神経医療研究センター部長
   いつも不機嫌そうな上司の末路  老いないためには嫌なことはしない
      平松由貴 (アンチエイジングに詳しい)美容コンサルタント
   体が硬い人の末路  柔らかくしましょう、4つの動きだけ 残業礼賛の旧体質
      小野将広 (柔軟法に詳しい)真向法協会「健體康心」編集長

6、時代遅れな企業の末路
   禁煙にしない店の末路  分煙は難しい、どちらかに
      竹内幸次 (外食店経営に詳しい)スプラム社長
   日本一顧客思いのクリーニング店の末路  効率の追求だけじゃなくて
      野中光一 (親切なクリーニング店を経営する)キャンディクリーナース代表
   リモコン発見器の末路 日本の大企業がルンバを開発できなかった理由〜過剰なリスク回避
      横井正憲 (商品開発力で定評のある中小企業)旭電機化成開発部長

7、仕事人間の末路
   ワイシャツの下に何を着るか悩む人の末路1 ワイシャツは長袖、袖を出す、暑ければ捲し上げる
      宮崎俊一 (メンズファッションに詳しい)松屋銀座紳士服バイヤー
   ワイシャツの下に何を着るか悩む人の末路2 グンゼのSEEK
      見られていることを意識する〜会社のPC端末操作記録、閲覧URL記録、監視カメラ
   男の末路  AI、IOTロボットの普及、男性が得意な仕事は減っていく、男に喝!を
      山内兄人 (神経生殖内分泌の専門家)早稲田大学名誉教授
   アジアの路上生活障害者の末路 ラフな世界、やがて日本にも影響、すべての仕事には意味がある
      石井光太 (アジアの事情に詳しい)ノンフィクション作家


いつどこで目にして図書館に予約をしたのかすっかりと忘れてしまったのだけれど、順番が来たので借りてきたのだ。

子は小6だ。自分(親)のころの小6といえば井上靖の「あすなろ物語」や、山本有三の「路傍の石」を読んだ時のことを思い出した。小2か3のころに宮沢賢治の「風の又三郎」を読んだ時も同じ感覚だった。そしてこの本、全然ちがう種類の本なのだが、似たような読後感だった。この本は、知らない世界を提示してくれる。ということは、小学生の頃に読んだ「あすなろ物語」や「路傍の石」そして「風の又三郎」も、当時の私に知らない世界を見せてくれたのかもしれない。

どこかの有名私立にうっかりと入ってしまった保護者の方が「知らなくてもいい世界を知ってしまったかも」という感想を述べているのを見聞したことがある。が、全部知っておいたほうが良い。そのほうが自分の立ち位置を正確に把握できる。把握できたら、打つべき手が見えてくる。

子はどんな将来を見るのだろうか。最近そんなことばかり考えているような気がする。


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↑ なんと!マンガ版が出ている!2018/11/22発売だ。ついこの間だ。

「宝くじで1億円当たった人」以外にも、「事故物件を借りちゃった人」や「キラキラネームの人」「『友達ゼロ』の人」といったやらかしてしまった人たちの末路、さらには「電車で『中ほど』まで進まない人」や「外国人観光客が嫌いな人」など、あなたの身近にある気になる末路まで、厳選した10の末路を収録』とのこと。

読みたいなぁ。

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↑ そしてなんと!日テレでドラマ化されていたのですね、まったく知りませんでしたm(__)m。有料だけれど配信もされているみたいだ。時間ができたら見てみようかな。




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○○な人の末路」日テレ → こちら


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posted by kaho at 02:00 | Comment(0) | 育児書&教育書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする