2017年11月29日

小学館版学習まんが人物館30マリー・アントワネット/特に別に何もしていない人だねぇ


小学館版学習まんが人物館
Marie Antoinette 
マリー・アントワネット
革命の犠牲になったフランス最後の王妃
監修/石井美樹子(金輪が大学教授)
まんが/市川能里
シナリオ/黒澤哲哉
2005年4月1日 初版第1刷発行
小学館


「この人、特に別に何もしていない人だねぇ」と子に話しかけたところ「いや、政治に口出したでしょ。ネックレスのこと裁判にしたでしょ」だそうだ。まあ、そりゃぁそうだけれど。そのくらいのこと、よくあったことなのではないだろうか。しかも、ほんの僅か前であればセーフだったものを。

本当に美しくて良い人でマイペースなんだろうなぁ、というのがとてもよくわかる。そしてきっと政治には鈍感だったんだろうな。ふわふわした現実認識の人だった様子が、本全体ににじみ出ていて素晴らしいと思った。

「ナポレオンは、フランス革命のあとに皇帝になったんだよね?」と聞いてみたら子が、はっとしていた。この間、ナポレオン、読んだものね。繋がったらしい。急に世界史に目が行くようになったようだ。断片的な知識が流れになってつながっていくのが楽しくて仕方がない、という表情をしていた。

この本を読んで直後、Eテレの「クラシカロイド」を見た。モツ(モーツアルトのクラシカロイド)が、近所の小学生の女の子にプロポーズをした。女の子の名前が「マリー」。モツ自身が自らの言動に既視感を覚えているのだが、最後にその種明かし場面があった。子が「ああ!」と嬉しそうに振り返ってニコニコした。


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過去記事「小学館版学習まんが人物館」リスト★ → こちら




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2017年11月28日

花の湯温泉ストーリ1若おかみは小学生!/どんな無理な設定なんだろうと思ったけど面白い!


青い鳥文庫
若おかみは小学生!
---花の湯温泉ストーリ1ー---
令丈ヒロ子/作
亜沙美/絵
2003年4月15日 第1刷発行
2006年6月20日 第16刷発行
講談社

とーっても可哀想な始まりだけれどすぐにコメディになる。ありがちなシチュエーションのようなそうでもないような、と思いながら読み進めていたのだが、ほのぼのしていてしっとりもしていて、しかも成長物語なのだから感動も。女の子が主人公なのだが子も大好きになった。「次も頑張って借りてくるね!」と乗り気満々。本当に面白いと思った。

こんなにおもしろい本が次々と出ていたら、今の小学生に一昔前の児童文学書などを推薦するのは難しいだろうなぁと思った。たとえば、「路傍の石」とか「あすなろ物語」とか。「一昔前」と表現してしまったが、映画やテレビ番組も似たようなものである。インディー・ジョーンズさえ古くて、「妖怪ウォッチ」のインディj とはちがうらしい。シチュエーション・コメディでも、「フルハウス」は「もういい」らしくて「ゲーム・シェーカーズ」に首ったけなのも。挿絵も、キラキラ感が必要らしい。従来の挿絵ともマンガともアニメとも少し違う、独特の世界が展開しているようだ。

新しい感性に合わせて名作もどんどんリメイクしていくのが、今後の主流となるのかならないのか、知らないが。


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2017年11月27日

ガフールの勇者たち6聖エゴリウス運命の戦い/スパイ、二重スパイの目をかいくぐって


ガフールの勇者たち6 
聖エゴリウス運命の戦い
キャスリン・ラスキー 著
食野雅子 訳
有田 満弘 イラスト
2008年4月4日 初版 第1刷発行
メディアファクトリー

原題、「 GUARDIANS OF GA'HOOLE #6 THE BURNING

記事の副題ですらイイ加減ネタバレしているので、今回もネタバレたっぷりしそうです、ネタバレ注意







ソーレンやエグランタインの血筋は優秀な戦士なのかもしれない。兄ももちろん、そして、、、。追い詰めるまでは延々と描かれているけれど最後は結構あっけない。昨年末のスター・ウォーズのカイロ・レンとハン・ソロのようなあっけなさと後味の悪さ。あの映画がPG-13だったことを考えると、この本、小学生ほんとうにOKなの?って思わなくもない。けどそれをいうと、大和朝廷前後の日本だって、韓流時代劇だって、似たようなものか。

戦うと決めて武器を取り、戦うことが生業になった者たちは、平和が来たらどうするんだろう。平和な時代にすんなりと適応できるものなんだろうか?などと考えてしまった。ソーレンたちの世界では平和はまだまだ遠そうだけれど。

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2017年11月09日

ガフールの勇者たち5決死の逃避行/心の危うさ、意外と観察力のない危うい状況にハラハラ〜


ガフールの勇者たち5 
決死の逃避行
キャスリン・ラスキー 著
食野雅子 訳
有田 満弘 イラスト
2007年12月14日 初版 第1刷発行
2008年6月19日    第2刷発行
メディアファクトリー

原題、「 GUARDIANS OF GA'HOOLE #5 THE SHATTERING


さっさと、ネタバレします。ご注意。





エグランタインが危ない!

本人の意識もなく裏切り行為を働いていく。前回のデューラップ教授のように。誰を信じて誰を警戒するべきなのかが、運命の分かれ道になっていく。

最近ハマっている(遅い、m(__)m)韓国時代劇そのもの、という感じもする。韓国時代劇などはあの熾烈なあれこれをかいくぐって王座や権力の座につき、維持していくのだ。すごい精神力だし、身体能力も際立っていないと身を守る事もできない。よく考えると、大和朝廷の時代は韓国時代劇にとても似ていたのではないだろうか。貴族の時代になっても武士の時代になっても。

スターウォーズの世界が一番似ているのかな。ジェダイたちとダークサイドか、、、

エグランタインもほんとう、危なかったなぁ(ひやっ〜)もっとしっかりしようよ、って思うけれど。自分があの立場だったら、大丈夫だっただろうか。大人である今ならば、そういう災難もありうると無意識に考えて様子見の隙きを無意識に保つ。けれど、そういう無意識の態度を「とうが立つ」と表現するのかもしれないね(笑)(笑)(笑)。


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ガフールの勇者たち 5決死の逃避行

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2017年11月08日

ガフールの勇者たち4フール島 絶体絶命/組織vs組織の戦いになってきた、スパイあり裏切りあり


ガフールの勇者たち4
フール島 絶体絶命
キャスリン・ラスキー 著
食野雅子 訳
有田 満弘 イラスト
2007年7月20日 初版 第1刷発行
2008年6月19日    第2刷発行
メディアファクトリー

原題が書かれているのに気がついた。「 GUARDIANS OF GA'HOOLE #4 THE SEIGE 」というらしい。カッコいい。

以下、ネタバレします。ご注意。





腹の立つことに(!)メタルビークが助かってしまう。月光麻痺の聖エゴリウス孤児院に潜入捜査をすることになる。ソーレンとジルフィーにとっては、経験を活かせる山場であり、最大の危機でもある。メタルビーク率いる純血団にフール島を取り囲まれてしまい、あえなく籠城となり、、、 おしゃべりがすぎてうるさいだけかと思っていたオツリッサが、メキメキと頭角を表してくる様子が生き生きと描かれている。そして、

スパイあり、2重スパイあり、スパイを欺く策あり、、、、すごい。


さて、この物語がアメリカに住む白人によって作られていることを久々に思い出した。今までは設定の際どさに文化的側面を感じていたが、今回はもっと地味に徹底している概念のようなものに目が行った。フクロウに喜んで仕えるヘビの家政婦たちの存在だ。

家政婦をヘビにしなくても、同じフクロウの中で役割分担をすればよいだけのことではないか?とふと思ったのだ。それで、南北戦争以前のアメリカ南部のプランテーションなどの模様を思い出したのだった。あるいはイギリスに今でも厳然と存在する使う側と使われる側の溝のようなもの。その人間関係がどうしてもフクロウとヘビに重なってしまった。いったん重なってしまうと容易に払拭できないものだ。そんなこと考えずに、純粋にエンターテインメントとして愉しめば良いものを、と自分でも思った。

でもそういえば、フクロウは肉食動物だ。ヘビのことも美味しそうに見えるらしい。そのあたりのまったく不自然さのない様子は、それこそ肉食人種の自然のありようなんだろうなぁと、ふと思ったりもした。


まあ、そういうことで、肉食動物同士の戦いである。かなりエグい。恐い。けど、本当に面白い。


今回は、「ガフールの勇者たち5 決死の逃避行」をいっしょに借りてきてくれた。借りてきてくれて本当に良かったと思った。2冊、一気に続けて読んでしまった。

そうでなかったら、気になって気になってしかたがなかっただろうなぁ。



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ガフールの勇者たち 4フール島 絶体絶命

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ガフールの勇者たち Wikipedia → こちら



         
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2017年11月07日

吉四六(きっちょむ)さん/うーん、トンチと悪知恵はどう違うんだろうかとか、、、、


寺村輝夫の とんち話
吉四六さん
寺村輝夫・文
ヒサ クニヒコ・画
1976年10月 初版
2015年10月 第117刷
あかね書房

吉四六さんを知らなかった。知らずに読んだ。「詐欺師の話なの?」と思った。子も本を手に取りながら「詐欺師の話を読もうかな」と言っている。児童文学に詐欺師?ちょっと困った、と思った。なんで私が困らないといけないのかよくわからないけれど。

けど、ちょっとだけ調べてびっくりした。Wikipediaには「吉四六は、一休、彦一と並び著名なとんち者であり、寺村輝夫他、児童文学、国語科教科書などにも題材として採り上げられていたこともあって知名度は高い。弱者や貧しい人に味方をしたことから現在でも人気が高く、地元の大分県では、焼酎の銘柄や吉四六漬]など、その名を冠した商品も多数発売されている。」と書かれている。そうだったんだねぇ。

この本も、古い。ものすごい数の増刷を重ねている。ロングランだ。

目をはなすな
しょってやろう
かじさわぎ
カラス売り
しばいけんぶつ
ウシのはなぐり
けんかがうつる
サザエ売り
ウマのふん
天のぼり
こめのめし
エッツクショウ
うそのタネ本

そしてあとがきにも書かれていた。ずるい人だと思う人もいるだろうって。私も。笑うに笑えないと思った逸話が多かった。けれど挿絵を見ながらちょっと考えた。騙しても許されてしまうような愛嬌が、吉四六さんにはあったのではないか。そう考えればまぁ、これもありかな、と思ったりもした。

けどやっぱり、身近にこんな人がいたら、大迷惑だ〜

なんて思ってしまう私は頭が硬いのかもしれない。純粋にトンチを楽しむのが吉、かも。



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吉四六さん (寺村輝夫のとんち話)

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吉四六 Wikipedia → こちら





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2017年11月06日

マンガ武士道入門/武士道の人気を初めて知った!武士道というものも初めて知ったかも


親子で読める[マンガ]武士道入門
原作 新渡戸 稲造
脚本 西脇 英夫
作画 小川 保雄
2007年4月9日 第1版第1刷発行
PHP研究所

武士というか甲冑とか刀の大好きな子が思わず手にした1冊。読むと、子の好きなそのような分野のことではなかった。よく見ると「武士」ではなく「武士道」ですもの。そりゃぁそうだよね。けれど、子は面白そうに熱心に読んでいた。

新渡戸稲造がお墓から出てきて少年を「武士道」の世界へと案内する、という設定で、とてもわかり易い。

原著は英語で書かれているらしい。それも、ものすごく格調の高い英語だそうだ。すごいなぁ。

武士道に関しては、現代っ子である私にとってはまったく馴染みのない世界である。むしろ反発のほうが大きいかもしれない。特に、個人の自由についての概念とか、見栄に関することとか。「恥」や「世間体」などという言葉にも違和感たっぷりである。が、よく考えると武士というのは戦うことが好きだった人たちの子孫だとも言えるのかもしれない。好戦的な性格だったのではないか。そういう人たちが自分を律する道としての「武士道」は確かに、必要な(必要悪にも近い)ものだったかもしれない、と初めて思った。以前に何度か記事にしているけれど、全く理解の範疇を超えているかの西郷隆盛も、「武士道」という側面から生き方をなぞってみると、理解可能な部分が多く出てくるのだから、なるほどなぁ。

理解が少し出来たからといって、「武士道」が好きになったとか納得したとか、共感するとか、そのようなことでは全然ない。なのでやっと少し理解したと思える西郷隆盛の生き方にも、全然やっぱり共感しない。が、周囲にいる人たちの理解不能な言動の裏に「武士道」が生きているのかもしれない、という勘を得られたような。現代でも「武士道」に則って生きている人たちは多くいるのかもしれない、ということに気がついたというか。とにかく、「へぇ」と思うことが多かった。

コラムも面白い。武士ってお稽古が殆どで学問が次だったようだ。なるほどなぁと思い子に言うと「当たりまえでしょ」と返されてしまった。

そういう子も「武士道」は自分の生き方ではない、という認識をしているらしい。が、武士というものが「武士道」に則って生きている人たちであるということからの興味は尽きないらしい。

「武士道」に関してはいろいろと考えるところはあるとしてもとにかく、本当にわかりやすくて、読んでよかったと心から思う1冊だった。

しかも「武士道」て大人気だ。知らなかった〜



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2017年11月01日

猛毒生物大図鑑/不思議な世界を見てみよう!シリーズ オールカラーの読み応え


ふしぎな世界を見てみよう!
猛毒生物大図鑑
監修 長沼毅
咬まれる、刺される、触る、食べる、感染する、、、
ヤバい毒をもつ危険生物 たっぷり82種!
2016年6月30日
高橋書店

図書館で見つけて、子が嬉しそうに借りてきた1冊。夜な夜な、数ページ音読しては「うわぁ〜」「すごいよ〜」「恐いねぇ〜」と大騒ぎしてから眠りにつく。

なにやら変な(失礼m(__)m)本を読んでいるらしいと気がついたのは、子が「ねぇ、異常プリオンってなに?」と訊いてきたときだった。続いて言う。「エキノコックスって?」

本を見ると、ぎょっとするような恐い絵がずらずらと描かれている。こんなのをギャーギャー言いながらも夜な夜な眺めていたのだなぁ。

子の性格から考えると、決して好きな分野ではない。むしろ苦手とも思える分野の図鑑である。ならば怖いもの見たさか?とも思ったのだが。それもあるかもしれないが本能的なものかもしれないと、少しして気がついた。

オールカラー。表などで整理してある知識も豊富で、分布や症状に関する漫画が随所にあって、たしかに面白いし。

命を脅かすものの正体を知っておくことはとても大切なことだろうなぁ。

同時に手の打ち方も。


こんなシリーズが昔からアレばよかったのにと思った。が、なんと出版はたったの1年前だ。1年前に「ふしぎな世界を見てみよう!」というシリーズが4冊、ほぼ同時に出版されている。どれも面白そうだ。今時の子どもたち、こんなに良い本に囲まれて、いいなぁ。



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ふしぎな世界を見てみよう! 猛毒生物 大図鑑

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