2015年02月27日

とっておきの名探偵(杉山亮)あなたも名探偵シリーズ16/今のところ最新刊

楽しそうに借りてきた「あなたも名探偵シリーズ」4冊目が16巻目。最新刊だった。とても面白かった。これ以上のことが言えないのが淋しい。でも、母もようやく良いものを見つけた。表紙の返しに中身が書いていある。これならネタバレしない。

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とっておきの名探偵 (ミルキー杉山のあなたも名探偵)

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オレの名まえは ミルキー杉山。探偵だ。
これまで、かずかずの難事件を解決してきた。
今回は「チロのビーナス」事件。
ぐうぜんのったバスの中で事件にまきこまれる!!
もう1本は「ムッシュの休日」。この事件はややこしい。
おさわがせシスターズの依頼とムッシュの出現が同時におこった。
ボウズやツルまつのにも、おうえんしてもらう!!
大いに推理してくれたまえ!
犯人をさがすのは、きみだ!!

いや、違うでしょう。犯人を捜すのはミルキー杉山探偵でしょ。と突っ込みたくなるくらい、ミルキー杉山探偵、まったく推理しないm(__)m。でも、2つとも本当に面白い事件だった。

し、か、も、珍しいことに母は両方ともわかってしまった。1話目なんて、解答編とは違うアプローチだったもんね。子も驚いて感心してくれた。なんたって母、初めての快挙だし(笑)。


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2015年02月26日

よーいどんで名探偵(杉山亮)あなたも名探偵シリーズ10/

ミステリーは得意(?)のはずの母。自信満々で挑むのだが、なぜか全く当たらない。母が間違うたびに子が嬉しそうに近寄ってくる。そして、教えてくれる。ネタバレしちゃうよ、、、(汗)

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よーいどんで名探偵

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「もえろ!すすきだ!」「かりもの競争事件」「てがかりは写真に」の3本収録。

「もえろ!すすきだ!」は、プロレス観戦で。「かりもの競争事件」は運動会で。「てがかりは写真に」は、、、、ありゃ、母はもう事件の名まえと内容が一致しない。

そういえば、子が思い出したように言った。「あのお札の事件は面白かったよね。でも、いまもまだよくわからないんだよねぇ。」 ああ、そういうのあった。ものすごく面白かった。でも、あれってどの本の、どういう名前の事件だっけ。

ネットで検索して内容を確認してみた。ああ。そうそう。これこれ。ああそうか。今度、子を相手にやってみよう。ちなみに、母はこれ、めったになかなか引っかからない。そういうパターンの代物だ。自分は大丈夫だという人の方が危ないと世間では言うらしいけれど(笑)。大丈夫だとは言っていない。引っかかりにくいと言っているだけなので、大丈夫だ(?)。


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2015年02月25日

グース(Fly Away Home)/せっかくの映画を日本語で見てしまった。が、、、

先日BS日テレで放映していたものを録画した。映画に出てくるのはカナダガン。雁という鳥は大きい。白鳥ほどではないが、一抱えほどのボリュームがある。よちよち歩きの赤ちゃんよりも大きいという印象だ。そんな鳥が、ピヨピヨのヒヨコ時代から必死に自分の後ろをついて走り回ってくれるなんて、動物好きの子どもにはたまらない魅力だろう。その上、グライダーを強くしたような飛行機に乗って、雁たちの先頭を飛ぶのだ。子は夢中になるに違いないと思った。大当たり。日本語吹き替え、自然な調子で好感が持てる。吹き替えしか見たことがなかったことになかなか気が付かなかった。

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グース [Blu-ray]

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子に、グースの複数形は?と問うと「ギース!」と即答する。が、日本語で何というのか知らなかった。「ニルスが一緒に飛んでいた鳥の群れがグースでしょ」と説明したら、「ニルスは人間だから飛べないの!ガチョウに乗っているんだよ!それに雁の群れだし!」と言う。雁はグースだし、ガチョウもグースだし。「でも白いよ!」豚とイノシシの関係だ。グースを揶揄して心無い大人が使う言葉がダック。もしかして、ダックリングなんて言っていない?「アヒルじゃないよ!」と子が映画に向かって抗議する。簡単なやりとりを聞いて「あれって、きっとこう言っているよね」と英訳し始めたり。やがて、「湖を渡ったらどうして軍に包囲されるの?」「どうして嫌がらせする人がいるの?」と次々と質問を飛ばし始めた。

芸術家同士の結婚と離婚。遠く離れた国で暮らしていた理由。野生の鳥を飼ってはいけないこと。野生の鳥を許可なく飼っているから盗まれた(保護された?でも、いくら違法だったからといって勝手に持って行くの、いいのかな)こと。雁は渡り鳥であること。渡りの速度や飛行時間に合わせて、人の乗る飛行機も設計しないといけないこと。中継点に湿地帯がないと雁は休めないこと。そのために、計画を練っていること。空を飛ぶときに許可の必要なこと。勝手な国境越えは、やばいこと。でも、アメリカ人はスケールの大きな面白い話が大好きなので大丈夫だったこと、開発をしたい人と自然を守りたい人との間の攻防戦。

説明しないとわからないことが、こんなに多い映画だったとは思わなかった。

しばらくして子が小さく叫んだ。「そうか!開発って、お金儲けだね!」 

子に質問されて、なるほどと思うところの多い映画だった。ニューヨークにも近いカナダのオンタリオ州には、子の大好きな絵本「バムとケロのもりのこや」の作者、島田 ゆか氏も住んでおられるらしい(Wikipediaより)。かつてはピアノの巨匠、グレングールドも。人々を魅せてやまない「ダーウィンが来た!」でもよく舞台になる大自然。水と森のバランスに優れた広大な自然が広がる一帯である。空を飛ぶことを趣味にしている人も多い。一方、ここから離れる妻が、遥かかなた南半球のニュージーランドを選ぶのも、いろんな意味で、なるほど、と唸るようなシチュエーションである。

そもそもなぜこのようなことが可能なのかといえば、白人の世界征服の歴史がある。アーリア人の大移動好きだ。しかも自分たちで破壊した自然を自分たちで取り戻すという、わけのわからないことを繰り返す。広大な草原や森林に互いが見えないようにポツリポツリと離れ離れに広大な家を建てて住む形態さえ、日本人とは明らかに性質を異にする。

国境に対する認識のこと。人種が同じなのに国が違うこと。その上に、経済学(?!)から、渡り鳥の生態、航空力学に至るまで。

子は抒情的な映画に退屈するタイプだ。最初からドタバタしていないと興味を持たない。この映画も冒頭は子にとってはわけがわからないと思われるし、本格的に楽しくなるのは中盤からだ。子、やや疲れ気味だった。楽しくなる前に眠ってしまうかな?と思ったのだが。少しずつ質問をし始めて、最後は身を乗り出して見ていた。終わってから「あら、眠るんじゃなかったの?」とからかったら「ま・さ・か」とあっけなく切り返されてしまった。


アマゾンを見て回っていたら、2作品パックというのを見つけた。2作品目は「ウォーター・ホース」。

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ネッシーをモチーフにした少年の話。2007年アメリカ。ニュージーランドで撮影されたスコットランドのお話だとWikipediaに載っていた。2007年といえば子が生まれた翌年だ。映画館デビューの1年前。そういえば宣伝していたのを思い出した。ネッシーは永遠に子どもたちのアイドルだ。音声、字幕とも英語、日本語完備。


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タグ:英語の映画

2015年02月24日

かえってきた名探偵(杉山亮)あなたも名探偵シリーズ8/進化している家族形態か

「あなたも名探偵シリーズ」2冊目。作品としては8巻目。順番に借りる気はないみたい。というか、順番を明確に書いてないので子にはわからないのかもしれない。順番に読む必要も感じられないので大丈夫だ。探偵の仕事がないので、仕方なく妻の勤める保育園で保父をするミルキー杉山。でも、事件が彼を放ってはおかない。「青いブランコ事件」「これはじけんなの?事件」「怪盗ムッシュまたまたあらわる」の3編。

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かえってきた名探偵 (ミルキー杉山のあなたも名探偵)

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あらすじを書くとすぐにネタバレしそうだ。ものすごい短編なのにものすごく面白い。夫の探偵の仕事を反対している(らしい)妻が、結局解いているんじゃない?と思うのだが(笑)。

ミルキー杉山探偵のご家庭事情が興味深い。フルタイムの保母をしている妻が単身で近所に「別居」中。ミルキー杉山がお子さんたちと一緒に住んでいる。そこまではいい。妻の誕生日には子供たちを寝かせていそいそとディナーに出かけるミルキー杉山。ミルキー杉山なる夫が探偵をやっていることだけが妻にとっての不満。それ以外は子供たちも含めて、みんなそれぞれに充分で、幸せなのだ。ここまでもいい。が、ふと気が付く。子供たちの様子をミルキー杉山に聴くわけでもない妻。子供たちのことを伝えるわけでもないミルキー杉山。お母さんのことに一切構っていない子供たち。そして、みんな実にあっけらかんとしているのだ。何かがないといけないわけではない。ミルキー杉山と妻は、初々しい恋人同士のようで素敵だ。子供たちものびのびと育っている。これが男の人の目線なのだろうか。いや、もしかしてこの形のほうが本来的に自然なのか。国際的には、ミルキー杉山が主流なのかもしれない。


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光のカケラ/ドルフィン・エクスプレス5(シリーズ読了)

シリーズ最終巻(竹下文子)。終わってしまった。別れが苦手な子。最後の1冊であることを知っていて、「まだ!いいの!その気になるまで置いとくの!」と逃げ回っていた。今日こそ読むよ!と強引に言う。嫌がる。いずれ図書館に返さないとね。子は何でも「最後のもの」に関してはこの調子だ。大好きなお菓子の最後の1個。セロテープの最後の1cm。トイレットペーパーの最後の10cmなどに至るまで。ギリギリのところでそのままにしている。面倒なのではない。何事も終わるのが淋しいのだ。まあ、気持ちはわかる。というか、わからなくもない。セロテープやトイレットペーパーはたったそれだけ残されたんじゃ困るけれど。

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光のカケラ―ドルフィン・エクスプレス (わくわく読み物コレクション)

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テールは、海の特急貨物便、
ドルフィン・エクスプレスの配達員。
三日月島では、もうすぐジュエルの祭り。
家族や親しい者どうしで贈り物をしあうので、
ドルフィンのいそがしさもはんぱじゃない。
今日の最後の荷物をとどけに、アーケードへむかうが、
そこでテールは、思わぬ人に助けられることに。
〈ドルフィン・エクスプレス〉シリーズ第五作!

登場人物が猫だというだけで、どうしてこんなにも愛おしいのだろうか。いや、猫だからという理由のはずがない。何だろう?と「黒ねこサンゴロウ・シリーズ」第1作を読んだ日から半年、考え続けていた。いろんな種族の猫がいる。いろんな能力を持っている。その特殊能力が吸い寄せる猫たちは、キラキラと輝いている。必ずしも親兄弟に恵まれた猫たちばかりではない。フルヤ・サンゴロウも孤独だし、ドルフィン・エクスプレスの主人公テールなんて、もろに孤児院出だ。同じ孤児院出のジョナにはそれこそ、外界にどんな親戚もいない。天涯孤独だ。その彼女がうわごとをつぶやく。「うちに、かえりたい。」

彼女のいう「うち」ってどこなんだろう?とテールも考える。

テールは名前の通り、しっぽがふさふさしていて、立派なたてがみのある茶猫。元気で前向きでエネルギーに溢れた好青年だ。サンゴロウがいみじくも指摘するように、テールは友達に恵まれている。テール本人にその自覚は全くないけれど。悪い猫もたくさん闊歩する社会の中を、まっとうに潜り抜けて、少しずつ少しずつ、素敵な猫たちをつなげている。それこそ、テール本人にその自覚はみじんもないけれど。

なにかとても大切なものが見え隠れしているような気がするのだ。気になりながら半年の間、このシリーズと付き合い続けてしまった。終わる気がしない。いずれまた、お話は始まる。そんな気がする。

子はクライマックスの美しい光景が気に入ったようだ。読み終わってほかのおもちゃで遊び始めても、時々手を止めてその話を始める。恐ろしいものと美しいものが接する怪しいほどに光り輝く光景。舞台は珍しく波打ちよせる海ではない。光り輝くのは陸の上だ。新しい展開への予兆のように輝く。子も終わりのような気がしないのかもしれない。


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2015年02月23日

リスト★あなたも名探偵シリーズ(杉山亮)/ゾロリシリーズの後に良いかも?

子が新たに図書館で目をつけたシリーズ。ミステリーだ。リストにして眺めてみたら、子が最初に借りた「まってました名探偵」はリストのど真ん中()(笑)。でも、ゾロリシリーズも、妖怪レストランもバラバラに読んでいるのだ。難易度からするとゾロリシリーズの後にちょうど良い感じもする。

1、もしかしたら名探偵 (1992/04) 4人のへんなきゃく うそつきはだれだ? きえたダイヤモンド
2、いつのまにか名探偵  (1994/06) 夜空をあおいで 3だいの赤い車 毒ワニさかだち
3、あしたからは名探偵  (1995/05) かめのコーラ 怪盗ムッシュ 
4、どんなときも名探偵  (1997/05) 犯人はサンタクロース ふしぎなあしあと
5、そんなわけで名探偵  (1998/04) だんろのつりばり どろぼうおばけ 
怪盗ムッシュふたたびあらわる
6、なんだかんだ名探偵  (1999/03) ありのぎょうれつ わさびをいれるな きえたうんてんしゅ
7、まってました名探偵  (2000/12) はなれこじまさいふ事件 ミス・ラビットふたたびあらわる
8、かえってきた名探偵  (2004/5/15) 青いブランコ事件 これはじけんなの?事件 
怪盗ムッシュまたまたあらわる
9、あめあがりの名探偵  (2005/12) しょうゆケーキ事件 ハラマキオウム事件 
怪盗ムッシュの手紙
10、よーいどんで名探偵  (2010/1/20) もえろ!すすきだ! かりもの競争事件 
てがかりは写真に
11、ひるもよるも名探偵  (2008/03) わんちゃんのレストラン事件 はまべのあしあと 
どっちがひったくり? 園長先生の暗号
12、せかいいちの名探偵  (2010/1/20) タイとしんじゅ事件 サファイア号事件 
ミス・ラビットのよこくじょう
13、事件だよ! 全員集合 (2011/4/23) 25件の珍事件
14、てんやわんや名探偵  (2012/9/10) 食べられるえんぴつ事件 消えたムッシュ 
愛よかがやけ
15、しあわせなら名探偵  (2013/5/28) 恋のきめてはハ・ハ・ハ ゆうれいタクシー 
オールドフィンガー登場 パンダ VS ミス・ラビット
16、とっておきの名探偵  (2014/6/12) チロのビーナス ムッシュの休日

17、ふりかえれば名探偵   2015/5/20
18、あらしをよぶ名探偵  2016/6/2


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とっておきの名探偵 (ミルキー杉山のあなたも名探偵)

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2016年11月リスト追加(更新)

ミルキー杉山のあなたも名探偵
なぞなぞ工房 ON THE WEB by 杉山 亮
杉山亮 Wikipedia

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まってました名探偵(杉山亮)あなたも名探偵シリーズ7/子供の乱読、どうする?

学校の図書館で「グレッグのダメ日記」を順調に3巻まで借りていた子。そろりーっと母に近寄ってきてこう言った。「図書館でね、気になる本を見つけたの。名探偵なの。グレッグのダメ日記、続きをどうしようか。」なるほど。

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まってました名探偵

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大人でも時々あるよね。乱読と呼ばれようと構いはしない。読書に限っては興味の赴くままに本を選ぶのが一番楽しい。下手に「〜べき」に囚われずに心の赴くままがいいと思うよ、と告げた。が、子がもう一度言う。「グレッグのダメ日記、どうしたらいい?」 そちらも読みたいらしいのだ。地域の図書館で借りることにしてもいいね、と言ったらようやく納得した。

ということで、借りてきた。「まってました名探偵」偕成社 (2000/12) 杉山 亮 (著), 中川 大輔 (イラスト)。1冊に2話入っている。絵と文字数の割合だけを純粋に見ると、「かいけつゾロリ」のほうが文字が多いかもしれない。が、「かいけつゾロリシリーズ」よりも小説に近い内容である。大人の読むミステリーと同じだ。なので、内容的に好き嫌いはあるかもしれない。が、翻訳物の上にやや文字数の多い「グレッグのダメ日記」よりも簡単に読めるのは確かだ。絵の雰囲気は、岡田淳氏の作風にも似ている。絵だけでも楽しい上に、文字だけでは子供には想像しにくいかもしれない細やかなシチュエーションをしっかりと具体的に描いている。ぎょっとするほど上手だ。

アガサ・クリスティー全読の母も、このミステリーは難しい。頭の柔軟な子のほうが早く正解にたどり着いている。ような気がする。

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posted by kaho at 03:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グレッグのダメ日記3−もう、がまんできない!/英語と日本語訳の乖離〜ベイマックスも

順調に借りて帰ってくる。床にゴロゴロしながら、読みふける。読み終わって大満足。「グレッグって本当にダメだよねぇ」としみじみという。んだねぇ。

グレッグのダメ日記―もう、がまんできない! (グレッグのダメ日記 3)

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子はこの本と、先日買った英語の本(第一巻)の表紙を見比べて言った。「 Wimpy って『ダメ』って意味、じゃないよね?それに、英語の題名には『グレッグ』って書いてないよね。」 そう言われてみれば。母は wimpy って「へっぴり腰」のようなものだと思っていた。改めてWeblio 辞書を引いてみたところ「弱くて無駄な」。よそを見て回ると「弱虫」「びびり」などが載っている。今時の言葉で言うと「ダメダメ」かも。

子は意訳について指摘しているのだ。英語には英語のノリがある。「グレッグのダメ日記」などはスラングが多いし、英語の韻を使ったあまりよろしくない表現もそれなりに多い。日本語訳ではそれらをオブラートに包んでみたり、いろいろと工夫しているようだ。英語は英語で楽しみ、日本語は日本語で楽しむ。両方を突き合わせるときは、自分ならばどう訳すか?と考えながら読むと面白い。

英語と日本語訳に疑問を呈するのは大切なことだ。

例えばベイマックス。ベイマックスの映画を見て子が何の疑問も感じなかったのは、日本語の字幕を読んでいなかったためだろう。特にラスト。

事前の宣伝からしてそうだった。何の予備知識もなかったが、このCMは何を言っているんだろう?と思った。そんな事前CMでも、子は最初から赤い戦闘服を着たベイマックスとヒロの仲間たちの集合写真にしか興味を示さなかった。そして、「みんなで力を合わせて戦うんだよ」と教えてくれた。簡単に言えば子は最初からあの映画を原作通り「ビッグ・ヒーロー・シックス(Big Hero 6)」としてしか認識していなかったのだ。

そんなことをちょっと話して、可能であれば訳を通さずにその国の言葉で直接見聞できるのが一番なのだ、という話をしてみた。語学の達人なら何か国語でも簡単にマスターする。そんな羨ましい人に結構、会ったことがあるもの。本当にいるんだよ。凡人は母語だって怪しいから、語学の達人に頼るのもやむを得ない。でも、その人が良い人とは限らない。間違った訳を教えてくれたとして、どうやってそのことがわかるのだろうか。だから母語だって怪しい凡人でも、せめてメジャーな1か国語だけでもどうにか聞き取れて読めるほうがよい。

子は、珍しくしみじみと聞いてくれた。


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2015年02月22日

スキップランドの配送が早くなった!/スキップランド150cm対応!

ベストサンクス( BestThanks )オンラインショッピング (旧レモール) のスキップランド( SkipLand )が復活して喜んだのは昨秋10月のことだった。その春に倒産。そして復活するまでの約8か月の間に、子は順調に育ってしまった。あえなくサイズアウト。が、今年に入って新生スキップランドから早くも最新カタログの案内のメールが届いた。「ぐーんとサイズが伸びて、150cmまでの商品がボリュームUP」と書いてあるではないか。

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カタログが届いて発注したのが1月26日。約2週間後の2月9日には「今しばらくお待ちいただきますようお願い申しあげま す」というメールが来た。3か月くらいは軽く放置されていた過去を考えると、丁寧だ。びっくりした。そしてまたメー ルが来た。あれからまた10日は経っているわけだからこのご時世、決して速くはない。が、なんと「ご注文商品出荷準備完了のお知らせ」だった。全部で1か月かかっていない。奇跡だ。

そして今日、品物が無事届いた。150cm企画の商品がまだ少ないこともあって、限られたアイテムから選んだ。が、定番中の定番なので十分である。

小2男児。身長130cm近い。ジャストサイズは130cmだろうけれど、ここの所の成長の速さときたら困るほどである。ズボンは140cm、トップスは150cmで頼んでみた。

デニムスキニーパンツ   140cm
オックスフルレングスパンツ
オックスハーフパンツ

プリント長袖Tシャツ  150cm
5トビ裏毛プリントトレーナー
ベーシックトレーナー

スクールハイソックス2足組 18-21

トレーナー2枚の素材が粗めだった。カタログの写真をしっかりと見れば包み隠さずそのままが載っている。色はとても良いし、暑がりの子にはちょうど良い薄さなのでそのままいただくことにした。スクールハイソックスもやや肌触りが粗い。が、これも子は気に入るかもしれない。長袖Tシャツ150cmは決して大きくなかった。大きめが似合う子にはちょうどよかった。パンツ類は全て満足である。

子がスキップランドを好む理由がパンツにあることを思い出した。当たり前だが体型は、人それぞれ。子は赤ちゃんの頃からユニクロや無印、GAPのパンツをあまり好まない。他のネット通販も取り寄せてみないとわからない。よく似合うのに履きたがらない。子にとってはスキップランドが一番なのだ。色合いやラインアップはユニクロもそう変わらない。ユニクロなどスキップランドよりも安くて素材も良いかもしれない。が、着心地は大切だ。

久しぶりのスキップランド。タグを取ってすぐに着れる状態にして畳んで積み上げておいた。それを見た子、満足そうに一瞥をくれただけだった。買い物を嫌う割には着るものにうるさい子である。それが何も言わなかったのだから、OKなのだ(笑)。



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タグ:通販
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2015年02月18日

Diary of a Wimpy Kid #1/読み易い グレッグのダメ日記 英語版(原著)

誘惑に負けて買ってしまった。誰が読むの?と言わざるを得ないような子の英語状況なのだが、一縷の望みを賭けてみた。すると、淡々と日本語版を読み進める子の横になぜかいつも転がっている。時々位置を変えながら。もしかして読もうとしているのかな?そんな気配がある。

邪道なのかもしれないが、日本語で読んでから英語を読むと、読み易い。当然なのだが、嬉しくなる。細やかなニュアンスも良くわかる。日本語訳が意訳し過ぎている場合も案外気が付くものだ。逆に訳し切れなかった英語特有のユーモアのようなものも案外と拾える。改めて言うことでもないが映画の字幕版を、字幕を読みながら楽しむのと同じ感覚だ。もちろん、最終目標は最初から原書で読めるようになることだけれど。

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Diary of a Wimpy Kid #1

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味わい深いのは、紙の質だ。ハードカバーの一見似たような雰囲気なのだが。表紙からして、手触りが違う。柔らかい。中の紙も全然違う。インクも違う。アルファベットにはこういう紙が似合う。大袈裟かもしれないが、洋紙の歴史の深みを感じる。なんだか本当に日記帳に書いてある誰かの日記を読んでいるような気分になる。

口語体。文章が短い。いかにも子供がしゃべっているまま、という感じの独特のリズムがある。ということで、もちろん音読しやすい。ちょっと音読してみた。子の目が光った。走り寄ってきて横に座った。

この本が届いた時、英語塾の宿題を指さして母が「こんな問題集の文章読むよりも、これ1冊読む方がよほど面白いと思うけどねぇ」と言ったものだから、子なりに気にしているかもしれない。

挿絵の吹き出しの中の言葉ももちろん英語だ(当たり前なのだが、先に翻訳物を目にしているのでこんなことが気になる)。英語圏の子どもたちが日常どんな言葉を使っているのか、興味がないわけがない。子がこの本を本格的に英語で読み始めたら、そんなところばっかり頭の中に入ってしまうかもしれない。まあ、いいけど。

日本語版を全部読み終えてからでよいので、英語版を少しずつでも読んでくれると嬉しいと思った。

ふと気が付いたのだが、Kindle版って辞書付?子の英語学習にKindle版?試してみる価値ありそうだ。


Diary of a Wimpy Kid wikipedia(英語) → http://en.wikipedia.org/wiki/Diary_of_a_Wimpy_Kid
Wimpy Kid Club (Puffins) (英、英語) → http://www.wimpykidclub.co.uk/
Wimpy Kid.com 公式HP こちら → http://www.wimpykid.com/

↑ 原作は今のところ、11作出ているようだ。

追記
多読でこの本の単語を調べてあるサイト発見。細やかなニュアンスがわかって、ものすごく濃い。同サイトの他のコンテンツもすごい。
わかりやすい英語学習サイト の「Diary of a Wimpy Kidで英語の勉強」

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2015年02月16日

崖の上のポニョ/初めて映画館で見た映画、幼児の映画館事情

金曜ロードSHOW!でやっていた。たまたまだが、子の映画館デビューで見た作品だ。ポップコーンを食べるのも忘れてひたすら画面にくぎ付け。終わっても、浸りきって楽しそうだった。その後、宮崎アニメの定番、トトロにハマる。何十回も繰り返しみるようになる。そうこうしているうちに、待望のオンエア。ロードショーの2年後だった。覚えていないだろう。初めて見た映画だと紹介したくて録画した。が、「怖いから、消して!」と拒否された。2回目のオンエアは更に2年後。スルーした。そして、今回。以前怖がって拒否したことなど、記憶にもない。画面にくぎ付け。目をキラキラさせて見た。

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崖の上のポニョ [DVD]

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ひたすら面白かったらしい。4歳の時、何を怖いと思ったのか、聞きたかった。が、一切なんの記憶もないのだと言う。映画の冒頭で話の全てが凝縮して語られる。ポニョは人魚。お父さんは魔法使い。お母さんは海の神。お父さんが子育てしていて、たくさんの妹がいる。ポニョは宗介に出遭って「人になりたい!」と思った。

その時点で母が「あとは特に見るところのない映画だから」と言ってしまった。そうしたらあとで怒られた。だよね(汗)。言葉を間違えた。

5歳の宗介が母親と離れ離れになる。ポニョの魔法の力を頼りに母親を探す。その頼りの魔法の力が消えていく。ポニョ本人も魚に戻ってしまう。子が手に汗を握る。宗介が母親に会えて泣きじゃくる。「宗介はまだ5歳だもんね。一人で頑張ったもんね。」と母が言葉を添えたら、こくりっと小さく頷いた。

ハッピーエンドに、親子で揃ってテレビ画面に向かってGJ(グッドジョッブ)サインを送る。「よかったね!」(笑)

同い年の女の子が自分ちで一緒に住むことになった、という設定に子が目を輝かせた。子は、どんな突飛な設定にもまったくひっかかっていなかった。が、そんな子が気にした場面が2か所あった。宗介が自分の母親を「ママ」と呼ばなかった瞬間。そして、車の運転のすごさ。 宮崎アニメにおける保護者の存在感のなさには、いつも引っ掛かるらしい。トトロと平成狸は飽きるほど何度も見る子だ。が、ラピュタ、千と千尋、ハウル、アリエッティは見たがらない。ナウジカともののけ姫も見ないかもしれない。そんな子だが、成長して自分の住む街を探しに旅立つ「魔女の宅急便」にはどんな反応を示すのだろう。


幼児の映画館だが暗いのさえ大丈夫ならば、にぎやかになりそうな映画と時間帯を選べばたいていのお子さんは大丈夫である。子は集中して見るので、オムツをしている間はそれこそ何の気兼ねもなく、通った。好きなようにジュースも飲んだ。が、オムツが取れてから状況は一変した。当然だが、2時間以上トイレの間隔が空かなければ無理だ。そしてまた4歳ごろから再び通うようになった。ただし、ジュースは映画が終わってからだ。最近はポップコーンも飽きたらしい。結局、何も買わずに映画だけシンプルに見ている今日この頃である。

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2015年02月15日

グレッグのダメ日記―ボクの日記があぶない!/グレッグはタフなサバイバー?

「グレッグのダメ日記2」を借りてきた!さっそく母も読む。読み終わる。「ええ?!なんで?もう終わったの???」終わったよ。面白かった!日曜日の朝、起きたら子は先に起きていた。ひとり居間で一心不乱に読んでいた。前記事で日本の家庭で娘として生まれることの理不尽さを洞察してみた。あまりの理不尽さ、憤懣やるせなさには、怒りや切なさを通り越して無力感さえ覚える。と、思った。が、上には上がある。

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グレッグのダメ日記―ボクの日記があぶない!

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3人兄弟の真ん中であるグレッグ。圧倒的な力(権力、体力、知力ともに)を誇る意地悪な兄と、これまた親の圧倒的な愛と保護を受けた要領のいい弟に挟まれて、サバイバルなんてもんじゃない。親の目を盗んでグレッグを利用しまくる兄。グレッグをとことん苛め抜く兄のやっていることはよく考えるとかなりえげつない。じゃあ、やられたのと同じことを弟にやろうとしたら。親の目が常に光っていて絶対に成就しない。

地域には兄の上を行くワルがうじゃうじゃ。親せき宅でも報われず。学校では、、、。友達関係も、、、。

主人公グレッグ。よくぞサバイバルしているものだ。

子は言う。「グレッグが一番マシ。お兄ちゃんは最悪だけれど、弟がねぇ。大きくなったらいったいどんな人間になるんだろうーねー。」なるほどなぁ。

あいかわらず「ダメじゃん」と突っ込みたくなることばかりするグレッグ。考え方、それで大丈夫?と思わなくもない。が、だんだんと応援したくなってきた。


第一話の英語版(原作)と、DVD2つ、買ってしまった(輸入盤ブルーレイのがあと1作ある)。日本語版を出ている分(現在のところ9冊)読み終えたら、一緒に楽しもう。

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↓ 安くならないかな、と狙っている、、、

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↓ 誘惑に負けて手に入れた英語版(原書)。

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さよなら、お母さん〜墓守娘が決断するとき(信田さよ子)/親子断絶 未然防止のヒント

カテゴリを心理学にしたけれど、育児書にしても良いのかも。子育て中、何に気を付けたらよいのか。子育てが終わるにつれてどのように子どもと距離を取ったら良いのか。まっとうな道を示してもらってもつかみどころがないという場合も、異常な場合をみせてもらえば、何がまっとうなのかがおぼろげながらに分かってくる。

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さよなら、お母さん: 墓守娘が決断する時

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何が恐いって母親には、加害者意識がまったくない。一時、新聞をにぎわせた代理ミュンヒハウゼン症候群は究極かもしれない。

この本に書かれていた母親側の心理を凝縮すると、こうなる。

「この子は私が生んだのよ。けど、「よい母」としての世間からの評価はこの子を通してしか得られない。なのになんだか私の人生、選択を間違えたみたいだ。でも、「そうするしかなかった」のよ。そうよ。選択の余地はなかった。私は悪くないわ

↑ 著者による母親の心理描写は正確だ。ママ友が全く同じことを口にした。「生んだのはたしかに確かだが。生みたかったのよね。それだけではいけないの?世間からの評価を気にするからおかしくなるんじゃない?しかも、選択を間違えたことを直視せずにまさかの開き直り。守り育てるべき子どもを自分の生存のために利用してどうするのよ?それよりも子どもと一緒の生活をもっと楽しんだ方がいいんじゃない?生物としての本当の勝利とは、ありきたりだけれど子孫繁栄なんじゃないかしら?」と突っ込みたくなる。が、自分だって、これからさきの子育てが順調に行く保証は全くない。

以下、本より抜粋(中略有り、下線、強調文字、ブログ主)
 「そうするしかなかった」という選択不能性の容認はあくまでも他者によって行われるものだろう。

  彼女たちだって戦後民主主義教育を受けているはずであり、少なくとも一度は自分の人生を正面から考え、迷い苦しんだことがあるはずだ。なのに、あのぬれぞうきんのような、ガジュマルのような、芯がどこにあるのかとらえどころのない人生へと、なぜ転換してしまうのだろう。

世間を主語にする
  さて、人生の選択責任を放棄した人たちの多くは、「世間」と同化する道を選ぶ。目には見えないが空気の中に瀰漫し、ことあるごとに私たちを追い詰める、あの世間と同化するのだ。そうしたとたん、この上なく楽になる。世間を主語にして語ればどこでも通用する。「みんなそう思ってるわ」、と言えば自分の頭で考えなくても済む。世間体という分厚いカーテンの陰に隠れていれば指弾されることもなく批判されることもない。それどころか、カーテン越しに石つぶてを投げたとしても自分が投げたことにはならない。こうして彼女たちはなし崩し的に半ば無自覚に、世間と同化して生きていく。これを「おとなになる」と日本では言う。マジョリティ(多数派)はこうして形成されるのだが、実は同じ機制が学校においても働くことがある。詳述は避けるが、いじめの多くはこうして起きるのではないだろうか。
  母親たちのあの正体の掴めなさ批判するたびにその矢がブーメランのように戻ってきて自分を射てしまう理不尽さは、母と世間との同一化によって起きていると考えられよう。


さて、

母親から逃げたがる子どもは、子どものころから違和感を覚えている。成長するにつれて、なんらかの身体反応(眠気、頭重感、疲労感など)もあるはずだ。大人になると、自分が育った環境とは全く違う世界に接する。そして初めて、違和感の正体に気が付く。

こ ういう被害に遭った子どもは大変だ。精神の健康を失った場合はまず、その治療に莫大な時間と労力を消費させられる。その次には、自分の人生を取り戻すため に膨大な時間を犠牲にすることとなる。

生まれてこのかた、間断なく散々植えつけられたきた罪悪感(親が困っている、怒っているのは自分のせい)。(半分同じ血の流れている)自分の親がおかしいのだと判断しなければならない苦痛と罪悪感。親を捨てることへの罪悪感(ほとんどの普通の子どもは親を無条件に愛している)。罪悪感オンパレードだ。

(どんなに頑張っても完全に抜けることはない)間違った洗脳から抜け出す手間。マイナスをゼロにまで引き上げる作業の徒労さ加減。育ててもらうのではなく自分の力で無の状態から再び生まれ直して育ちなおさなければならないしんどさ。思い出(よい思い出だって当然ある)との戦い。モデルとなる大人像、愛情あふれる家族像を持たない手探り状態の心細さ。独り身の場合、あるいは夫に理解のない場合の孤独との戦い。二次被害の逃げ場のないきつさ。

親を捨てることは親だけにとどまらない。生まれ育ったなじみ深い家、土地、兄弟親戚、知人縁故すべてと切らなければ親とは切れない。すなわち、今まで自分で培ったものさえすべて捨て去らなければならない。一人夜逃げと同じことなのだ。多少の覚悟で出来ることではない。

その上、健全な母親がいれば当然得られたはずの、大人になってからの援助(実家の物理的、精神的援助)も一切得られない。場合によっては、モラハラ的な配偶者を引き寄せてしまう。人間としての旬などあっという間に過ぎてしまう。娘であれば女性という性に生まれたというだけで元々社会的にも弱者である。なのに、同性で味方であるはずの母親にまで女性性を否定され、踏みつけれられる。踏んだり蹴ったりである。

ミソジニー(女性蔑視、女性嫌悪)について
   「劣位の性」に生まれたことを自覚したときにその現実を抑圧ないしは否認(ミソジニーなどなかったことにしてしまう)→投影(女性が女性を差別する意識 が生まれる)「いやらしい」「媚びを売って」。簡単に言えば、性に関してマチュアでない、成熟していないのだろう。もっと簡単に言えば、幼い。分化が足り ないのだ。何事もそうだが、どちらのどんな性であれ、可能な限り早い段階で自分の性別を受け入れた方が人生楽しい。

   「女性であることの辛さを同性として理解できるのだとしたら、母は娘の人生を応援する側にまわってあげるべきだ。しかし応援と称して娘の人生に入り込んでしまってはいけない。しごくシンプルに、娘が幸せに生きることの邪魔をせんずにいよう、と思ってそれを実践するだけでも十分な応援なのだ。」

子ども側からなしえる対策
1、夫に防波堤となってもらう、、、母親の年季の入った演技力に要注意
2、「中立・客観的立場はまやかし」と心得る、、、中立的援助者は二次被害をもたらす。すなわち敵と同じ
3、逃げる、、、ほんの1週間でも意味がある。
4、関係を断つ、、、
  「長年夫との力関係、母親同士の上下関係をくぐりぬけた母親は、自分より強い力で迫られることに対して、一見従順である。そして相手の自信が少しでも揺らぐ瞬間を鋭敏に察知する。墓守娘はそこを突かれないよう、一点突破されないようにしなければならない。
  娘を決定的に失い世間体が悪くなることを何よりおそれているのであれば、その二点をストッパーにして、彼女たちの行動を制限しよう。主導権が娘のほうにある点が、逃げることとの違いである。」
5、少しずつ距離を取る
6、世代連鎖の呪縛を恐れない
7、謝罪の言葉を引き出す、、、母親が元気なうちは、無理

この最後の結論にも驚いたが、この本全体の中で一番ぎょっとした記述がこれだった。なるほど。

「母からの宅急便が怖くてたまらないという女性は驚くほど多い。」


最後の最後に、著者はとても大切なことを書いている。

法は家庭に入らず、つまり家族は無法地帯であることが誰よりもわかっているのが子ども(特に娘)なのだと思う

我が国が先進国の名に懸けて国を上げて平和と平等を唄っている法治国家である現在、見逃しがちなとても大切なことだ。「子供の人権」などという耳当たりの良い言葉に惑わされてはいけない。娘(場合によっては息子)にはまだまだ人権(人格)なぞないのだ。世の特に娘さんたち、日々自衛が一番である。

この本は続編だそうだ。本編は「 母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き 」という本だそうだ。著者はその本では「母親に理解してもらおうなんて思わないほうがいい」と匙を投げていた、と書いている。父親に関しては何をか言わんや。

子供は、親が気が付いてくれたというだけで救われる。たったそれだけのことで、それまで何があったとしても、すべてが勝手に水に流れる。その瞬間から止まっていた時間が動き始める。それまでてこでも動かなかった人生が、いきなり当たり前のように前進し始める。親自身がどんなに欠点だらけで不完全であったとしても、どんなにしんどくて辛くても、親が親自身の人生に責任を取ることの重大さ。親自身が変化を恐れずに柔軟に前進し続けることの重大さがここにあると思った。

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2015年02月14日

短編集「古い話」の「古巣」(和泉克維)/子育て中に人生を俯瞰した瞬間

新世紀の始まる4年前。1996年の秋、42年ぶりに古巣を夫婦で訪問した際の回顧話。先日記事にした長編「メダカ館」の話に触れている箇所がある。「めだか館」にはなかった場面もたくさんあり興味深い。本書にも「めだか館」にも一切書かれていないのだが、作者は1950年から「和泉熱帯魚研究所」を経営、日本グッピー協会の元会長と「グッピーの楽しい飼い方」(和泉克維、東京書店 2002/07/30)にある。

戦時中から詩を読み、同じく1950年、35の歳の時に、22歳のときに書いた詩を詩集として出した、と「古巣」の本文にある。「ラゴスの水際でその一篇を朗読した」とある。「私は泣いた。平和というもののありがたさ。ここには恐怖というものがない。」

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戦後を芝浦で過し、1950年から1980年までの30年間を都心の目黒でグッピーとともに過ごしてから一切を引き払っている。山本周五郎の「青べか物語」の時代〜遠浅の東京湾〜から埋め立て一方の現在の東京湾への変貌を、句集「水際」に読み、小説「古巣」の最後に一部を披露している。東京湾から東京ベイへ。小説「古巣」も、最初のほうに見るカタカナはグッピーの名まえばかり。が、最後になると、現在の日本を象徴するかのようにいろんなものがカタカナで表記されている。人が80を超えたときに何を見、何を考えるのか。シンプルに何事かに収束していくことは確かなようだ。


作中に、千田氏が出版したという本が3冊ほど紹介されていた。アマゾンに、あの濃い時代を濃厚に描いているのであろうことが伺われるレビューがある。
阿呆伝 (1958年)  中古価格 ¥1,500から (2015/2/14 21:06時点) 
志賀直三(著) 新制社 (1958)
アゴ伝 (1958年) 中古価格 ¥1,749から (2015/2/14 21:11時点)
大江賢次(著)新制社 (1958)
孤独の徒歩 (1958年) 中古価格 ¥700から (2015/2/14 21:18時点) 
真船豊(著)新制社 (1958)


↓ 一つの世界を極めた迫力を感じる一冊。

グッピーの楽しい飼い方

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タグ:小説

2015年02月13日

メダカ館(和泉克雄)/子育てしながら小説を読むと

さがしてもどうにも売っていないのだが、「メダカ館」という小説が面白い。和泉克雄(2002/07/03)鱗片社、¥5000。単行本で p.830 の長編。著者85歳ごろの作品だ。数年前まで、改良園の会報誌「園芸世界」に再連載されていた。この度本棚の整理整頓をしていて思い出したのだ。途中から読み始め、最後は中途で連載を終了されてしまった。手に入らないものと思ってすっかりと読了を諦めていた。


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主人公一家に着かず離れず存在をまとわりつかせる友人、千田光吉の存在感が異形なのだ。幼少時からメダカが大好き。戦中もメダカへの情熱を糧にして兵役に耐え抜く。戦後、デパートの屋上でメダカ(グッピー)を売る。その店のブラックモーリーに魅せられて主人公が客として足を止めたのがなれそめだ。主人公の飼育資材の注文を聞いて度胆抜かれた千田が個人売買を持ちかける。そうして長い付き合いが始まる。

銀座に「メダカ館」を作るのが夢だと熱く語る。戦後の動乱を浮いたり沈んだりしながらも図太く生き抜く。その姿は、したたかなのか純粋なのか。器用なのか不器用なのか。主人公一家の味方のような気もするし、危うくする存在のような。

そんな千田がひとたび口を開くと、意味深長な内容を断定的に延々と語る。戦後を埃っぽく語り、不気味にも思えるが的確な予言をする。気が付けば「メダカ館」ではなく出版社を作っている。ヒットを連発するが贅沢三昧。借金を作って姿をくらましたと思ったら今度は、、、そしてまた没落。唐突に東京湾から太平洋岸を伝って北上する旅を始める。そしてある日唐突に主人公の元に外国から手紙が届く。「ごぶさたしました。突然ですがテレビのクイズ番組に当たって二週間の、、、。」その手紙の中でもまた千田は突飛な、、、

所々に挟まれる五七五の句や詩が奇妙なリアルさを持って迫ってくる。

主人公一家は芝浦に住み、目黒に移る。グッピーの世界で一廉となり、執筆や講演もこなす。千田亡き5年後にメダカの世界から手を引くこととなる。

戦後の動乱からやがて浮かれるようなバブルへと向かう時代のうねり。念願だったグッピーに手を出してから、それが生業となり、やがて手を引くまで。およそ30年間にわたる「メダカ館」熱と出版とのかかわりの物語だ。

子育てをしながら読んだ「メダカ館」。人生というものを考えさせてくれた。淡々と日々をこなす人もいれば、時代を先読みしながらしたたかに生きる人もいる。浮いた暮らしをしていても大丈夫な人もいる。別に浮いていなくても見えない溝に落ちていく人もいる。淡々とした描写から登場人物たちの息遣いさえも聞こえてきそうだ。

「園芸世界」の雑誌を手に「メダカ館」に読みふける母の腕の中で、子がスヤスヤと眠っている。子もやがて大きくなる。この手を離れて一人で世間を歩きはじめた時、その目にこの世はどのように見えるのだろう。自分の中のどんな才能にすがってこの世を渡るのだろうか。そんなことを考えたことを思い出す。



和泉克雄氏死去 詩人 こちら → http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030901000433.html
hontoネットストア「メダカ館」 → http://honto.jp/netstore/pd-book_02233616.html

著者は、2010年2月1日、お亡くなりになられていた。「園芸世界」での再連載の終了した年だ。93歳。詩人。グッピーの第一人者だったとのことである。

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タグ:小説

2015年02月12日

グレッグのダメ日記/アメリカの小学校生活を追体験できる面白さ

実験対決も、サバイバルもなかなか借りれない。こびとづかんは借り終わってしまった。さて、どうするのか?と見守っていた。数日は何も借りなかった。そして久しぶりにニコニコしながら帰ってきたと思ったら、ランドセルからこの本を取り出した。

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グレッグのダメ日記

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母が最初に目にした文字は「ポプラ社」だった。ポプラ社だ。ゾロリも忍たまもポプラ社だ。子供たちの世界にぐいぐいと食い込んでいる。本を持ったまま、あっけにとられる母。後ろから「どう?面白いかと思って」と子が嬉しそうに声を掛けてきた。

絵日記、、、ではない。日記に絵が付いている。インターネット番組を配信したりはしないけれどアイカーリーの小学生男の子版、の小型版。郊外一軒家版。犬は出てこないけれど、スヌーピー(ピーナッツ)のチャーリー・ブラウン、現代版。日本の小学生とは違う生活をしている。当たり前だ。でも、アメリカの小学校生活ってこんな感じだ。

「ダメ」日記という題名通りだ。本当に、どうしようもない主人公だ。あまりのダメさに思わず「やばいよ」とつぶやいてしまう。その度に、ページをめくる手が早くなっていく。あっという間に、子が挟んだしおりを追い抜いた。と思ったら終わってしまった。母に追い抜かれて、「もう読んだの?はや!」と焦るような、嬉しいような表情でおどろく子。

「次もあるんだよ!」とカバーの折り返しのシリーズの宣伝をみせてくれる。そうそう、それ。あした借りてきてね。絶対ね。



Diary of a Wimpy Kid #1 (英語) ハードカバー ( 2007/4/1) Jeff Kinney (著)
グレッグのダメ日記 (日本語)ハードカバー(2008/05) ジェフ キニー (著) 中井 はるの (翻訳) 
Diary Of A Wimpy Kid (Book 1)(英語) ペーパーバック ( 2008/7/3) Jeff Kinney (著)
 ↑ 英語の原本はアマゾンで本の内容を p.6 まで見ることが出来る。日本語訳よりも悪乗りしている気もする(笑)。わかりやすくて楽しそうな誌面だ。

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2015年02月10日

「むなしさ」を感じたときに読む本(水島広子)/自分が自分のリーダーであるということ

角川SSC新書236。2014年11月25日の発行。著者の最新作。1度ですーっと頭に入ってくる類の本ではなかった。が、アマゾンのレビューを読むと、とてもわかりやすく、具体的でためになったという意味の書き込みが多い。私のほうがマイナーなようだ。ともかく、メモを取りながら読み進めてみた。巻末の「おわりに」のところにこう書いてあった。「本書を執筆するにあたってブレインストーミングのためのワークショップを開きました。」どうやってこんなにも手広くもれなく、繊細に考察できたのだろうかと思ったのだが、納得した。

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「むなしさ」を感じたときに読む本 (角川SSC新書)

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「むなしい」という感覚って何だろうか。虚無ならばわかる。どうせこの世のすべてのことに意味を付けているのは観察者である人間だ。本来、どんなこともそれほどの意味があるわけではない、、、が、ここで論じているのはそういうことではない。いや、そういうことに近いといえば近かった。「むなしい」とは。自分もブレインストーミングをしながら読む。

「むなしい」と感じるとき、人は自分を粗末にしているようだ。主体性を放棄するから「むなしい」と感じるらしい。責任の放棄である。だから、「生き方を変えるサインである」と著者はいう。

主体性を取り戻すためには、「与えること」だ。誰にだってよい。問題は対象ではなく、与えるという行為をしている自分が主体であることなのだ。だから何を「与え」てもよいといえばよいのだ。が、自分がしてほしいことを人にやってみたら。癒しを、ぬくもりを。たとえば人に与えたつもりでも実は自分で自分に与えているのだ。ここに主体性の回復と、自己肯定感、他者依存ではない癒しが同時に生まれるからくりがある。そして、どんな時も常に「今」に着眼すること。「今」ここにある、ということと「むなしい」という気持ちは同時には存在しえない。真理だ。「今」に向き合えば向き合うほど、「むなしさ」は消えていく(むなしさに限らない。ネガティブな感情のほとんどが消えていくだろう)。

メモを取りながら読み終えた。そうしたら、もうどんなことが起きても自分は大丈夫かもしれない、と錯覚しそうなくらい心の中が安定していた。

「自分がやってほしいことを人にする」のはゴールデンルール(黄金律)だ。が、自分がやってほしいことを人もやってほしいと思っているとは限らない。だから、相手の反応でことを判断をする必要はないのだと著者も言う。ゴールデンルールというものをどのように解釈したらよいのか、未だに迷う。が、主体性と自己肯定感、自家製の癒しの源泉になりうることを考えると、納得のいくことである。

以下、本を読みながら書いたメモ書き。あくまでも個人の自分用。本を写したわけではないので、意味が本の内容とずれている可能性もあります。


むなしさ=虚しさ=空しさ=意味が感じられない=中身がない
=生きていても仕方がない=生きていかなければならない理由がわからない
=このような「慢性的な」気分が続く時
=生き方をチェックするべきとき
=今の生き方では生命力がどんどん落ちてしまう
=生き方を変えたほうがよいというサイン

→生き方を変える
→自分の中から生命力がどんどん湧き出してくる
=「むなしさ」が本来の役割を果たしたといえる。


むなしさ=心がまいっている=癒しが必要
=外部からの癒しは一時的
=自分の中からやってくる癒しが、本当に自分を満たしてくれる癒し。

癒し=むなしさを手放すこと


やってもしかたがない=自分の人生をコントロールできない
期待と現実のずれ
選挙→社会をコントロールできない→ヒトラーが出てくる
自分が持っている「主権」を人権感覚のない危険人物に譲り渡してはならない
 自分の権利は手放さずに持っておく。

結果よりもプロセスを大切にする。(頑張ることそのものを楽しむ)
自分をいたわる。(自分を癒すプロセスを忘れずにする)
与えられるのを待つのではなく、与えてみる。
人に与えると同時に自分も得る。=自己肯定感を高める
「自分はこれでよいのだ」「これが自分の生き方だ」=自分を肯定できる気持ち
=本当の意味で自分を豊かにする「報酬」
むなしさが消え、自分の人生をコントロールしている感覚をつかめるようになる


心にぽっかりと穴があいたような「むなしさ」〜つながりや居場所がないとき〜
←先天的に決まっている性格の要素「報酬依存」とかかわりが深い。
「報酬依存」の高い人は褒めてもらいたい。低い人は一人が好き。
「安全な人」に少しずつ本音を話してみる
「安全でない人」=やたらと余計なアドバイスをする人、すぐに何かを決めつける人
=そんな風にしか人と関われない淋しい人。=よく不適応を起こして心を病む。

見返りを一切期待せずに、自分が欲しいものを人に与えてみる。(小さな贈り物、ボランディア
 人から関心を持ってもらえること → 関心を持ってみる
 必要とされている感覚 → 必要としてみる
 相手にされたい → 相手にしてみる。

むなしさと「今」への集中とは共存できない。
  むなしさを感じたら、「価値観を変えるべき時」である。=むなしさに浸りきるのは無益である
  「今」に集中すること。そうじ、整理整頓、お茶を入れて回る


「同じことの繰り返し」という「むなしさ」
好奇心の強い人、「同じことの繰り返し」=「むなしい」という評価を見直す。
「主体的になること」=「むなしさからの解放」

「同じこと」には価値がある。安定効果がある。新しいことを始める余裕が出来る。
精神修行にも使える。(丁寧な仕事を心がける=「今」)


「人生の意義がわからない」という「むなしさ」=「やりたいことを見つけよう」にまどわされない。
「何のために?」をやめ、「〜べき」にコントロールされない

自分という存在に意義が感じられない「むなしさ」
環境がどうであろうと自分の内心とは関係がない。自分の心の姿勢をコントロールすることは可能。
自分の心のモードを「欲しい」から「何を与えることが出来るか」に変える。

与える姿勢は万能である。
むなしさ=主体性の喪失→与える=主体的
自分にも相手にも与える。
主役を自分にする。
1、誰がどう思おうと自分は自分
2、ひどいことが起きたらまず、自分をいたわる
3、自分が主役であることを取り戻す
4、自分が自分に「尊重」「意義」を与える
5、人に気を使う程度には自分に気を使うこと。

むなしい=自分を粗末にしている。


変化に伴う「むなしい」
 喪失のときの「むなしさ」は感じているうちに薄まってくる。
 「加齢」による「むなしさ」=キーワードは「今」
リラックスできるものを見つける(頭痛、


社会(権力、父親)をかえていくには
 →変化はストレスである。「この人は何を恐れているのだろうか」と考えてみる。
 →そして共感してみる。
 →何かを失うことの「悲しみのプロセス」を支えることが出来るかもしれない。


衝撃によって引き起こされる「むなしさ」
 天災、DV、いじめ、裏切り=自分をいたわる
 自傷行為=それほどの衝撃を受けている=「暖かい放置
   ただ暖かい日常を提供してあげることが、とても大きな回復力を作る。
 厳しいことを言ってくる人たちは「〜べき」で生きているかわいそうな人たち。

重い病気による衝撃
 同じ病気の人たちと交流する

老後や死を意識し始めたことによる「むなしさ」 =「今」を大切にする

「むなしさ」が強すぎるとき=治療を受けることを自分に与える。


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リスト★かいけつゾロリシリーズ(原ゆたか)

こんな有名なシリーズもの、リストを作っても、と思っていた。が、まとめてみて、俯瞰してみて、何かが落ち着いたような気がする。新しい発見も多い。楽しくなってきた。第1巻の初版(1987年)から今まで、淡々と1年に2冊のペース。28年間に56冊出ている。第1作目の「ドラゴンたいじ」も22年後の46作目の「きょうふのようかいえんそく」も違和感のない同じ絵柄で描かれている。よくよく見比べてみると進化しているのがわかる。が、第1作目の絵柄もゾロリそのものなのである。完成されたキャラクターなのだと実感。

うちには18冊(緑太文字)ほどあった。赤文字は子の厳選お勧め2冊。はこの度母が初めて読んだゾロリシリーズもの3冊。★★は小2の現在、気になっているもの(近日中に買ってしまうかもしれない)。


ポプラ社の新・小さな童話 かいけつゾロリの〜
01、ドラゴンたいじ 1987年11月
02、きょうふのやかた 1988年05月
03、まほうつかいのでし 1988年11月
04、大かいぞく 1989年05月
05、ゆうれいせん 1989年10月
06、チョコレートじょう 1990年02月
07、大きょうりゅう 1990年08月
08、きょうふのゆうえんち 1991年02月
09、ママだーいすき 1991年08月
10、大かいじゅう 1992年01月
11、なぞのうちゅうじん 1992年07月
12、きょうふのプレゼント 1992年12月
13、なぞなぞ大さくせん 1993年06月
14、きょうふのサッカー 1993年12月
15、かいけつゾロリつかまる!! 1994年07月
16、なぞのひこうき 1994年11月
17、おばけ大さくせん 1995年06月
18、にんじゃ大さくせん 1995年12月
19、かいけつゾロリけっこんする!? 1996年07月
20、かいけつゾロリ大けっとう!ゾロリじょう 1996年12月
21、きょうふのカーレース 1997年07月
22、きょうふの大ジャンプ 1997年12月
23、大金もち 1998年07月
24、テレビゲームききいっぱつ 1998年12月
25、きょうふの宝さがし 1999年07月
26、ちきゅうさいごの日 1999年12月
27、めいたんていとうじょう  2000年07月
28、ぜったいぜつめい 2000年12月
29、きょうふのカーニバル 2001年07月
30、かいけつゾロリあついぜ!ラーメンたいけつ 2001年12月
31、てんごくとじごく 2002年07月 
32、じごくりょこう 2002年12月 
33、ようかい大リーグ 2003年07月 
34、なぞのまほう少女 2003年11月
35、かいけつゾロリとまほうのへや 2004年07月
36、かいけつゾロリたべられる!! 2004年12月
37、大どろぼう 2005年07月
38、なぞのおたから大さくせん 前編 2005年12月
39、なぞのおたから大さくせん 後編 2006年03月
40、まもるぜ! きょうりゅうのたまご 2006年12月
41、たべるぜ! 大ぐいせんしゅけん 2007年07月
42、やせるぜ! ダイエット大さくせん 2007年12月
43、カレーVS.ちょうのうりょく 2008年06月
44、イシシ・ノシシ大ピンチ!! 2008年12月
45、きょうふのちょうとっきゅう 2009年07月
46、きょうふのようかいえんそく 2009年12月
47、だ・だ・だ・だいぼうけん!前編 2010年07月
48、だ・だ・だ・だいぼうけん!後編 2010年12月
49、はちゃめちゃテレビ局 2011年07月
50、はなよめとゾロリじょう 2011年12月
51、メカメカ大さくせん 2012年07月
52、なぞのスパイとチョコレート 2012年12月
53、なぞのスパイと100本のバラ 2013年07月
54、まほうのランプ〜ッ 2013年12月
55、大まじんをさがせ!! 2014年07月
56、クイズ王 2014年12月

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かいけつゾロリのクイズ王: かいけつゾロリシリーズ56 (ポプラ社の新・小さな童話)

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単行本
かいけつゾロリ アニメ大百科1 2004年05月
かいけつゾロリ アニメ大百科2 2004年08月
かいけつゾロリ アニメ大百科3 2004年11月
かいけつゾロリ アニメ大百科4 2005年02月

まじめにふまじめかいけつゾロリ おやじギャグ大百科 2005年07月 ★★
まじめにふまじめかいけつゾロリ なぞなぞ大百科  2005年10月
まじめにふまじめかいけつゾロリ アニメ大図鑑(1) 2005年11月
まじめにふまじめかいけつゾロリ アニメ大図鑑(2) 2006年01月
まじめにふまじめかいけつゾロリ アニメ大図鑑(3) 2006年03月
まじめにふまじめかいけつゾロリ アニメ大図鑑(4) 2006年09月
まじめにふまじめかいけつゾロリ アニメ大図鑑(5) 2006年12月
まじめにふまじめかいけつゾロリ アニメ大図鑑(6) 2007年03月

かいけつゾロリのおやじギャグ200連発! 2012年07月 ★★
かいけつゾロリのなぞなぞ200連発! 2012年07月
かいけつゾロリのめいろ&パズル200連発! 2013年10月
かいけつゾロリのもっと! なぞなぞ200連発! 2014年10月
かいけつゾロリの対決! ブルル・コブル200連発! 2015年02月

ゾロリ式おやじギャグドリル 2012年10月 ★★

アニメ絵本 まじめにふまじめかいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん 2006年03月
アニメ絵本 映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん! 2012年12月
アニメ絵本 映画かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご 2013年12月


ポプラポケット文庫 児童文学・中級〜ゾロリ2in1
かいけつゾロリのドラゴンたいじ/きょうふのやかた 2005年10月
かいけつゾロリのまほうつかいのでし/大かいぞく 2005年11月
かいけつゾロリのゆうれいせん/チョコレートじょう 2006年01月
かいけつゾロリの大きょうりゅう/きょうふのゆうえんち 2006年05月
かいけつゾロリのママだーいすき/大かいじゅう 2006年10月


コミック版かいけつゾロリシリーズ
かいけつゾロリのはだかの王さま 2007年12月
かいけつゾロリのアラジンと魔法のランプ 2008年07月
かいけつゾロリのジャックと豆の木 2008年12月
かいけつゾロリの眠りの森の姫 2009年06月


ブンブンコミックス
かいけつゾロリ1 ゾロリのうらしま太郎 2004年09月
かいけつゾロリ2 ゾロリのもも太郎 2005年03月
かいけつゾロリ3 ゾロリの白雪姫 2005年09月
かいけつゾロリ4 ゾロリのかぐや姫 2006年03月
かいけつゾロリ5 ゾロリの赤ずきん 2006年09月
かいけつゾロリ6 ゾロリのおむすびころりん 2007年03月

かいけつゾロリ 4コマ大作戦1 2005年02月
かいけつゾロリ 4コマ大作戦2 2006年02月
かいけつゾロリ 4コマ大作戦3 2007年02月
かいけつゾロリ 4コマ大作戦4 2008年03月
かいけつゾロリ 4コマ大作戦5 2009年02月


ポプラトイブック
かいけつゾロリのおたからブック 2001年11月
かいけつゾロリ ゆめのハッスル歌謡ショー 2006年07月
かいけつゾロリのおやじギャグかるた 2005年10月

かいけつゾロリいじわる人生ゲーム  1990年12月

シールだいすきブック 
かいけつゾロリシールブック1 2004年03月
かいけつゾロリシールブック2 2004年06月
かいけつゾロリシールブック3 2004年09月
かいけつゾロリシールブック4 2004年12月


かいけつゾロリシリーズではないのだが、ポプラ社のHPをうろうろしていたら、気になるシリーズを見つけた。原ゆたか氏の「名門フライドチキン小学校」シリーズ。「ポプラポケット文庫 児童文学・中級〜2in1」だ。学校モノ奇想天外ドタバタナンセンス。子が気に入りそうだ。

名門フライドチキン小学校」シリーズ
1、名門フライドチキン小学校 2014年02月 (+大うんどう会
2、名門フライドチキン小学校 注射がいちばん 2014年05月 (+ぷかぷかサッカー
3、名門フライドチキン小学校 ようかいランド 2014年09月 (+きょうりゅうがやってきた!
4、名門フライドチキン小学校 どっきり火の玉おばけ  2015年2月9日 (+わくわくゆうえんち
 ↑ 出ているのはここまで。

5、名門フライドチキン小学校の魔女のテストでカバだらけ (+オニオニ星人がやってくる!
6、名門フライドチキン小学校でたーっ!モグラ大校長先生 (+きょうふの悪魔レストラン
 ↑ これで終了?

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(042-4)2in1 名門フライドチキン小学校 どっきり火の玉おばけ (ポプラポケット文庫 42-4)

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※リストその他に漏れ、誤りがありましたらお知らせくださいm(__)m。


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posted by kaho at 03:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル的 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

かいけつゾロリ(原ゆたか)/男の子たちの理想と野望と希望

「かいけつゾロリ」を卒業してまだ半年ほどだ。なのに、読む姿を本当に久々に目にしたと思った。持っているもの全部を本棚から引っ張り出してきた。床に積み上げて、寝転んで熱心に読む。全部読み終えて満足そう。そして、振り返って言った。「この2冊!面白いから読んでみて!」 (32)の「じごくりょこう」と(33)の「ようかい大リーグ」。並び番だ。「じごくりょこう」の前の(31)の「てんごくとじごく」を読んだ方がわかりよいとのことで、合わせて3冊。子にゾロリを勧められたのは初めてだった。

かいけつゾロリのじごくりょこう (32) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の新・小さな童話)

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かいけつゾロリのようかい大リーグ (33) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の新・小さな童話)

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どちらも、話に筋があって流れていくというよりも、RPGのように1場面クリアして次、という感じだった。しかもそのほとんどすべてがナンセンスギャグ。が、「かいけつゾロリシリーズ」が全部そうだというわけではなさそうだ。合わせて読んだ(31)の「てんごくとじごく」には話の筋があった。

「かいけつゾロリシリーズ」は、30年近くにわたって60巻近く出版されている。長寿のシリーズものだ。Wikipediaに「特に2000年代半ばから後半にかけて、当時の小学生の間で大人気となり、社会現象化した」とあるように、子もまさにこの社会現象化の真っただ中に頭から突っ込んだ形となった。図書館などでそのほとんどに目を通している。そして「欲しい」と思ったものに目星をつけている。ブックオフで選ぶように言う。すると大量にある中からごく短時間の間に、さっさと数冊選ぶのだ。

「かいけつゾロリ」は低学年の、特に年長から小1の男の子たちに大人気だ。(31)の「てんごくとじごく」と(32)の「じごくりょこう」を読んで、その理由の一端を垣間見た気がした。

ゾロリのママは天国にいて、忙しく大活躍して楽しく過ごしている。会えないけれど、いつだってゾロリたちを見守っている。そしてイザというときにはきっと助けてくれる。ママはゾロリの夢を応援している。ゾロリは「ゾロリじょう」を建てて「すてきな およめさんを もらう」のが夢なのだ。

もうだめだ!万策尽きた!と思った瞬間に、タイミングよく救いに来てくれる。地獄から地上に戻るゾロリを「しばらく ギュッと だきしめて、ほっぺに チュウを」するゾロリママ。一生懸命に頑張ったゾロリとイシシ&ノシシを労ってこう言う。

「貴方達、生き返るためによく頑張った。とても立派だったわ。ねえ、ゾロリちゃん。地上に戻ったら夢に向かって一生懸命生きるのよ。前にも言ったけど、失敗しても構わないの。悔いのない人生を送ってから、ママのところへ来て頂戴。約束よ。ママにはそれが一番嬉しいの。」(←原文は全て平仮名です。)

ゾロリは正義の味方のかっこいいヒーローではない。もともとは「ほうれんそうマンシリーズ」の敵役。スピンオフが有名になってしまった成り行きそのもの。悪いことをたくさんする。いわゆるアンチヒーローだ。そんな彼をいつも見守ってくれている優しいママ。力尽きた時にいつだって助けてくれる心強いママ。そうだったのか。これが男たちの理想的な究極の母親像なのだ!そして、男たちの夢とは。を建ててを得ることなのか。そうだったのか。

男の子たちの理想と野望と希望のすべてがここにある。と思った。

「かいけつゾロリ」公式HP こちら → http://www.zorori.com/

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posted by kaho at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル的 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月09日

国会議員を精神分析する(水島広子)/ボスママって、、、健全な自己愛を育てる大切さ

前著の講談社現代新書の「親子不全〈キレない〉子どもの育て方」を読んでから読むとなお面白いと思うが、これだけでも十分面白い。こうなってくると心理書にするか育児書にするか。分類に困る。同じことなのだろう。

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国会議員を精神分析する―「ヘンな人たち」が生き残る理由 (朝日選書)

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本書ではクロニンジャーのパーソナリティ理論を基に「自己愛性パーソナリティー障害(NPD、Narcisstic Personality Disorder)」への理解を深めている。本書は政治の世界をいかにしてよくするか、ということを論じている。個々の対処法は載っていない。

自己愛性パーソナリティー障害といえば、ヒトラーやカラヤンを持ち出すまでもなく身近にいくらでも存在する。セクハラ、モラハラ、モラ夫、DV、長男教、毒親、ボスママ、お局、マウンテン女子、ジャイアン。他者への共感性が極めて乏しい究極的に自己中心的な人たちの一群だ。

国会議員や有名人の場合はどうなのか知らない。が、一般には自己愛性パーソナリティー障害とかかわるのは、時間の無駄。性格をおかしくされる。全てを奪われる。積み上がるものがない、、、とにかく良いことは一つもない。

世の中でよく言われている対処法はある。可能であれば「初めまして」の段階で。何らかの違和感を感じた場合、意識して相手よりも上から目線で接すること。不快なことがあれば、その場で即座に明瞭な不快表明をすること。マイペースを保つこと。すなわち、カモにはなりえないことをアピールするのだ。そして、可能な限り相手の方からフェイドアウトしていただく。あるいは逃げる。

実体のある健全な自己愛を育てるのが子育てだと著者は言う。好みもあるので一概には言えないが、自分の子どもを自己愛性パーソナリティー障害に育て上げるのはどんなものだろうか。子孫繁栄にかかわる気がする。幸せな家庭なぞ望めない。

本書にはないが、もう一つ大切なことがある。自分の子どもをそういう人たちの犠牲者(ターゲット)にしないことだ。友達間での主従関係を容認しないこと。不快なことに関して「No」をはっきりと言う癖をつけること。マウンティングされたら手加減無用。世の中には他者への共感性に乏しい人が結構な割合で存在することを、日頃から話題にしておくこと。遭遇したときの気構えを日頃から叩き込んでおくことだ。

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