2018年08月27日

雲取谷の少年忍者/「忍びの国」同様の残酷さ、おもしろすぎて一気に読んでしまった、小6男児最後の夏休みの3冊のうちの1冊


新しい日本の童話シリーズ・13
雲取谷の少年忍者
古田足日(TARUHI FURUTA)
梶山俊夫 画家
1971
株式会社学習研究社

ネタバレします。未読で、読む予定のある人は読まないほうが楽しめると思います。



場所は甲斐の国にほど近い武蔵の国。小助と大助という名前の通りの体格の凸凹兄弟。あまりにも食べるものがなくて食べた草の毒草で母親が死ぬ。1か月後、父親がワラビ粉を盗む。一家で腹いっぱい食べるた直後、父親が見せしめに惨殺される。小助と大助は村から逃げて雲取谷の忍者に拾われるのだ。そして忍者頭の吉兵衛の娘さやかと兄弟姉妹のように育つ。さやかは忍者に、小助は武士に、そして大助は百姓になりたい。が、小助も大助も人に使われるのは散々だ。養い親の平右衛門が忍びの仕事で足に怪我を負って忍者ができなくなったために、小助と大助がデビューする。

上杉憲政(8万)と北条氏康(8千)が川越で闘うのが初戦だ。雲取谷の忍者は上杉方である。対する北条方では風魔の一党が夜討ちの先鋒をつとめる。そして大敗。で、退却時に大助が上杉虎若を拾うのだ。

やっとよちよちと歩き始めたほどの、わずか1歳の虎若を担ぎ出しての上杉軍が、深大寺で北条軍と対峙する。またもや風魔に翻弄されて虎若を奪われてしまう。

そんなこんなの最中に、若い3人は杉の坊という坊さんに出会うのだ。杉の坊は堺から鉄砲の宣伝に現れた坊主である。

雲取谷は忍者の里だ。重税を課して百姓の生活を立ち行かせなくする。そのうえで忍者で稼がないと生活できないだろうと動機づけて村民を忍者に仕立て上げていく。この巧妙な搾取システムのボス雲取五郎は、大名になることを目指している。人に使われることを嫌う小助と大助は大人の語る言葉をつなぎ合わせていくうちにこのからくりに次第に気が付いていく。

鉄砲の仕入れのために杉の坊と大阪に行った3人の若者は、大商人の屋敷での生活、キリシタン大名とのやりとりなどに触れていく。雲取谷での生活とのギャップに感じるものがあった。やがて虎若を取り戻した3人は、それぞれ描いていた道を修正し、新しい生活へと入っていく。

さやかは虎若とともにキリシタン大名下の孤児とともに、大助は平和になった故郷で養い親夫婦と家業の百姓に精を出し、小助は杉の坊とともに海外を目指すのだ。

が、さらにそれから3年、小助が消える。五郎の下人フクがやっているであろう所業を行うことにするという。

あの小さいころの極限状態で、体の大きな弟の手をつないで村から出たときのこと。人に従い骨の髄まで搾取されることへの芯の底からの嫌悪。体の大きな弟大助の安定した生活とのあまりにも対照的な人生。世の中はどうしてこうも、長子にきついんだろう。兄弟の先頭に立ってどうしてもしなくてもよい苦労をしてしまう。世の闇を見てしまう。

雲取谷の五郎、六郎、七郎の功名さは外交政策にも及んでいる。生き残り、成り上がりをかけたそのあたりも読みごたえのある副筋だ。また、五郎の下人たちの身の上や、忍者同士の駆け引きや攻防戦など、壮絶である。

昨年の春に映画館で見た「忍びの国」の子どもバージョンのような雰囲気と言ったら伝わりやすいだろうか。「忍びの国」はWikipediaによると1576年と1579年の戦いを描いている。

この「雲取谷の少年忍者」は上杉と北条が川越で戦ったらしいので、1546年ごろなのだろうか。が、後述の上杉と北条の深大寺での戦いは1537年のような(ウィキペデイアによる)。あれ?(汗)(m(__)m)、このあたりの年代のようである。いずれにしろ「忍びの国」よりも30〜40年前の話のようだ。

鉄砲の普及の時代であり、後半の舞台が堺、そして海に移ることもあって、昨年(2017年)の大河ドラマ「女城主、直虎」を思い出した。直虎が1537年(推定)に生まれて1582年死没(ウィキペデイアによる)なので、直虎のほうがもう少し後になるのかな。

さだまさしの「ファミリーヒストリー」をたまたま前後して視聴した。ロシア〜旧樺太〜満州〜長崎を舞台とした親子二代にわたる諜報活動と商売。おばあさんの故郷の天草はキリスト教との縁が深い。大陸を舞台としたスケールの大きさが戦国時代初期の海を渡ってくる新しい風と呼応して共鳴しているような気がした。山奥にひっそりと住んでいた小助、大助、さやかたちのそれぞれの才能が時代の風に乗って人生を変えていくうねりとなるさまが、同じく気持ちよく共鳴して響き渡ってく感じがした。


夏休みに入るにあたって3冊ほど学校から本を借りてきた。小学校最後の夏休みに借りた本は「ムジナ探偵局4満月池の秘密」と「未来人の家/星新一ショートショートセレクション」そしてこれだったのだ。ムジナ探偵は随分昔からぽつぽつと読んできたけれど、星新一と古田足日は渋い。成長して大人へ片足入っている状態を思わせるセレクトだった。

小学校の図書館にあるこの本はどうやら初版本だ。本の表紙も味わい深ければ、中の紙も色が渋い。活字の拾い間違いはさすがになさそうだけれど方向を間違えて置いたのかしら?それともこれは意図的?と楽しんでしまえるような箇所がある。宮沢賢治の銀河鉄道の夜をふと思い起こすような雰囲気だ。

あとがきによると「にんじゅつ少年」として学研の「四年の学習」1963年1月号〜「五年の学習」12月号まで連載され、単行本化にあたってほぼ全面的に書替えられたとのこと。裏作品に「忍術らくだい生」があるとのこと。

この連載のあった年代の人たちはさぞかし楽しんだだろうな。ウィキペディアによると、子が今ハマっている「ズッコケ三人組」も「学習」の連載からスタートしたらしい。久しぶりにまた「科学と学習」の廃刊を思い出した。あと10年長く続けてくれていれば子も恩恵を受けることができたのに。返す返すも残念である。

子は小6のこの夏休みは、私が地域の図書館で借りてきた(借りてきてしまった)ズッコケ三人組に夢中だ。なのでこの渋い本にはまだ手が伸びていない。が、読み始めるときっとあっという間だろう。大人の私がゆっくりとかみしめるように読んで4時間だった。子は何時間くらいで読むだろうか。

作者の古田足日氏の本をアマゾンで検索してみたところ、子の好みっぽい本がずらっと並んでいた。子は、「ロボットの国SOS」のたむらしげる氏をはじめとして、馬場のぼる氏、岡田淳氏、星新一氏、「ズッコケ三人組」の須田政幹氏あたりが大好きである。ここに古田足日氏が加わっても違和感がない。時間ができたら、片っ端から読んでみようかな。


このたび子が学校から借りてきたのがこれ ↓。先ほどの↑もとの本の挿絵の梶山俊夫氏は、2015年没とのことなので(ウィキペディアによる)、ついこの間までご存命だったんだな。


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雲取谷の少年忍者 (新しい日本の童話シリーズ 13)

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↓ 15年後に文庫化された際にイラストが変わったらしい。

フォア文庫
雲取谷の少年忍者
古田 足日 (著) 
箕田 源二郎 (イラスト)
1986年2月
童心社


雲取谷の少年忍者 (フォア文庫)

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古田足日 Wikipedia → こちら
梶山俊夫 Wikipedia → こちら



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2018年08月24日

ズッコケ山岳救助隊/真に迫るリアルさだと思ったら作者は大学時代山岳部だったそうだ、子のお勧めの1冊


新・こども文学館18
ズッコケ山岳救助隊
作家 那須正幹
原画 前川かずお
1990年8月 第1刷
2011年1月 第21刷
ポプラ社


「『愛のプレゼント計画」でズッコケシリーズ(を読む速度が)失速したんだよね」と言いながら次を物色していたら子が「じゃあ、これがいいよ」と。面白いらしい。

子自身は恐怖の「死神人形」に続いて「怪盗X」を読み進めている。夜に読むものだから怖さに拍車がかかる。トイレにはついてきてほしいと言い、まだまだ暑いのにべったりとくっついてくる。そこまでして読まなくてもいいんじゃないのかと苦情を申し立てたのだが、借りてきたのは私だったことに気が付いてやめた。子といえば、「きもかわいい」ならぬ「おもこわい」(個人的な造語ですm(__)m)みたいな感じらしくて。やめられない止まらない状態まっしぐら。

大人のわたしからみると、死神とか怪盗などよりも、山の中で遭難するほうがよほど怖いんだけれど。そのように言ったところ、『殺人があったらさすがに怖い。『情報ファイル』は怖かった。」というので、じゃあ、公園で野球していてボールでガラスを割ってしまったときの『探偵団』は?と聞いてみたところ、「あれは、犯人が民間人というか、、、、」怖くなかったということだねぇ。けど、民間人と言っても真相に迫られたら口封じされる可能性もあるよ、と言いそうになったけれどこれ以上怖がらせてもなぁ。それでなくても今年は暑いのに。恐くてべったりくっつかれるとますます暑い。

さて、以下ネタバレします。

ということで子には面白かっただけだったようだけれど、この本、私は怖かった。山で「雨」だけでもどことなく怖い。「霧」となるともう、ハチベエのようにフラフラと考えなしに歩き回ったら走ったりなんて、絶対にできない。その場でしゃがんでしまうんじゃないかな。ハチベエたちはとても強くて、ほんのわずかなヒントを手掛かりに下山する。その上、誘拐された女の子を助け、誘拐犯まで助ける大活躍だ。

疲れ知らずの大活躍を読んでいると、自分の体力のなさを顧みるようになる。なるほど「怖い」と思うのは自分の体力が「山」にまったくそぐわないからなんだなぁ。元気な男子は本当に強いんだなぁと改めて思うようなお話だった。

私の祖母が以前、「男の人は強いよ。どんな男の人も。粘り強いというか。社会参加に限定すると強さは際立つよ。」としみじみと語ってくれたことを思い出した。私の祖母だから子の曾祖母だ。随分前に亡くなったほうの曾祖母なので、子は会ったことがない。うるさいくらいのセミの声を聴いているとそれだけで祖母を思い出すのだけれど、ズッコケ読んで思い出すとは思わなかった(笑)。

さて、

小6の夏休みの子は中受予定だ。夏休みは天王山。のはずが、家で通信教育にいそしんでいるだけという通塾組からみると考えられないようなお気楽な状態である。それでもやっとエンジンがかかり始めた。今までのさぼりがこれでチャラになるとは全然思わないし、どんなに頑張ってももう追いつくレベルではない。それでも、小学生が一日最低12時間、長い日には16時間ほども活字に取り組んでいるのを見ていると、ズッコケシリーズの13冊ほどを夏休み中に読むくらいはよいのではないか、という気もしてくる。

読む速さもどんどん速くなっている。最初のうちは1冊を3時間くらいかけていたような気がする。が、今は1冊が2時間程度なのではないだろうか。学校の夏休みの宿題に読書も入っている。最低5冊は読まないといけないのだから、一石二鳥と考えればまぁ、気も休まるというものだ。


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2018年08月20日

ズッコケ愛のプレゼント計画/おもしろいかと言われたら微妙だけどハチベエ達の中学校生活が垣間見える微妙な時期と呼応する微妙さが絶妙?(笑)


新・こども文学館59
ズッコケ愛のプレゼント計画
作家 那須正幹
原画 前川かずお
作画 高橋信也
2004年7月 第1刷
2008年4月 第2刷
ポプラ社

シリーズ最後から2番目の作品。最終作品と同年発売。このシリーズわずか14年前に終わったばかりなんですね。子が生まれる2年前だ。

リアルタイムもよいけれど、終わっているほうが安心して読み進めることができる。「若おかみは小学生!」も番外編まですべて終わっていたので安心して没頭できた。そのスピンオフの「ことえり」になると、まだまだ続いているのでなんだか安心できない(なんで)。

ところでこの作品。作品としてはなんだか散漫だった。悪者を作りたくないというのがその大きな要因だったのではないかと素人ながらに分析してしまったのだが、バレンタイン・チョコレートにまつわる催し物に関して、主催者も参加者も、同じ学校の女の子たちも、お隣の学校の女の子たちも、みんな善人だ。なので、事件が起きても推理を働かせるハカセの脳内妄想に終わってしまう。

前半はバレンタイン・デーにまつわるウィキペデイアもどきに終始しているし、中盤はチョコレートの扱い説明書だ。肝心の病気は半端な描写で矛盾だらけ。連載物の30分アニメの筋書きとしては全然余裕だし、さわやかな終わりが好印象なんだけれど。

そう、もう1カ月ちょっとすれば卒業だ。春になれば隣の小学校と一緒に中学校生活が始まるのだ。その前哨戦というか、顔合わせのような巻だった。最初からそう思って読めば、全然余裕で楽しめたんだな、と読み終わってから気が付いた。

ハチベエの中学校生活は、この3人組がそのまま上がっていき、女の子たちとも楽しく関わっていくんだろうな。そして、その中から将来の伴侶を選び、安定した人生を歩むんだろう。そんな未来が透けて見えるエンディングは、本当にさわやかだった。

3人組の住む街に住んでみたいなぁ。子育てしてみたいなぁ。不可能だけれどその街の商店街の子として生まれたかったなぁなどという脳内妄想を、ふんわりと掻きたててくれる。子がファンになるわけだとしみじみと思う巻だった。

説明が多くて入り込むのに時間がかかったし、どうにもトラブルが散漫でなんだかなぁと思うのだけれど、それがこの街での三人組のありようそのものなのかもしれない。地味な伏線だけれどハチベエやハカセが一連の出来事の中で、他者への配慮や選択、行動など、わずかずつ社会への洞察を得ていく様子が繊細に描かれていて、いいなぁと思った。


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ズッコケ愛のプレゼント計画 (ズッコケ文庫)

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2018年08月16日

ズッコケ妖怪大図鑑/妖怪とは歴史である!?怖そうな題名に腰が引けている子、親が先に読んじゃった、最後に読むかもね(笑)


新・こども文学館24
ズッコケ妖怪大図鑑
作家 那須正幹
原画 前川かずお
1991年8月 第1刷
2010年3月 第24刷
ポプラ社

子がミステリーのようなものばかり学校から借りてきていたので、それらしい題名のものを地域の図書館で選んで借りてきてしまった。そしたら、大半が恐かったらしい。その中でもこの本の題名はずばり妖怪なので、主に夜になって本を読む子は、トイレに行けなくなってしまうことを警戒して手を出さない。

けど、これ、怖かったかな?大人的にはそう怖くもなかった。むしろ、歴史的なリサーチを頑張る頼もしい小学生たちに拍手喝采である。

妖怪というものが、歴史と切っても切れない関係にあることを、日常的に思い起こさせてくれる素晴らしい一冊だった。


ところで、子はこのシリーズをもうすでの10冊以上読んでおいていまさらながらに、しみじみと、そしてこっそりと発見を話してくれた。

「この間、自分の部屋で書き物をしていて目を挙げたら、大好きな本の背表紙が目に入ったのね。『大あばれ山賊小太郎シリーズ』も同じ作者だったよ!」

だから、この間からその話していたでしょ、と返したらきょとんとしていた。テレビで「英雄の選択」をしていたときも、ドローン技術によって山城が発見され、毛利氏と尼子氏、大内氏の戦いの様子などがわかってきたなどをやっていたとき、小太郎の世界ってあの辺のことだよね、って話題にしたときにもね。と、話したら「あれは小太郎の話にも尼子氏が出てきたよねという話だけかと思っていた」ですって。作者は広島出身、山口在住だから、中国地方に詳しそうだよね。

受験が終わったら、ズッコケシリーズを片っ端から読みふける一日を過ごしてみたい、と夢を見るようなキラキラした目で言っていた。

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ズッコケ妖怪大図鑑 (新・こども文学館)

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2018年08月13日

ズッコケ情報公開(秘)ファイル/子が恐くて途中でトイレに行けなくなった!そんなに怖いのか?現実的な社会派ハードボイルドミステリー



新・こども文学館55
ズッコケ情報公開(秘)ファイル
作家 那須正幹
原画 前川かずお
作画 高橋信也
2002年7月 第1刷
2008年5月 第2刷
ポプラ社

本当にあったんじゃないかなと思われる社会派事件に3人組が巻き込まれる!

広島市をうろうろしたことのある人ならば何倍も余計に楽しめそうな作りになっているので、それも楽しみの一つである。ネタバレしないと内容が書けない、、、、ということで、堂々とネタバレ。


政治家の汚職とそれをさぐって強請りを働く人。社会見学と社会参加をしようとして殺人事件の目撃者になってしまい、証拠を渡されて、気絶させられて証拠を盗まれて、、、、なんともすごいこと。

ハラハラするなんてもんじゃない。

読みかけで深夜にトイレに行けなくなった子。わからなくもないかな。大人にとってはそこまで恐いわけではない。けど続きが気になってどうしようもなくなる。

そうだったのか、広島駅の北側の開発にはそんなことが、、、?と、現実に結び付けてしまいそうになる。ヤ○ザと市民との間の距離が近いのもリアルだ。が、実際にはどうなんだろう?

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ズッコケ情報公開(秘)ファイル (新・こども文学館 (55))

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2018年08月10日

ズッコケ文化祭事件/親も読了!なんというすばらしい物語だろう、キラキラ輝いていて深淵で、そして爆笑できて(笑)(笑)(笑)


新・こども文学館2 小学中級以上
ズッコケ文化祭事件
1988年8月 第1刷
1994年9月 第14刷
作家 那須正幹
画家 前川かずお ポプラ社


子が3分の2ほど読んでから持って帰ってきたので、親は読むひまがなくて未読。夏休みに入るにあたって公立の図書館で見かけたのですかさず借りてきた。読み始めたらもう、一気。ものすごくおもしろくてびっくりした。

小学校の行事とPTAや地域の人たちとのかかわり、みんなで一つのものを作りあげていく高揚感。先生の力。そして、かかわったすべての人たちの成長。どこをとっても本当にすばらしい。

子がこのシリーズで一番最初に読んだ巻である。なのに小6の3学期。なんでまた?と思わなくもないのだけれど、副流がすごかった。ネタバレになるので書けないけれど。この巻から読み始めて正解だったのかも?と思わず身を乗り出すようなどんでん返しだった。

子に話したところ、子も身を乗り出して乗ってきた。そしてこの本との出会いを話してくれた。

学校には図書館と別に、図書館の本が各教室に配られている。一定期間ごとに入れ替えられるらしいのだけれど、その中にこの本があったのだそうだ。暇がある都度手に取って、少しずつ読み進めていたのだそうだ。そして、借りれる状態になった瞬間に借りてきたとのことだった。

なるほどなぁ。そうだったのね。

しかも、このシリーズにまつわる日常の出来事も2,3話してくれた。持ち歩いて時間のあるときに読んでいるのだが、お稽古の先生が「懐かしい!」と目を輝かせてくれたとか、髪の毛切りに行ったら担当のお兄さんが「おお!」とやはり目を輝かせていたとか。「あの世代の人たちが現役なのかもよ」と教えてくれた。初巻がちょうど40年前なので、先生やお兄さんたちが生まれる前だろうなぁ。けれど、アニメ化されたりして広く知られるようになったのが1995年のようなので、先生やお兄さんたちがちょうど小学校中学年だ。2000年代になるとドラマ化などがされているようなので、本当にリアルタイムなんだねぇ。

アニメもテレビドラマも、ものすごくおもしろそうだ。再放送、してくれないかな。あるいは、時間ができたらレンタルを探してみようかな。子と一緒に見ることができたら一番楽しいと思うのだけれど、そのころにはもう子は親と一緒に延々とテレビを見てくれるような時間の過ごし方はしていないかもしれない。まあいいか。

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ズッコケ文化祭事件 (ポプラ社文庫)


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2018年08月09日

ロボットを描く〜基本的なロボットからパワードスーツへの応用まで/ものすごいデッサンに子も夢中だが、模写さえも難しいらしい



DRAWING ROBOTS
ロボットを描く
〜基本的なロボットからパワードスーツへの応用まで
カスミカヲル 著
2012年2月25日 初版第1刷発行
2013年6月15日 初版第2刷発行
株式会社グラフィック社

図書館で見かけて思わず借りてきたところ子が大喜びしてくれた。一通り目を通したのち何度か真似をしようと頑張っていた。が、難しいそうだ。作者は「セガでデザイナーののちフリーランスのイラストレーター兼画家」。プロである。興味のない人間(私)が見ても、かっこいいと思う。子が夢中にならないわけがないのだ。

ファインアートに興味がない子である。が、デザイン系は好きなのだ。

中受組にとって夏休みは天王山。この手の(失礼m(__)m)本にうつつを抜かしている場合ではないのだけれど。本というものはなんでこんなにも夢を広げてくれるんだろうかと、その力を改めて実感するような1冊だった。

アマゾンでの価格にものすごい幅があるけれど、定価は2000円である。人気があるんだろうなぁ。

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ロボットを描く

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2018年08月08日

未来人の家/星新一ショートショートセレクション〜親も読了!ものすごい充実感の1冊だった!


ショートショートセレクション7
未来人の家
星新一
和田誠 絵
2002年9月 初版
2004年4月 第4刷
理論社


これも「ムジナ探偵局」と一緒に持って帰ってきてくれた。夏休みに入り、いろいろとあってまとまった時間がなかなか取れない中、少しずつ読むのにちょうど良かった。1作1作、短いのに長文と同じくらいの重みがあるのだ。一気に読んだって1作ごとに本を置いては味わうのだから、昔から星新一の短編は時間がかかっていたのだ。

子は星新一が大好きなのだけれど、この1冊は特に読みごたえがあった。どれを読んでも、おもしろくて仕方がないのだ。特に夢を扱ったものが秀逸だ。ぞくっとする。あるいは、ふと気が付くパラドックスとか。命と引き換えの贅沢?(なのか?)とか。

子が星新一を楽しむとは思ってもいなかった。

星新一は友人が大ファンで、次々と短編を文庫本で貸してくれていた。若さに任せて貸してくれるのと同じくらいのスピードで追読したのだけれど、読んでおいてよかったなぁとしみじみと思った。

覚えているお話と新しく読むような気のするお話がある。けれど、どれも改めて楽しく読める。楽しい。

20180717_9.jpg

星新一ショートショートセレクション〈7〉未来人の家

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2018年08月06日

ムジナ探偵局4満月池の秘密/親も読了!おもしろかった〜特に2つめの表題の「満月池」が秀逸


ムジナ探偵局4
満月池の秘密
富安陽子
おかべ りか=絵
2007年10月10日 初版発行
童心社

いったん学校に持って行ったのだが、返却するタイミングを逸したからと再び持って帰ってきてくれた。私が公立の図書館で「ズッコケ三人組」シリーズを大量に借りてきたからかもしれない。

で、読んだ。2作入っている。「松の木屋敷の怪」と「満月池の秘密」である。「松の木屋敷」はやや冗長だったけれどアイディアがすばらしくて感心した。2つ目の「満月池」は状況説明が多くてやや販促っぽいけれど、ロマンティックでおもしろかった。

おかべりか氏の漫画が巻末にあるんだけれど、これが爆笑ものである。いつも楽しみにしていたことを思い出した。

読めてよかった。

持って帰ってきてくれた子に感謝。

ムジナ探偵は9巻出ている。読了はこれで5巻だ。残り4巻。このペースでゆっくりと読了するのが作品の雰囲気にも合っているような気がする。



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ムジナ探偵局 満月池の秘密

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