2015年02月09日

国会議員を精神分析する(水島広子)/ボスママって、、、健全な自己愛を育てる大切さ

前著の講談社現代新書の「親子不全〈キレない〉子どもの育て方」を読んでから読むとなお面白いと思うが、これだけでも十分面白い。こうなってくると心理書にするか育児書にするか。分類に困る。同じことなのだろう。

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国会議員を精神分析する―「ヘンな人たち」が生き残る理由 (朝日選書)

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本書ではクロニンジャーのパーソナリティ理論を基に「自己愛性パーソナリティー障害(NPD、Narcisstic Personality Disorder)」への理解を深めている。本書は政治の世界をいかにしてよくするか、ということを論じている。個々の対処法は載っていない。

自己愛性パーソナリティー障害といえば、ヒトラーやカラヤンを持ち出すまでもなく身近にいくらでも存在する。セクハラ、モラハラ、モラ夫、DV、長男教、毒親、ボスママ、お局、マウンテン女子、ジャイアン。他者への共感性が極めて乏しい究極的に自己中心的な人たちの一群だ。

国会議員や有名人の場合はどうなのか知らない。が、一般には自己愛性パーソナリティー障害とかかわるのは、時間の無駄。性格をおかしくされる。全てを奪われる。積み上がるものがない、、、とにかく良いことは一つもない。

世の中でよく言われている対処法はある。可能であれば「初めまして」の段階で。何らかの違和感を感じた場合、意識して相手よりも上から目線で接すること。不快なことがあれば、その場で即座に明瞭な不快表明をすること。マイペースを保つこと。すなわち、カモにはなりえないことをアピールするのだ。そして、可能な限り相手の方からフェイドアウトしていただく。あるいは逃げる。

実体のある健全な自己愛を育てるのが子育てだと著者は言う。好みもあるので一概には言えないが、自分の子どもを自己愛性パーソナリティー障害に育て上げるのはどんなものだろうか。子孫繁栄にかかわる気がする。幸せな家庭なぞ望めない。

本書にはないが、もう一つ大切なことがある。自分の子どもをそういう人たちの犠牲者(ターゲット)にしないことだ。友達間での主従関係を容認しないこと。不快なことに関して「No」をはっきりと言う癖をつけること。マウンティングされたら手加減無用。世の中には他者への共感性に乏しい人が結構な割合で存在することを、日頃から話題にしておくこと。遭遇したときの気構えを日頃から叩き込んでおくことだ。

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波のパラダイス/ドルフィン・エクスプレス4

黒ねこサンゴロウシリーズの兄弟作品、「ドルフィン・エクスプレス」の第4巻(竹下文子)。サンゴロウ本人は出てこない。が、サンゴロウが関わったこの人、あの人が出てくる。ウミネコ族の不思議な気配も健在だ。 

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波のパラダイス (わくわく読み物コレクション)

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テールは、海の特急貨物便、
ドルフィン・エクスプレスの配達員。
ある日、アケビ島でうけとった小さな荷物。
いやな予感は的中し、トラブル発生のあげく、
じぶんの船に傷をつけてしまった。
配達からはずされ、社会勉強にきた子どもの
訓練をすることになったのだが、、、、。

〈ドルフィン・エクスプレス〉シリーズ第四作!


いろんな波が光る。いろんな波が寄ってきて少しずつ何かの模様を描く。いろんな波が一つの何かに収束していく。毎日忙しく飛び回るテールの日常も、永遠に寄せては返す波のよう。そんなテールの日常の瞬間と瞬間をつなぐ。波の点と点をつないでいく感じ。テールは孤児院出身だけれど叔母さんもいる。幼馴染にも友達にも仕事にも先輩にも同僚にも恵まれている。そして、海をこよなく愛するテールの周りにはサンゴロウをはじめとするうみねこ族がそっと寄り添っている。そっと見守っている。そんなうみねこ族の気配が、テールの足を止め、手を止める。

絡み合う逸話の1つ1つが宝石のように輝いている。横にぴったりとくっついて母の声に聴き入る子。その小さな手が時折、何かを大切そうに包み込むようなしぐさを見せる。

2006年2月20日発行。子が生まれた年だ。あと1作でこのシリーズも読み終える。そろそろ続きか新しい兄弟シリーズ、出ないかなぁ。


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posted by kaho at 10:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする