2016年09月02日

私だけがタイヘン?〜笑う子育て生活/まついなつき/好感度抜群のエッセー集 


私だけがタイヘン?
笑う子育て生活
まついなつき
平成13年4月14日 第1刷発行
海竜社

著者はいわゆる子育てには振り回されていない。
だから、「私だけがタイヘン?」という題名は反語である。

でも、「タイヘン」の解釈にもよるかもしれない。著者は3人の男児の母親として十分(すぎる)な母性を持っている点が「タイヘン」の理由なのだ。著者を振り回しているのは、身の内からあふれ出てやまない母性である。

せっかく機会を得て趣味に没頭できるはずが、子どものことが気になってしまって、途中でやめて帰ってきてしまうとか。興味のないはずの乗り物やウルトラマン、恐竜などに付き合っているうちに、本来の自分の趣味同様に細やかにこだわって没頭している自分に気が付くとか。はてはそんな自分を十分に客観的にとらえていて、子どもにしがみつかないで済む将来の自分の将来を見据えるとか。

血のつながった異性である息子たちのそれぞれの個性を楽しみながら、自分との共通する趣味でつながる楽しみなどを享受する様子を淡々と描いている。それらが甘美であればあるほど、子離れがテーマになってくる、という意味のことが書かれている。

要するに、子離れ問題。子の読む本の大半を追いかけるように読んでいるような母親である私にとっては、どしんっっとのしかかってくるほどの重圧を覚えるテーマであるm(__)m。

マガジンハウスの「クロワッサン」や婦人生活社の「セサミ」に掲載されたものを1冊にまとめたもののようだ。随筆的に落ち着いた雰囲気で書かれていて、楽しく読めた。重いテーマへつながる日々をたんたんと描いている。もちろん、ウィットに富んでいて笑いありだが、好感度抜群の1冊だった。


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私だけがタイヘン?―笑う子育て生活

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posted by kaho at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 育児書&教育書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする